真田丸徳川と北条が手を結んだ3つの理由とは

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真田丸 9話 画像

転用:http://matome.naver.jp/

第9回「駆引」のラストにて手を結んだ徳川家康と北条氏政。

 

内野聖陽さん演じる家康と高嶋政伸さん演じる氏政が油断なく歩み寄り、向かい合って互いに肩を抱きながら不敵に、それぞれ相手を牽制するように高笑いするシーンは強く印象に残りましたね。

 

大大名同士の政治的駆け引きを端的に表していたと思います。信長の死によって力の空白が生じた旧武田領。

 

その支配権をめぐって徳川・北条・上杉などが互いに争い、さらに真田昌幸はじめ武田の遺臣や国衆たちの思惑も絡み、天正壬午の乱が勃発。

 

徳川・北条の和睦によって一応乱は終結するわけですが、真田昌幸の上野・沼田領の帰属問題という火種が残り、その後の第一次上田合戦へと続きます。徳川と北条がこのタイミングで手を結んだ理由について考えてみたいと思います。

 

理由1:北条氏政の事情

高嶋政伸さんの怪演によって存在感を見せつける北条氏政。

 

一般には後北条家を滅亡に追い込んだ暗君として評価の低い人物ですが、徳川・上杉と渡り合い後北条家の最大版図を築き上げた人物でもあります。

 

本能寺の変後滝川一益を上野から駆逐し、真田を臣従させ後顧の憂いを断つと信濃へと進軍。

 

信濃佐久郡を押さえ、木曽義昌など信濃国衆の取り込みを図りつつ、主力は北上し上杉軍と対峙。

 

しかし、第8回「調略」では草刈正雄さん演じる真田昌幸の謀略が冴えわたり、春日信達を謀殺することによって北条・上杉の矛先を逸らせることに成功します。

 

その後北条は主力4万を南下させ、甲斐に滞陣する徳川軍1万を三方向から包囲しますが、徳川の背後を突こうと差し向けた1万の別動隊が鳥居元忠など2千の徳川軍によって敗走(黒駒合戦)させられると、信濃の諸将にも動揺が広がります。

 

更には第9回「駆引」で描かれたように真田が北条の補給路を攻撃するなど、苦戦を強いられます。

 

真田の裏切りを知った氏政の苦々しい表情が苦境を物語っていました。かの有名な離婚騒動が芸の肥やしになって、演技の幅が広がったと評判の高嶋政伸さん。氏政が時折見せる暗い表情にはゾクッとさせられるものがありますね。

 

理由2:徳川家康の事情

信長の死後、旧武田領へと手を伸ばす徳川家康。

 

信長から甲斐を任されていた河尻秀隆が一揆勢に殺害されると、家康は甲斐へ進出。北条に先んじて甲斐の大半を抑えることに成功します。

 

家康は狸親父らしい抜け目のなさで、羽柴秀吉の了解を取り付けつつ軍勢を進めます。

 

黒駒合戦の敗北で動揺する信濃を抑えるため、北条は上野の軍勢の一部を信濃へ差し向けますが、そこで真田が徳川へと寝返り補給が脅かされるようになります。

 

ただ、第9話「駆引」で昌幸が「負けそうだからよい」と、徳川に恩を売るために寝返る様子が描かれていたように、強大な北条軍は家康にとって脅威でした。

 

昌幸は家康の足元を見て信濃・諏訪に加え甲斐に二千貫文の領地、更には上野・沼田を要求。内野聖陽さん演じる家康は苦り切った表情を見せていましたね。

 

脚本の三谷幸喜さんとしては後々の伏線として描いているのでしょうか。

 

家康は北条との講和条件として、甲斐・信濃を得る代わりに上野は北条の切り取り次第に任せるとしていますが、真田から見れば背信行為以外の何ものでもありません。結局この上野・沼田領をめぐる確執が昌幸と家康の対立を引き起こし、後北条家の滅亡の引き金を引くことにもなります。

 

理由3:上杉景勝、信濃国衆の動向

第8回「調略」では昌幸の策謀によって煮え湯を飲まされた格好の遠藤憲一さん演じる上杉景勝。信頼していた春日信達に裏切られ「つくづく人の心は分からぬものだな」と、嘆き悲しむシーンが印象的でした。

 

さて、天正壬午の乱における上杉家の動向ですが、信長の死によって柴田勝家は越中・魚津城より撤退、さらに春日山城近辺まで侵攻していた森長可も撤退し、景勝は窮地を脱します。

 

その後、上杉軍はは森を追撃し信濃に攻め入ると、そのまま北信濃を掌握。さらには川中島以南の領有化も目指します。また、信濃の有力国衆である木曽義昌の動向も第7回「奪回」で描かれていましたね。

 

乱に乗じて勢力を拡大すべく、木曽義昌は滝川一益の撤退を妨害。一益が連れていた信繁やとり、きりなど信濃国衆の人質をまんまと手に入れることに成功します。

 

ただ、史実において木曽義昌はあまりうまく立ち回れず、上杉によって深志城を奪われるなどの失態を犯し、ドラマの中で描かれた人物像同様の小悪党じみた間抜けな役回りを演じています。

 

さて上杉景勝ですが、新発田重家の謀反への不安もあり、信濃北部4郡の領有と川中島以南へ上杉軍が出兵しないことなどを条件に北条と講和を結んで兵を引き、家康を焦らせます。

 

まとめ

『真田丸』の放送開始当初、三谷幸喜さんの喜劇色が強く出過ぎることへの警戒感がありましたが、ここへきてようやく戦国時代の物語らしくなってきましたね。

 

とは言っても合戦シーンは少なく、もっぱら会話劇で進んでいくのでやや物足りない気もしますが。しかし、高嶋政伸さんや内野聖陽さんの怪演・好演を楽しむにはそちらの方がいいのかもしれません。

 

徳川・北条の講和成立によって天正壬午の乱は終結。昌幸に煮え湯を飲まされた両大国が逆に生意気な小土豪を窮地に追い込む、といった図式で描かれていましたが、この後上野・沼田領をめぐって第一次上田合戦が勃発。

 

徳川・北条は再び真田昌幸にしてやられることになります。三谷さんが如何なる策略を描いてくれるのか楽しみですね。

 

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