
サイコパス橘カラを演じる菜々緒さんの演技が光っている実写ドラマサイレーン。放送を重ねるごとに、橘カラの正体や目的について深く知りたいという方が出てきているのではないでしょうか。
今回は、そんなご要望にお応えして、サイレーンの最終回ネタバレをしていきたいと思います。もし、あなたがサイレーンの最終回を楽しみにしているのなら、この記事は読まないでください。重要な秘密を開示していきますので、心して読み進めてください。
Contents
橘カラの知られざる計画
あまりにも残忍で知略的な殺人を繰り返す橘カラ。しかし、その殺人は衝動的ではあるものの、すべてが計算し尽くされた計画的な犯行であるというのがミステリアスですよね。橘カラにとっての正義はいったいなんなのか、そして、なんのために殺人を続けるのか、、、それは『殺した人間の力を自分の中に取り入れる』ことだったんです。
橘カラは自己顕示欲が強く、自分の力をさらに強くするために、元恋人であった高槻とおるを殺害することで優しさを手に入れ、キャバクラの女マネージャーを殺害することで自信を手に入れていました。
もちろん、そのプロセスで邪魔になった存在はすべて抹殺してきた橘カラ、一見冷静沈着に見える殺害ですが、そこには常軌を逸した殺害動機があったのです。まさに、サイコパスですよね。そして、一番驚愕だったのが、橘カラは橘カラではなかったという事実です。
おそらく、意味がわからないと思われる方がいるかもしれませんが、現在の橘カラは、高校時代に自分とおなじような孤独な存在である本物の橘カラと出会い、強く憧れを持つようになるんです。そして、本物の橘カラが両親を失い、天涯孤独の身になったときに、自分が橘カラになることができるという衝動が沸き起こり、殺害してしまうんです。そして、整形を行い、戸籍を奪い、見事に橘カラになってしまうんです。
恐ろしいことですが、橘カラではない偽りの存在が、橘カラという仮面を被ったのがこのときなんです。橘カラが人を殺すことで魂を入れ替え、自分自身をグレードアップしていくという思考なんです。おかしな思考の持ち主ではありますが、心の奥底にとてつもない深い闇があることを感じますね。本当に求めているものがわからず、外部から取り入れることで自分の精神や感情を安定させているように見えます。
おそらく、本当の自分と向き合うことに恐怖を感じ、押さえ込むことによって生じてしまう衝動が、人を殺害するエネルギー源になっているのではないでしょうか。どんな理由にせよ、恐ろしいことです。
橘カラが欲しいたった1つのものとは
そんなサイコパス橘カラが求めているたった1つもの。それは、猪熊ゆきのなかに宿っている正義感です。猪熊ゆきを殺害することで、自分のなかに正義感を獲得し、完璧な存在になることを求めています。ある意味、神を崇拝している信者が、あるはずのない完璧を求め、自分のなかの聖書を信じ続けているような感じですね。
衝動的な行動を押さえることができない自分の行動に対して矛盾を感じ、なにが自分にとって正義なのかわからないくなってきたからこそ、猪熊ゆきのような正義感に惚れてしまったのではないでしょうか。
しかし、現実問題として、殺すことで相手の力を手にれることはできません。そんな簡単に力を得ることができるなら、人間は道を誤ったりしませんし、失敗することもないと思います。ある意味、短絡的な思考と思われるかもしれませんが、これは橘カラにとっての教義であり儀式なんでしょう。古代、神の力を得るために行われていた生贄の儀式のように、橘カラにとっては神聖なことだったんだと思います。
そうして殺人を続けていくなかで、その教義が間違っていること、本当に求めていることはこんなことではないことに気がつき始め、心の奥底では、まったく違ったことを求めている。その求めていることを猪熊ゆきから手に入れたい。そう考えているように感じました。
悲しすぎるサイレーン最終回
里見や猪熊に正体がばれそうになった橘カラは、自分の過去を話すために猪熊ゆきを別荘に資料があるから来てほしいと言って誘います。そして、別荘に着くと、猪熊ゆきの隙をついて気絶させてしまい、地下に監禁してしまうんです。あー怖い( ;´Д`)
監禁されている猪熊ゆきを助けるために里見は渡の別荘にたどり着きますが、橘カラに罠にまんまと引っかかり捕まってしまいます。勘が鋭いんだか、ドジなんだかわからないですね。しかし、なんとか形成が逆転し、橘カラを追い詰めた時に猪熊ゆきが、『お前が一番殺したい人間は、お前自身だ!』という、橘カラの心の核心部分をついてしまう言葉を発し、精神が崩壊してしまいます。
そして、いままで尋常じゃない精神力で抑えていた整形の後遺症の痛みの我慢ができなくなり、その場で倒れてしまうんです。こうして橘カラは、自らの精神を保つことができなくなり、逮捕されてしまうんです。数々の殺人事件を引き起こした怪物として世間を賑わせた橘カラですが、犯行についてはすべて黙秘を使い、まったく証言をしようとしません。
そんななか、猪熊ゆきは橘カラの出生地を訪れ、橘カラの本当の名前を知りました。こういった流れでめでたしめでたしとなりそうですが、そうは問屋がおろしませんでした。公判当日にある事件が発生してしまうんです。そして、車で脱走した橘カラは、猪熊ゆきを連れ去り、ホテルの一室へ連れ込みます。
もはや、自分の精神を保つことができていない橘カラは衝動的に人間の命を奪ってしまう自分を理解してほしいと、猪熊ゆきに自分を開示し始めます。もちろん、猪熊ゆきはそれを否定し、最後まであきらめてはいけないことを告げ、橘カラの本当の名前である『サチ』という名前を呼びます。そして、罪と向き合うよう説得をするんです。
現実と橘カラのなかの世界観が完全なる不一致を起こし、どうしていいかわかならくなった『サチ』は、窓から転落しようとしますが、里見たちによって阻止され、再逮捕されてしまうのでした。
まとめ
「より美しい方がすべてがうまくいくでしょ。」
明らかに正常者では考えつかないような独自の世界観のなかで生きてきた橘カラ。自己顕示欲が強く、完璧な存在になることで、認めてもらいたいという欲望を満たそうという人生を歩んできたんでしょう。完璧になるために殺害を繰り返すが、いつまでたっても満たされない。いったいなにがいけないのかわからなくなっていたんでしょうね。
ある意味、自分だけが信じている正義をもとに行動をする独自の宗教観が作り出した幻想に支配されていたんだと思います。衝動的に殺人を起こしてしまうことこそ、本能的であり、欲望を発散している行動でしかありません。
そんな自分を正当化するための材料として、画期的な存在、それが猪熊ゆきだったのかもしれませんね。人間のとても深い心理をついた物語ではありましたが、こういったストーリーを生きてしまうことは誰にでもあることだと思います。
いまでこそ、社会的なシステムが出来上がっており、二元論という近代的な思想体系がベースとなっていますが、中世ヨーロッパ時代には、こういったサイコパス的な要素をもった異常者はたくさんいたのではないでしょうか。ただ、1つ言えることは、これだけ深い人間心理をベースとしたキャラクターを好演している菜々緒さんの演技力が素晴らしいというところですね。
【速報】サイレーンの黒幕が判明
今回のドラマサイレーンのオリジナルストーリーでの黒幕は誰なのかというと…猪熊由貴の双子のお姉さんでした!「えっ!なにそれ?」と、思われた方がいるかもしれませんが、今回さまざまな伏線が仕掛けられたにもかかわらず、最終回では予想を完璧に裏切られる結末となりましたね。
そう、猪熊由貴が偽物だったんです。しかも、偽物であることがバレた理由が、猪熊由貴が嫌いなものを食べたことが原因であるところがまた面白かったですね。
まさか、正体が猪熊由貴の実のお姉さんであったなんて、誰にもわからなかったのではないでしょうか。この最終回には賛否両論があると思いますが、オリジナルストーリーとしてはおもしろかったと思います。
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