
真田丸26話ネタバレ・あらすじ
豊臣秀吉は、嫡男の鶴松を失った後、関白の座を甥の秀次に譲る。その後、秀吉は泰平の世であるからこそ、武将に仕事を与え、謀反を起こさぬよう、朝鮮出兵を決断する。
朝鮮出兵は、当初、加藤清正が指揮をとり、順調であったが、明の派兵により戦況は膠着状態に陥る。そんな中、茶々は二人目を懐妊する。
秀吉は、朝鮮出兵の戦況が芳しくないことから、やつし比べ(現在の仮装大会)を開催しようと提案する。やつし比べで明るく振る舞うが、秀吉は苦悩していた。真田家では、とりの死期が近づいていた。
「戦がない世で、我らは何をすべきか」と悩む信幸、信繁に、とりは「自分の運命を持たぬものなどない。なすべきことをせよ」と助言し、間もなくこの世を去った。数日後、茶々は男児を出産。真田家の命運を握る豊臣秀頼が誕生した。
感想
真田丸26話『瓜売』では、朝鮮出兵が始まりました。過去の大河ドラマや歴史小説などでは、秀吉(小日向文世)が朝鮮出兵を決断した理由として、
- 秀吉が朦朧していたために起こした戦い
- 秀吉の成長主義が引き起こした身勝手な戦い
と描かれています。
しかし、真田丸で描かれていた秀吉は違いました。朝鮮出兵を決断した秀吉は信繁(堺雅人)に「泰平の世だからこそ、明に攻め入らねばならない。
人は、仕事がないとよからぬことを考える。だからこそ、攻めねばならぬのだ。」と言っています。人は仕事がないとよからぬことをするとは、秀吉らしい発言です。
確かに、人は目的や仕事がなければ、エネルギーが湧いてはきません。目的や仕事は、言わば生きる原動力です。人を熟知した秀吉だからこその決断でしたが、その決断は誤っていました。
日中戦争を起こした時の日本と同じと言っても過言でないかもしれません。戦争は、勝てば莫大な利益を国にもたらしますが、負ければ、大きな損失を生み出します。まず、戦に勝つには、相手のことを知らなければなりません。
国内の大名なら情報収集も容易いですが、相手が異国の地であれば、それは容易なことではありません。孫子の兵法書にも、「彼を知り己を知れば百選殆うからず」と書かれています。
これは、自分を知り、相手を知れば、絶対に負けない。自分を知り、相手を知らなければ、1勝1敗。自分を知らず、相手も知らなければ、絶対に負ける。との意味です。
朝鮮出兵では、孫子の兵法書に当てはめると「自分を知り、相手を知らない状態」でした。信長の意志を継ぎ、常に部下に目的を持たせ、マネージメントをする秀吉の姿は、印象的でしたが、ハイリスクの戦いをするには、年齢的に遅すぎましたね。
まとめ
真田丸26話『瓜売』で茶々(竹内結子)は二人目を懐妊します。後の豊臣秀頼です。豊臣秀頼は、病死した鶴松「幼名、棄(すて)」の反対語で「拾(ひろい)」と名付けられます。
この間に秀吉は、関白の座を甥の秀次(新納慎也)に譲っています。豊臣政権の維持を考えた人事だったのでしょう。しかし、再び秀吉に嫡男が産まれたことで、豊臣家に大きな嵐が吹き荒れます。
その嵐の前兆を感じ取っていた秀次の姿に心を打たれた方も多かったかもしれません。歴史に「たら、れば」はありえませんが、秀頼の誕生がなければ、秀次の手によって盤石の豊臣政権が維持できていたかもしれませんね。
5分で分かる真田丸26話『瓜売』
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