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夏目三久妊娠!有吉と結婚するの?好きになった理由を検証してみた

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夏目三久アナ 有吉 妊娠 結婚 画像
転用:http://boukenka.info/

有吉弘行さんと夏目三久アナが、真剣交際されていることが23日にわかりましたが、まさか、24日の3時にYahooニュースにで、夏目三久アナが妊娠しているのとは・・・

 

これは衝撃的なニュースですよね。

 

有吉弘行さんといえば、芸能界で苦労をしながらも、毒舌を武器にしたキャラクターで、現在さまざまな看板番組をもち、ご活躍されています。

 

そうとうお金も稼いでいると思いますし、まだ結婚するとは思えなかったのですが、いったい有吉弘行さんと夏目三久アナの交際は、どういったきっかけから発展していったのでしょうか。

 

ということで、有吉弘行さんと夏目三久アナが交際した理由について検証していきたいと思います!

 

有吉弘行さんが夏目三久アナを真剣交際に発展した理由

理由1:番組で共演して好きになったから

番組で共演したことが出会いのきっかけだそうです。

 

ライブドアニュースにも、

2人が親しくなったのは、11年4月に放送開始したテレビ朝日系バラエティー「マツコ&有吉の怒り新党」(水曜午後11時15分)での共演だった。

引用:http://news.livedoor.com/article/detail/11925661/

 

といった内容が表記されていましたからね。

 

ドラマで共演した俳優さんと女優さんが真剣交際するというお話はよく耳にしますが、わりとライトな関係性で番組が進行するバラエティー番組の共演で真剣交際に発展するとは意外ですね。

 

年齢も10歳と、一回り離れているのですが、夏目三久アナは賢く、知性的なので、有吉弘行さんと話を合わせるのもうまいのでしょう。

 

やはり、バラエティー番組のMCなどを務めていることもあり、アイドルを相手にしているよりも、知性が高いアナウンサーというブランドに、有吉弘行さんは魅了されたのではないでしょうか。

 

では、夏目三久アナはどのように考えているのでしょうか・・・

 

理由2:有吉弘行さんの毒舌キャラが好きだから

アナウンサーとして、気が強く、負けず嫌いな一面のある夏目三久さんですが、あまり言われたことがない、有吉弘行さんの毒舌が気に入っていたのかもしれませんね。

 

また、一回り違う有吉弘行さんクラスの大物から好意をもたれたら、普通に嬉しいと思います。

 

東京外国語大学外国語学部を卒業し、フリーアナウンサーとして活動をしているからこそ、普通の男性では満足することができなかったという理由もあるかもしれません。

 

実際、夏目三久アナのテレビで発しているエネルギーは力強く、普通の男性では受け止めきれないくらいのポテンシャルを秘めていますからね。

 

そういった意味では、有吉弘行さんの毒舌は、いままで受けたことがない新鮮で魅力的な体験だったのかもしれません。

 

でも、インパクトがあっただけでは、妊娠するような関係性まで発展しませんよね。正式に夏目三久アナの妊娠を発表をした以上、結婚についても考えていかなければいけません。

 

理由3:有吉弘行さんの芸人として飛躍に期待していたから

結婚について考えると、やはり、有吉弘行さんの芸人としての飛躍に期待している面も大きいのではないでしょうか。

 

事実、バラエティー番組の大御所といわれているMCの方々は、少しずつ影を潜めてきており、有吉弘行さん世代の芸人さんたちが業界をリードするようになってきていますからね。

 

これからは、芸能界の流れを大きく揺るがすような立ち位置に有吉弘行さんも入り込んでいかれるのではないでしょうか。

 

また、夏目三久アナの仕事も、フリーアナウンサーなので、お子さんをご出産されたら、すぐに復帰することができるというものいいですね。

 

まさか、妊娠するとは意図していなかったとしても、このお二人なら、うまくこの状況を切り抜けていけるのではないでしょうか。

 

まとめ

最近、芸人さんの結婚報道をよく耳にしますが、まさか、有吉弘行さんと夏目三久アナの真剣交際報道の次の日に、妊娠の報道がされるとは思いませんでした。

 

「順番があるでしょ!」と、言いたいところですが、おめでたい話ですよね^^

 

次は、出産の報道が先になるのか、結婚の報道がされるのか。楽しみなところです。お二人が幸せな未来を築き上げることができるように、心から祈っております。

 

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ニュース

ゆれくる誤報コールが起こった3つの可能性【アプリ】

ゆれくるコール アプリ 画像

ゆれくるコールというアプリによって、いま日本中が大騒ぎしていますね。

 

福島地震、熊本地震と続いているので、関東、しかも東京のど真ん中の震源地でマグニチュード9.1、震度7なんていう表示がされたらビビりますよね。

 

実際には、地震は起きていないので誤作動なのではないかと思われますが、なんだか不吉な予感がしませんか?

 

普通に考えて、誤作動なんてそんなに起こるものではないですし、これだけ地震にシビアになっているのに、誤作動を起こすようなアプリを一般市民が使えるようにしないですよね。

 

アプリを信用している人からしたら、不安感しかないと思います。だとしたら、なぜこのような誤報がゆれくるコールで起きたのでしょうか?これには3つの可能性が考えられると思います。

 

(※あくまで仮説として考えた可能性なので、事実ではありません。)

 

可能性1:磁場の変化による影響

2016年の秋にポールシフトが起こるということが言われており、地球規模で磁場に変化が訪れるという情報が出ています。

 

実際、日本の異常気象や災害から考えても、磁場の変化が起きているのは間違いないと思いますが、もしかしたら、その変化を敏感にアプリがキャッチしたのではないでしょうか?

 

どう考えても、ゆれくるコールからこんなお知らせが届くなんておかしいですからね。

 

もしかしら、磁場の変化がこれから一気に起こるという予知を察知したのかもしれません。

 

どういった状況なのかは、事実確認が出来次第、こちらのサイトにアップしようと思いますが、この可能性は濃厚だと思います。

 

でも、日本地図だけに地震の影響を受けている表示になっているのでこれはちょっと矛盾しているんですよね。

 

ポールシフトによって磁場の変化が起きたのなら、世界中に影響があるはずです。そうなると、もう1つの可能性が考えられますね。

 

可能性2:システムが乗っ取られて操作された

アプリのシステムが乗っ取られて操作された可能性です。

 

日本国民をパニックに陥れるテストをゆれくるコールというアプリで行ったのではないか?ということだって考えられます。

 

もし、そうだったとしら、ポケモンGoなんかはかなり危ないですよね。

 

あれは海外が開発したアプリですし、情報をいかようにも操作できます。ある意味、ポケモンGoに熱中している人間を思い通りに動かすことができますからね。

 

スマホやアプリを使ってテロを仕掛けられることも近年起きるかもしれないですね。いやー怖いです。

 

でも、これはあくまで可能性の話です。実際、もしかしたら、なにもなかったかもしれないですからね。

 

可能性3:本当に誤作動だった

本当に誤作動で済んでいればいいですよね。

 

ただ、誤作動であった場合には、ゆれくるコールというアプリにユーザーは全員アプリをスマホから消去すると思いますが。

 

ゆれくるコールとしては、死活問題ですが、誤作動であってくれた方が安心します。

 

でも、なにか裏にありそうな気はしますよね・・・

 

事実がどうなのか明らかになっていないので、はっきりとはわからないのでなんともいえませんが、いったいゆれくるコールにはなにが起きたのでしょうか・・・

 

 

ゆれくるコール アプリ 画像

 
う〜ん、気になる!!!
事実確認が出来次第、詳細はこちらのサイトにアップしますので、お待ちください!

 

もしかしたら、びっくりするような事実があるのかもしれませんよ^^

期待大ですね。

 

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大河ドラマ 真田丸

真田丸26話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ『瓜売』

真田丸 画像
転用:http://mantan-web.jp/

真田丸26話ネタバレ・あらすじ

豊臣秀吉は、嫡男の鶴松を失った後、関白の座を甥の秀次に譲る。その後、秀吉は泰平の世であるからこそ、武将に仕事を与え、謀反を起こさぬよう、朝鮮出兵を決断する。

朝鮮出兵は、当初、加藤清正が指揮をとり、順調であったが、明の派兵により戦況は膠着状態に陥る。そんな中、茶々は二人目を懐妊する。

秀吉は、朝鮮出兵の戦況が芳しくないことから、やつし比べ(現在の仮装大会)を開催しようと提案する。やつし比べで明るく振る舞うが、秀吉は苦悩していた。真田家では、とりの死期が近づいていた。

「戦がない世で、我らは何をすべきか」と悩む信幸、信繁に、とりは「自分の運命を持たぬものなどない。なすべきことをせよ」と助言し、間もなくこの世を去った。数日後、茶々は男児を出産。真田家の命運を握る豊臣秀頼が誕生した。

感想

真田丸26話『瓜売』では、朝鮮出兵が始まりました。過去の大河ドラマや歴史小説などでは、秀吉(小日向文世)が朝鮮出兵を決断した理由として、

  • 秀吉が朦朧していたために起こした戦い
  • 秀吉の成長主義が引き起こした身勝手な戦い

と描かれています。

しかし、真田丸で描かれていた秀吉は違いました。朝鮮出兵を決断した秀吉は信繁(堺雅人)に「泰平の世だからこそ、明に攻め入らねばならない。

人は、仕事がないとよからぬことを考える。だからこそ、攻めねばならぬのだ。」と言っています。人は仕事がないとよからぬことをするとは、秀吉らしい発言です。

確かに、人は目的や仕事がなければ、エネルギーが湧いてはきません。目的や仕事は、言わば生きる原動力です。人を熟知した秀吉だからこその決断でしたが、その決断は誤っていました。

日中戦争を起こした時の日本と同じと言っても過言でないかもしれません。戦争は、勝てば莫大な利益を国にもたらしますが、負ければ、大きな損失を生み出します。まず、戦に勝つには、相手のことを知らなければなりません。

国内の大名なら情報収集も容易いですが、相手が異国の地であれば、それは容易なことではありません。孫子の兵法書にも、「彼を知り己を知れば百選殆うからず」と書かれています。

これは、自分を知り、相手を知れば、絶対に負けない。自分を知り、相手を知らなければ、1勝1敗。自分を知らず、相手も知らなければ、絶対に負ける。との意味です。

朝鮮出兵では、孫子の兵法書に当てはめると「自分を知り、相手を知らない状態」でした。信長の意志を継ぎ、常に部下に目的を持たせ、マネージメントをする秀吉の姿は、印象的でしたが、ハイリスクの戦いをするには、年齢的に遅すぎましたね。

まとめ

真田丸26話『瓜売』で茶々(竹内結子)は二人目を懐妊します。後の豊臣秀頼です。豊臣秀頼は、病死した鶴松「幼名、棄(すて)」の反対語で「拾(ひろい)」と名付けられます。

この間に秀吉は、関白の座を甥の秀次(新納慎也)に譲っています。豊臣政権の維持を考えた人事だったのでしょう。しかし、再び秀吉に嫡男が産まれたことで、豊臣家に大きな嵐が吹き荒れます。

その嵐の前兆を感じ取っていた秀次の姿に心を打たれた方も多かったかもしれません。歴史に「たら、れば」はありえませんが、秀頼の誕生がなければ、秀次の手によって盤石の豊臣政権が維持できていたかもしれませんね。

5分で分かる真田丸26話『瓜売』

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真田丸25話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ『別離』

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真田丸25話ネタバレ・あらすじ

豊臣秀吉は遂に天下統一を成し遂げた。そんな中、利休は北条に武器を売ったことが原因で秀吉の怒りを買う。

 

さらに、利休は大徳寺に自身の木像を作らせ、飾らせていたことで、秀吉に切腹を命じられる。権力を手中に収めた秀吉であったが、嫡男の鶴松が病に伏せてしまう。

 

世間では切腹した千利休の呪いではないかと噂されていた。

 

徳川家康と昌幸は、豊臣の跡継ぎがいなくなることで、秀吉一代で終わる可能性が高くなったと考えていた。秀吉は、鶴松が病に伏せる中、茶々とともに付きっきりで看病する。

 

だが、両親に見守られながら、鶴松はあまりにも早い生涯を終える。茶々は、「私の大切な人たちは、皆死んでしまう。」とつぶやく。呆然とした茶々は、寧に抱きしめられ、堰を切ったように声をあげて泣く。

 

感想

真田丸25話『別離』では、二人の別れがありましたね。一人は千利休(桂文枝)。もう一人は秀吉(小日向文世)の嫡男鶴松です。

 

この世との別離の日を迎えた二人にスポットを当ててみたいと思います。千利休は、織田信長、豊臣秀吉という天下人に仕え、茶道千家流の始祖となった茶聖と呼ばれ、現在に伝わる茶道を生み出した人物です。

 

利休の茶の湯は、無駄なものを一切省いたもので、茶の湯に使われる道具もそれまでもてはやされていた中国の茶器などではなく、国産の道具を使い、自分でデザインしたものも職人に積極的に作らせていました。

 

また、利休の追い求めた美は、「侘び」と呼ばれ、豪華絢爛で誰もが綺麗と感じるものではありません。「侘び」を美しいと感じるには、美を認識するための知識とそこから想像力を膨らませる文化的な感性が必要でした。

 

表千家のウェブサイト『利休のことば~「わび」の思想』の中で、侘びとは「直接目に見る美しさではなく、その風情のなかに美的な境地や、心の充足を探求しようとする精神をもって見ることのできる美しさ、すなわち「目」ではなく、「心」で見る美しさが利休の「わび」であり、利休の茶の湯を語るキーワードともいえるでしょう。」と紹介されています。

 

この「心」で見る美しさを追求した利休の死は日本文化の発展に大きな痛手となります。
一方、秀吉は誰が見ても感嘆の声をあげるような豪壮さを好んでいました。派手好みであった信長の感性を引き継いでおり、利休とは正反対のものでした。

 

そんな秀吉の嫡男、鶴松は2年余りの短い生涯を終えます。鶴松は、天正17年(1589年)に秀吉の嫡男としてこの世に生を受けます。秀吉53歳。

 

待望の我が子の出生に大変喜び、長寿を祈って「棄(捨)」と名付けます。これは、「捨て子は育つ」という迷信を信じたものであると考えられています。しかし、秀吉の思いも虚しく、天正19年(1591年)に病を罹り、わずか数え3歳で死去します。

 

その遺影は東福寺に運ばれました。秀吉の落胆は大きく、東福寺で髻を切って喪に服します。徳川家康、毛利元就ら諸大名もこれに尽く従って剃髪し、髪の毛の束が山になったと言われています。

 

この鶴松の死によって、豊臣の未来に暗雲が立ち込めます。利休の切腹と鶴松の病死の因果関係はわかりませんが、時期が近接するだけに利休の呪いと信じられても不思議ではありませんね。

 

まとめ

真田丸25話『別離』では、茶々(竹内結子)が初めてとも言える喜怒哀楽の「哀」の感情を出します。父浅井長政、母お市の方が織田信長、豊臣秀吉によって自害に追い込まれ、その秀吉との間に授かった息子も病気で失ってしまいます。

 

信繁(堺雅人)に「哀」の感情はないと豪語していた茶々ですが、愛息の死によって、「哀」の感情が溢れ出します。この「哀」の感情は、息子との別れ以外にも、自分の立場が鶴松の死によって危うくなることを理解していたのかもしれません。

 

豊臣と茶々の関係は、鶴松、秀吉が生きていてこそ。世継ぎを失った茶々の立場が危うくなるのは当然のことです。ここから、茶々の戦が始まると言っても過言ではないかもしれませんね。

 

今後、茶々には秀頼の出産、秀吉の死、関ヶ原の戦い、大坂の陣と大きな分岐点が待っています。

 

5分で分かる真田丸25話『別離』

 

 

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真田丸24話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ『滅亡』

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真田丸24話ネタバレ・あらすじ

 

信繁は、北条氏政と対峙し、開城、降伏を促す。氏政は、信繁の説得により、秀吉に降伏することを決断する。北条氏直は秀吉の軍門に下る。

 

氏政もまた、その後に城を出る。命は保障すると約束していたが、秀吉は約束を反故し、氏政に切腹を命じようとしていた。ところが、徳川家康、上杉景勝、昌幸らは氏政の命を守ろうとしていた。

 

家康らが説得するも氏政の切腹する意思は固く、氏政はついに切腹。氏直も仏門に入る。これにより、北条は滅亡することとなった。昌幸は、氏政の兜を使い、忍城を無血開城させる。

 

秀吉は昌幸の働きを評価し、「沼田城は安堵。徳川の与力大名の話、なかったことにする。徳川をしっかり見張ってくれ」と言い、昌幸は驚嘆する。

 

伊達政宗は、秀吉に気に入られる一方、信繁に「もう20年早く生まれていれば、もう少し京に近く生まれておれば、大広間の首座に座っておったのは儂だった」と言い、悔やむ。北条を滅ぼし、ついに秀吉は、天下統一を宣言する。

 

感想

真田丸24話『滅亡』では、信繁(堺雅人)の交渉術が光りました。信繁を前にした北条氏政(高嶋政伸)は、家臣に「殺せ」と命じます。

 

ここで、氏政は、真田に振り回されたことを恨んでいること口にします。一方、信繁は「私は豊臣の使者として参ったのであり、真田家のものとしてやってきたのではございません。頼みの綱の伊達政宗も、豊臣に下りました。もはや、勝負は決しました」と信繁は言ってのけます。

 

そして、北条の城はほぼ豊臣側に落ち、因縁の沼田城も真田が奪い返したと伝えます。氏政は、「どうせ秀吉と戦をするなら徳川や伊達と手を組み天下を分けるような大戦をしたかったと」悔しさを口にします。

 

そんな氏政に信繁は今、秀吉に頭を下げれば命までは取られないと説得をします。結局この場では答えは出ませんでしたが、氏政の心に変化が生じます。やはり折衝ごとは、相手の立場を尊重しなければ、相手は動きません。

 

自分の意見を押し通そうとすると相手は、反発してしまうものです。氏政の心を動かした信繁の折衝力に焦点を当ててみたいと思います。

 

最初に信繁は、自分の立場を明らかにしています。真田昌幸(草刈正雄)の息子の立場ではなく、豊臣の使者として参上したことを告げることで、氏政の怒りの矛先をずらします。

 

次に、自分を殺すのは、徳川家康(内野聖陽)からの書状を見てから判断するように促します。これで、自分の命を捨てる覚悟で参上していることを相手に伝え、家康の書状に託します。

 

そして、氏政が家康の書状を確認した後、頼みの綱の伊達政宗(長谷川朝晴)が北条に下り、客観的に北条に勝算がないことを伝えます。

 

最後に、北条側の城が次々に落城していること、さらに沼田城を取り返したことを伝えます。沼田城を取り返したことを伝えることで、真田と北条との戦いも終わったことを暗に伝えています。

 

氏政の反感を買うおそれもありましたが、沼田城の落城の知らせは、氏政の戦意を喪失させる最大の決め手となりました。

 

相手の立場に立ち、自分の命を捨てる覚悟で説得しなければ、相手の心を動かせないことを理解していた信繁。見事な折衝でした。

 

その後、氏政は約束を反故され切腹しますが、北条から関東の地を受け継いだ家康に氏政の意志は引き継がれます。

 

まとめ

真田丸24話『滅亡』では、氏政の意志の強さに驚きました。ここまで食えぬ男を演じてきた氏政でしたが、死に際は見事なものでした。家康、上杉景勝(遠藤憲一)、昌幸は、死を選ぼうとする氏政に説得を試みます。

 

昌幸は「もう一暴れ、したいとは思いませんか」と説得しますが、氏政は「お主たちの働きぶり、あの世で見物させてもらう」と口にし、決心は変わらないと氏政は言います。その後、氏政は、最後の汁かけ飯を食い、切腹します。250万石を治めた大大名であった氏政。死に際は見事でした。

 

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グッドパートナー9話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ

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いよいよ最終回を迎えるグッドパートナー。最終話ではクライアントの離婚協議に佳恵の移籍問題も絡み、激しいぶつかり合いが必至の展開。元夫婦はこのまま永久に別れてしまうのか?娘・みずきの思いは踏みにじられてしまうのか?スタイリッシュな法務&ホームドラマの結末はいかに?

 

ここぞという場面でおもむろに弁護士バッチを外し、”一人の人間として”熱く語り、世の中の理不尽さに立ち向かってきた咲坂。

 

スタイリッシュな見た目とは裏腹に、クライアントの利益を守るために泥臭いやり方を厭わない性格の持ち主。当初。新人の熱海からは冷ややかな視線を浴びせられていましたが、その熱海も次第に感化され熱い男へと成長しつつあります。

 

一方の佳恵は、離婚した元夫の咲坂に時にイラつきつつ、アソシエイトの”レッド”こと赤星元をビシバシ使いこなし、事務所のエースを自認しています。

 

佳恵の最大の関心事は、現在咲坂と一緒に暮らす娘・みずきの存在。みずきの小学校卒業後に親権変更の協議を控え、さらには自らの再婚も頭の片隅に置きつつ、咲坂とは微妙な距離感を保つのですが・・・

 

ヴィーナス法律事務所の代表・美山亜希子から誘いを受ける佳恵は、神宮寺法律事務所を辞めてしまうのでしょうか?最終回にきて、元夫婦の微妙な距離に大きな変化が?

 

「”ベストフレンド”からやり直したらいい・・・」神宮寺からそんなアドバイスを受け、自分と佳恵との関係を見つめ直そうとしている咲坂は・・・

 

グッドパートナー9話あらすじ・ネタバレ

ヴィーナス法律事務所の代表・美山亜希子から移籍を持ちかけられた佳恵。事務所への出勤途中、ぼんやりとそのことを考えながら歩いていました。

 

一方の咲坂は、みずきから三人で一緒に暮らしたい・・と言われたことがずっと引っ掛かっています。事務所へのエレベーターを待っていると、遅れて熱海がやって来ました。

 

株主総会で勝つために、どうやって委任状を獲得するか・・これぞビジネスロイヤーという昨日の仕事に、感慨深げな熱海。

 

咲坂はそんな熱海には構わず、「離婚した時と今とじゃ、二人とも変わってんじゃないのかな・・・」という、ボス・神宮寺の言葉を思い返していました。そこへ佳恵も合流。エレベーターのドアが開くと、咲坂を押しのけさっさと乗り込む佳恵。ムッとした咲坂は続けて乗り込もうとした熱海に八つ当たりする始末。

 

三人が事務所に到着すると、旧知の名木裕子が待っていました。「お誕生日おめでとう!」そう言って裕子は、自分の作ったフラワーアレンジメントをプレゼントする裕子。

 

ナギダイニングの社長夫人・名木裕子。咲坂のクライアントで佳恵とも親しく、家族ぐるみの付き合い。「もうこっちは家族じゃないけどね」熱海がボソッと呟きました。「・・・実は、今日は相談もあって」裕子が本題を切り出しました。

 

独立してフラワーアレンジメントの会社・花凛を創業した裕子。しかし、二人が渡された名刺を見ると、そこには”山田裕子”と書かれています。「公私ともに・・独立したの、私」さばさばした表情で話始めました。「ナギダイニングは辞めて・・主人とは離婚します」”離婚”という言葉に反応する咲坂と佳恵。

 

十年前に企業家セミナーで出会った名木夫妻。夫・登志夫の会社ナギダイニングは、業績が右肩上がりでいたって堅調。妻・裕子は結婚後にフラワーアレンジメントの資格を取り、全てのテンポに飾る花をアレンジしていました。

 

ところが、仕事の幅を広げたい裕子と、反対する登志夫との間で諍いが絶えず、子供もいないことから離婚を決意した裕子。自分の事を従業員としか見なさない夫に嫌気がさし、元々自分で起業したいとの思いもありました。

 

1週間前に家を飛び出した裕子ですが、登志夫は離婚には絶対反対。裕子は咲坂たちに離婚協議の代理人と、花凛の顧問弁護士になってほしいのですが・・・「それは無理です」話を聞いた赤星が、弁護士倫理に反する依頼を断ります。

 

しかし、「・・・少し・・考えさせて」佳恵が意外な事を言い出しました。すがるような目で佳恵を見つめる裕子。ですが、裕子の依頼を引き受けるのは難しい・・神宮司も難色を示します。一方の夫・登志夫は裕子の行動に激怒していました。

 

いきなり家を飛び出し新会社を設立。揚句、従業員を2人も引き抜いたことに怒り心頭なのです。「株式会社・花凛に対して、法的手段に訴えると」咲坂が神宮寺に報告します。離婚したい妻と反対する夫、会社の問題も絡みこのままでは佳恵は裕子の見方は出来ませんが・・・

 

佳恵が裕子の元を訪ねると、メディアの取材を受けているところでした。高部プロダクションの社長・高部明良が裕子のプロデュースを請け負っているようです。活き活きと働く裕子を見て、佳恵は決断を下しました。

 

「今月で・・この事務所を辞めさせてください」佳恵からの突然の申し出に、驚きを隠せない神宮寺。「一応・・理由を教えてくれないか・・何処かから誘われたのかい?」あくまで紳士的な神宮寺。裕子さんの味方になってあげたい・・そして、”プライベートな理由”をあげる佳恵。神宮寺は、一つ大きなため息をつきました。

 

「咲坂先生と離婚した時に、君がうちを出て行くかもしれないと・・覚悟したんだが」神宮寺が佳恵の目を見つめて、語りかけます。「あの時は・・意地になってましたから」どうして自分が出て行かなければならないのか?と。

 

そんな意地ももう無くなった佳恵。「・・・残念だ」でも今の君たちにとってはその方がいいのかもしれない・・そう言ってフッと笑いました。「今までありがとう。夏目先生」佳恵と握手を交わし、神宮司は佳恵の移籍を認めるのでした。

 

「どうしていきなり?」話を聞いた咲坂が、荷物の整理をしている佳恵に尋ねました。佳恵は多くを語らず、ただヘッドハンティングされた・・とだけ説明します。「うちのクライアントは連れてけないぞ」ぶっきら棒な態度の咲坂。

 

「クライアントはもういるわ」そう言って、裕子の名刺を見せる佳恵。「あなたとは・・敵として戦うことになるわね」咲坂は口をへの字に曲げて聞いています。

 

ようやく吹っ切れた佳恵は、その晩みずきに電話を掛けました。「ママ・・事務所辞めることになったの」突然の話に驚くみずき。

 

「もう・・パパと仕事しないの?」寂しそうに尋ねますが、「顔を合わせないから・・喧嘩することもなくなる」佳恵はみずきを安心させようと、話を逸らします。「ママはみずきのこと・・一番に思ってる・・それだけは忘れないで」最後にそう告げた佳恵でしたが・・・

 

「みんな・・元気でね」神宮寺法律事務所の一同に、別れの挨拶を告げる佳恵。皆無言のまま、神妙な面持ちで見送ります。そして咲坂は、自分のオフィスに籠ったままぼんやりと考え事をしていました。やがて佳恵は事務所のあるビルの玄関に立ち、少しだけ振り返ると、そのまま去って行きました。

 

残された赤星は、今後の事について神宮寺に相談しています。「君は・・夏目先生のアソシエイトが長かったんだもんな」少し考え込む神宮寺。そして振り返り、赤星に対しパートナー弁護士への昇格を告げます。

 

「おめでとう!赤星”先生”!」思わぬ棚ぼたに、柄にもなくはしゃぎ回る赤星。パートナー!?赤星君が!?・・口々に驚く事務所の面々。「”君”じゃなくて、赤星”先生”・・・」目一杯気取って訂正する赤星ですが、麻里や九十九からは嫉妬の視線が。さとみも調子に乗る赤星にやや呆れ顔です。その頃猫田は・・新たな婚活サイトで見合い相手を物色しているのでした。

 

「ここに夏目先生が・・・」ヴィーナス法律事務所入るビルを見上げ、若干ビビり気味の熱海。咲坂には、冷静に対応するよう念を押しますが・・・仁義なき戦いの予感に、内心気が気ではありません。ひとまず代表の美山に挨拶を済ませ、いよいよ佳恵との協議に臨みます。

 

「裕子さんはご主人との離婚を望んでらっしゃいます」淡々と話を進める佳恵に対し、「・・・その前に、名木裕子さんは・・・」話しに割り込もうとする咲坂でしたが、「”山田”裕子さんです」ぴしゃりと返されてしまいます。

 

気を取り直し、咲坂は裕子がナギダイニングの社員二人を引き抜いたことを指摘。取締役により従業員の引き抜き行為は、忠実義務違反にあたります。ですが佳恵は、まず離婚協議から勧めたいようです。しかし、咲坂はそれには応じず、裕子が無断で顧客名簿をコピーしたとして、営業秘密の不正取得及び不正利用を主張します。

 

「この2点について、名木社長は損害賠償を求めておられます」咲坂の言葉に、イラッと来た佳恵。引き抜きはともかく、顧客名簿のコピーは言い掛かり・・佳恵が反論しますが、咲坂はそれには構わず、裕子が会社設立資金を調達した経緯まで問題視します。

 

「もし、ナギダイニングの金を使っていたとしたら、民事責任のみならず刑事責任も問われることになる」そうなったらもう、離婚どころではなくなる。驚くと同時に呆れる佳恵。

 

「では当方は・・ご主人の名木登志夫さんに対し、慰謝料と財産分与合わせて2億円を裕子さんに支払うように要求します」佳恵も咲坂も、どちらも意地になって一歩も引きません。

 

ひとまず第一回の協議義終了しました。「無事に終わって良かった・・・」ホッとする熱海ですが・・・「まだ始まったばっかりよ」佳恵の鋭い突っ込みが入ります。ギョッとする熱海、次からは容赦しないぞ・・咲坂の呟きを聞き、エレベーターのボタンを連打する熱海。

 

「お前はどうしても名木さん夫婦を離婚させたいみたいだな・・・」棘のある咲坂の一言。「自立したい女性の気持ちを理解しない男の・・・」佳恵の反論に、逆にカチンときた咲坂。「俺の事言ってんのか?」ムッとする咲坂に、「よく分かってるじゃない」さらっと答える佳恵。

 

次の瞬間、ようやくエレベーターが到着し、熱海が素早く乗り込むと、咲坂を急かします。「大体言い掛かりって何だ?弁護士が使う言葉か?」イライラが頂点に達しつつある咲坂。

 

「あらごめんなさい・・あなたの口癖だったわよね・・”言い掛かりはよせよ・・・”」皮肉たっぷりに切り返す佳恵。「突っ掛って来たのはママだろ!」「パパです!」エスカレートする一方の二人に、慌てる熱海。事情が分からず混乱する佳恵のアソシエイト・高木黎。

 

「顧客名簿のコピーなんてしてないわ」相手方の主張を佳恵に聞かされ、明確に否定する裕子。離婚したくないがために、そう言う話を持ち出してきたのだろう・・佳恵が分析します。花凛を潰せば裕子が戻ってくると思っているのか・・・「向こうは議論をすり替えようとしているの」しかし、裕子の気持ちは自分が分からせる・・と佳恵が胸を叩きます。

 

その時、裕子の携帯に着信が。「また取材ですか?」ウンザリした様子で答える裕子。プロデューサーの高部が、今度はテレビ出演の話を持ちかけてきました。難色を示す裕子に、強引に面会の約束を取り付ける高部。いかにも胡散臭そうな話に、佳恵が眉をひそめます。

 

元々はナギダイニングの客だった高部。フラワーアレンジメントを作っている裕子に声を掛けたというのですが・・・花凛の設立資金も一部援助し、何らかの契約を交わしている様子に、佳恵は不安を覚えます。

 

咲坂は酔った登志夫の愚痴を聞いていました。「先生!これも材料になりますかね・・・」それは、結婚契約書でした。結婚式の時に、登志夫と裕子は揃ってサインをしています。その契約を破った、と主張する登志夫。

 

”夫は妻に、妻は夫に協力を惜しみません”咲坂はその一文に目を留めます。一応契約書に目を通し、登志夫の気持ちを解きほぐそうと、やんわり注意する咲坂でしたが、登志夫は既に眠りに落ちていました。

 

酔っ払いの相手を終え、家に帰ってきた咲坂。「あれ?何でいるの?」リビングには何故かグエンと涼子が。二人とも怖い目で咲坂を睨んでいます。「見てください!」涼子が突き付けたもの、それはみずきの0点の答案用紙でした。

 

「これ!パパさんのせいだよ!」驚く咲坂にグエンが詰め寄ります。「ママが事務所辞めたって聞いて、テストどころじゃないんです。みずきちゃん!」涼子もいつにない剣幕。みずきが可哀想で見ていられない二人。

 

さすがに慌てた咲坂は、みずきの部屋にやって来ました。「心配するな・・ママがみずきから離れて行くわけなんかないんだ・・・」独り言のように呟く咲坂。「でも・・パパから離れていく・・・」パパから離れて行っちゃう・・ママが。みずきの不安に、咲坂は何も答えられませんでした。

 

翌日、再び協議に臨む咲坂。花凛をナギダイニングの子会社、もしくは関連会社にすることを提案します。「名木社長は花凛の存在そのものを認めていらっしゃらないのでは?」佳恵のアソシエイト・高木が反論します。

 

「花凛と敵対するより、利益を共有する方がいいと、考えを変えられたんです」解説する熱海。要するに妻の裕子を縛っておきたい・・慌てて否定する熱海ですが、「・・・そういうことだろう」咲坂があっさりと認めてしまいました。

 

「御主人は・・まだ、奥さんを愛してるんだ」そう言って、結婚契約書を佳恵たちの前に広げました。”食事の味付けの好みは、その都度話し合ってお互いに譲歩します”、”老いても互いを愛し続け、死ぬまで添い遂げます”、法的拘束力はありませんが・・・「結婚契約書を作る夫婦は時々いるが、まあ・・

 

大概はもっとドライなもんだ」咲坂はこの微笑ましい契約書を見て、復縁出来る可能性があると考えたのでした。少し考え込んだ佳恵は、元夫を信じて自分が掴んだ真相を話し始めました。

 

「裕子さんには後ろ盾がいたわ」裕子が会社を作っていきなり家を出たのは、高部に唆されたからでした。佳恵は、裕子が高部と結んだ出資契約書とマネジメント契約書を、咲坂に見せます。その内容は滅茶苦茶なものでした。

 

3か月以内にコンサルタント名目で、高部に出資額と同額の300万円を支払うよう義務付けているのです。「会社法違反の見せ金か・・・」咲坂にも話の筋が読めてきました。マネジメント契約を酷いものでした。

 

契約期間が不当に長すぎるうえ、高部が決めた出演契約に裕子は拒否できません。しかも解約の違約金は2000万円。裕子が外で仕事をしたがっているのを知り、高部が独立を持ちかけたようです。「そんな胡散臭い奴に踊らされて夫婦が分かれることになるとしたら・・・」ウンザリした表情を浮かべる咲坂、「理不尽ですよ!」憤慨する熱海。「理不尽ね・・・」佳恵も心底そう思っているようです。

 

その頃、裕子は高部に呼び出されていました。「JBCテレビのプロディーサーにあなたの事売り込んだら、乗って来ましてね・・・」どんどん話を進めようとする高部に対し、次第に怪しみ始めている裕子。

 

「・・・あたし、タレントになるつもりは・・・」断ろうとしますが、「僕は!そのつもりで出資したんですよ!」高部は強引に押し切ろうとします。揚句、話の続きは部屋で・・と強引に誘ってきます。

 

「それはちょっと・・・」さすがにムッとする裕子でしたが、「どうせ離婚するんでしょ?」厭らしい笑いを浮かべる高部。裕子は高部のあまりの態度に気色ばんで断ります。高部もこれ以上揉めるのは不味いと思ったのか、一旦は引き下がりますが・・・

 

丁度その時、裕子の携帯に佳恵からの着信が入りました。「高部さんの住所を教えてほしいの」花を贈るなど、適当な理由を付けて聞きだすよう、佳恵が指示します。「どうしてそんなことを?」裕子は意図を図りかねています。「御主人との、今回の件に必要なの」佳恵は、まだ本当の理由を明かしませんでした。

 

咲坂はヴィーナス法律事務所と協力して、高部を調べることにしました。神宮寺の許可を取り、猫田や赤星の協力も得られることに。そして、次々と怪しい事実が判明していきます。法務局で登記を取ろうとしたところ、高部プロダクションが存在しないことが明らかに。

 

ネットの検索にもヒットしません。しかも、高部プロダクションのオフィスはバーチャルオフィス。郵便物の受け取りだけの場所のようです。さらに、高部の住所を調べていた佳恵からも連絡が。住所は別人の物、高部明良は偽名だったのです。

 

「会社らしくなったじゃないですか!」裕子の前ではしゃいでみせる高部。「で、誰ですか?僕に合わせたい人って?」何も知らない高部がそう言った時、チャイムの音が鳴りました。裕子が咲坂と佳恵を迎え入れます。

 

「花凛の顧問弁護士の夏目と申します」こんな美男美女の弁護士さんが・・二人を見比べ、高部がおどけるような態度を見せます。「もっと、メディアに出た方がいい!」咲坂たちまで自分のペースに巻き込もうと、マネジメントを申し出ますが・・・「・・・あなたをマネージャーにはしたくないな」冷ややかに見つめる咲坂。

 

「単刀直入に申し上げます、高部明良と言うのは偽名ですよね、大久保よしおさん」佳恵の追及に、表情が凍りつく高部、改め大久保。裕子も驚きの声を上げます。かつて別の芸能プロを経営していた大久保ですが、度々警察沙汰を起こし業界を追放されていたのです。

 

「大久保よしおで検索すると過去の事件がボロボロ出てきますよ」甘い言葉で女性をプロダクションに所属させ、高額なレッスン料・アドバイス料を支払わせながら、まともな仕事は一切紹介しない。仕事をさせてもマネジメント料を天引きして、女性にはほとんどギャラを支払わなかった。

 

「今のプロダクションの実体は、”愛人紹介業”とでも言うんですか?」咲坂たちが次々と暴露する大久保の秘密に、唖然とする裕子。何の話だか・・適当に誤魔化し、逃げ出そうとする大久保。「裕子さんから手を引きなさい!」裁判でケリをつける・・と詰め寄る佳恵。

 

「あなたを風営法違反で刑事告訴してもいい」さらに畳み掛けます。憤慨した様子の大久保でしたが、一言も言い返せず逃げ去って行きました。

 

「裕子さんが私に言ったの・・ご主人には”他の問題”は何もなかったって・・・」改めて咲坂に報告する佳恵。咲坂は”他の問題”という言い方が引っ掛かります。浮気・ギャンブル・DVそんな問題は登志夫にはありませんでした。

 

唯一の問題は裕子が外で働くことを認めなかったこと。「離婚するほどの悩みだったのかって・・今考えてるかもなあ・・裕子さん」佳恵が遠くを見るような目で呟きます。登志夫も、綺麗な奥さんを外に出したくなかっただけかも・・咲坂が茶化す様に言いました。

 

「人前でカッコつけてても、仕様もない焼きもちとか嫉妬とかしたりすんのよね・・男って」佳恵の言葉に黙り込む咲坂。いつもだったら”それ俺の事言ってんのか?”などと言い返してくる咲坂ですが・・・「正論かもなって・・思ったからだよ」意外な返事に、考え深そうな目をする佳恵。

 

そして佳恵は、最後の仕上げに裕子を結婚式場に連れてきました。

 

佳恵に連れられ裕子が式場に入ると、そこには咲坂たちを伴った登志夫の姿が。戸惑う裕子に、微笑んで頷く佳恵。裕子も覚悟を決めたように、登志夫に歩み寄ります。「お二人はここで結婚式を挙げられたんですよね・・8年前に」そしてここで、この結婚契約書にサインをされた・・咲坂が契約書を二人に示します。

 

「御主人が・・もう一度話し合いたいそうです」佳恵に言われ、登志夫を見つめる裕子。佳恵に促され、裕子は登志夫のそばに歩み寄ります。和解を望んでいる登志夫は、裕子に謝りたいと思っていました。

 

「俺は・・離婚を切り出される理由なんて、自分にはないと思っていた」でも、裕子を所有物と思っていたかも・・最低だ、と自己嫌悪に陥る登志夫。裕子にも夢があったのに、自分をサポートするのが裕子の役割と思っていた・・改めて謝罪する登志夫。

 

「私の方こそ謝らなきゃ・・・」勝手に思い詰め、変な人信用して、本当に馬鹿だった・・心の底から反省する裕子。裕子は離婚調停の申し立ては取り下げ・・そして登志夫も、花凛対する訴えを取り下げました。二人の復縁を確認し、改めて結婚契約書を返す咲坂。

 

咲坂と佳恵に礼を言うと、熱海に送られて名木夫妻は帰っていきました。そして二人を送る去り際に「グッジョブ!」親指を立て得意顔の熱海に、イラつく咲坂。

 

そして、残された咲坂と佳恵。「私たちの結婚式上げたところもこんな感じだった・・・」懐かしそうに振り返る佳恵。結婚契約書交わさなくてよかった・・契約不履行で訴えられていた自嘲気味に語ります。その時、弁護士バッチは外す咲坂。

 

「では、弁護士としてではなく・・一人の人間として、君の元夫として話そう」どうして離婚したのか・・ずっと考えていた咲坂。そしてようやく答えが見つかりました。「俺は君の事を・・君の人生を・・尊重していませんでした」悪かったよ、ごめんなさい・・そう言って深く頭を下げる咲坂。そして、今度は佳恵が自分のバッチに手を掛けました。

 

外したバッチを、咲坂のバッチの隣に置きます。「私も・・ホントのあなたの事・・実はは分かってなかったなって」事務所を辞めたのは、仕事で距離を置けは、もしかして戻れるんじゃないか?そう思ったから・・教えが気持ちを打ち明けます。「そうか・・分かった・・どうするか・・俺たち」咲坂が佳恵の気持ちを受け入れ、そして見つめ合う二人は・・・

 

「ただいま!」みずきが学校から帰ってくると、グエンが料理の手順を説明する声が聞こえてきました。「お帰り・・・」ちょっと照れ臭そうにみずきを出迎える咲坂。早く仕事終わった・・という父の言葉に、少し嬉しそうなみずき。

 

そして、キッチンを覗くと、「お帰り!」そこにはグエンにベトナム料理を習っている佳恵がいました。若干困惑するみずきに、「みずき、ママ・・戻ってこようかと思うの」佳恵がしっかり目を見て伝えます。「二人で話し合ったんだよ・・家族三人で暮らそうって」咲坂が事情を説明します。

 

「・・・ホントに?ホントにまた三人で暮らせるの?」嬉しそうに、両親を交互に見つめるみずき。本当・・これからはずっと一緒・・みずきは二人の言葉を聞き、嬉しそうに佳恵に抱きつきました。佳恵もみずきをしっかりと抱きしめます。

 

そして、神宮寺法律事務所では新しい動きが。新たに赤星のアソシエイトとして採用された生垣太郎。わざわざ探してきたとしか思えない個性的過ぎる新人に、不満たらたらの赤星。涼子は、新たにバイトとして事務所で働くことに。

 

活気がある・・と見ていいのか?咲坂は相変わらず多忙なようです。「咲坂先生、今日の予定は?」神宮寺が訪ねます。「東京通信電機とウーマンデータの特許紛争の件ですよ」勝てたら大きな儲けに・・神宮司も期待を寄せます。「奥さんが戻って来てから益々いい仕事してるんじゃない?」神宮寺の言葉に、謙遜する咲坂ですが・・・

 

「熱海さんが来てから咲坂先生変わりましたよね」さとみが話しかけてきました。咲坂は前はあんなに人間臭くなかった・・「僕のおかげ?」咲坂と佳恵がよりを戻したのも・・ちょっと嬉しそうな熱海。

 

「熱海さんの何かが・・何かしたんですよ」たいそういい加減なさとみですが・・・「さとみちゃん今晩ご飯でも・・・」格好つけて誘ってみるものの、熱海は見事に撃沈。「人を苛立たせることが、いい結果につながることもあるんですね」笑顔でとどめを刺すさとみ。

 

そこへ、「ヴィーナス法律事務所の夏目です」佳恵がやって来ました。皆懐かしそうに出迎えます。「東京通信電機とウーマンデータの特許紛争の件で参りました。咲坂先生・・いらっしゃいますか?」佳恵の言葉が聞こえていたように、咲坂が姿を見せます。

 

つかつかと歩み寄る二人。涼子が、熱海が、そして神宮寺が息を呑んで見つめる中、向かい合う二人。「負けないわよ」余裕の笑みをたたえる佳恵。「それはこっちのセリフだ!!」吠える咲坂。

 

感想

竹野内豊さんの久々の連ドラ主演として、話題になったグッドパートナーもついに完結してしまいましたね。寂しい思いもしつつ、果たして続編はあるのか、今から期待も膨らみます。最終回となる今回は、冒頭まもなく佳恵が神宮寺法律事務所を辞めるという、ちょっと急な展開。

 

家族ぐるみで付き合いのあったクライアントの離婚協議に、一人の女性として協力すべく移籍を決断する格好になった訳ですが、その割に”法務ドラマ”の部分がちょっと雑な描かれ方だった気がします。

 

怪しげな偽プロデューサーの暗躍があり、もっと丁寧に描けば面白かったと思うのですが・・・結局最終回のメインテーマは、夫婦の復縁。クライアントの名木夫妻にかこつけ、咲坂と佳恵も絆を取り戻すという流れに。

 

そして最後に、咲坂の決め台詞。”弁護士としてではなく、一人の人間として・・・”これを佳恵にぶつける訳ですが、今回は”元夫として”反省と謝罪を口にする咲坂。佳恵の人生を尊重していなかったことを素直に謝った咲坂に対し、今度は佳恵も弁護士バッチを外します。

 

そして、自分の方も咲坂に対する理解が不足していたことを謝るのでした。咲坂は、これまで喉元まで出かかって言えなかった言葉を、ついに覚悟を決めて口にしました。佳恵の方も、熱海の言葉や赤星の変化からうすうす感じていた、自分の知らない咲坂の一面を改めて認め、受け入れます。

 

ようやく素直になった元夫婦。結局すべては娘・みずきの為だったのではないでしょうか?佳恵が神宮寺法律事務所を辞めと聞き、「パパから離れて行っちゃう・・ママが」とショックを受け、テストで0点を取るという思い切った形での抗議に訴えたみずき。

 

しばしば忘れがちになりますが、みずきはまだ小学生。こんな無茶をやってしまう年頃なわけです。大人を振り回し過ぎでは・・とも思いますが、最後に咲坂と佳恵からまた家族三人で暮らそう・・と言われ、その直後に見せた笑顔が咲坂たちにとって、最高の免罪符になってしまうのでした。

 

まとめ

最終回にきての急転直下の展開。咲坂と佳恵がよりを戻し、みずきと三人で暮らすことになり無事ハッピーエンド・・・なのですが、本当にこれで良かったのでしょうか?シーズン2に期待する声もあるようですが、ここで二人が綺麗に収まってしまうと、逆に続きが描きにくいのでは・・と思ったりもします。

 

しかし、やり方は色々あるのかもしれませんね。冒頭でいきなり二人が喧嘩別れして、対決する流れになってもいいわけですし。何ならシーズンごとに別れたり、よりを戻したりの繰り返しでも行けるかもしれませんし。

 

ともあれ、最終回で収まるべきところにしっかり収まって、見ている方としてはホッと胸をなでおろした、という面もあります。それに単なる予定調和的な結末でもなく、佳恵は別の法律事務所に移籍し、咲坂とはライバルとなって張り合うという、緊張感も残した最後になりました。となれば、やはり続編に期待したいところですね。

 

パートナーに昇格した赤星のアソシエイト・生垣の存在感、これまでとは違う気配の漂う猫田のお見合いの行方、神宮寺法律事務所で働き始めた涼子、そして咲坂を変えたという熱海の成長。もし続編があるならば、色々と掘り下げてほしいですね。

 

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グッドパートナー8話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ

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「負けたわ・・・」長い沈黙に続いて、佳恵の口から放たれたまさかの一言。前回のラストシーンで走った衝撃。無敵の弁護士軍団のまさかの敗北、神宮寺法律事務所はこのまま岬&マッキンリーの前に屈服してしまうのでしょうか?

 

前回の第7話では視聴率も11.7%と、初回(12.9%)に次ぐ高い数字を叩きだし、最終章へ向けて一段と盛り上がってきたグッドパートナー。事件の背後に大物代議士・荒木田正直の影が見え隠れする中、咲坂に逆転の秘策はあるのでしょうか?

 

そして、もう一つ注目したいのが、咲坂のアソシエイト弁護士・熱海優作の成長。爆発事故の責任など微塵も感じない、土井垣の傲岸不遜な態度に憤る熱海。弁護士バッチを外し、”一人の人間として”怒りをぶつけるのですが・・・

 

いかんせん、熱い思いが空回りしてしまった感は否めません。そんな未熟な熱海ですが、第8話では雪辱を果たすことが出来るのでしょうか?

 

さらに・・前回、思いがけず同じ部屋に泊まることになった元夫婦の二人。再婚の可能性をチラつかせ、「私がみずきを引き取ったら・・その人が・・みずきのパパになる・・・」と、咲坂の反応を探るような佳恵の行動。

 

みずきの小学校卒業後に、親権変更の話し合いも控える二人は、グッドパートナーとして今回の問題に立ち向かってゆけるのでしょうか?

 

グッドパートナー8話あらすじ・ネタバレ

―――半年前、伊豆白風温泉郷の『しらかぜ荘』で、天然ガスの爆発事故が起こった。『しらかぜ荘』の経営者は熱海の幼馴染・島津勝太の家族、父・善治郎と母・佐知代。

 

爆発した温泉汲み上げ施設の管理を任されていたのは、土井垣設備と言う会社だったが、社長の土井垣茂は一切の責任を否定。『しらかぜ荘』はこの事故によって大損害を被り、壊れた施設を修復してからも多額の負債に苦しむことになった。

 

勝太が土井垣を殴った事件の示談交渉を、熱海が担当したことがきっかけとなり、爆発事故にも関わることになった咲坂たち。土井垣設備とその代理人・岬&マッキンリー、そして土井垣が後援会長を務める代議士・荒木田正直と戦うことになった。

 

佳恵のアイディアで、民法717条を根拠に土井垣設備の責任を追及する方針を固める咲坂たち。そして第1回口頭弁論の日・・・

 

「終わったか?」佳恵からの電話を受ける咲坂。「負けたわ・・・」長い沈黙に続いて、予想外の結果が佳恵の口から発せられました。「負けたってどういう意味だい夏目先生・・・」東京地裁から戻った佳恵に、神宮寺が事情の説明を求めます。

 

民法717条を根拠に、土井垣設備の無過失責任を主張した佳恵。「実はあたし・・あの利根川って裁判官、良く知ってるんです」利根川裁判官はこちらの主張に納得した時、鼻の穴が膨らむ・・らしいのです。

 

排気管の所有者が土井垣設備と確認した利根川裁判官は、見事に鼻の穴が膨らみ、主張が認められた確信した佳恵。しかし、「・・・賠償金額か」ようやく状況を察した神宮寺。

 

爆発によって壊れた施設の修理費9000万円、および休業期間中の損失5000万円、合わせて1億4000万円を請求した佳恵でしたが・・・土井垣の代理人・岬伊知郎は、『しらかぜ荘』の建物が築30年であることを指摘し、「建物の時価はせいぜい1500万、休業損失も5000は多すぎる・・・」休業期間、旅館の売り上げ規模を考えても3000万円が妥当。

 

「合わせても・・4500万ですよ」と、わずか3分の1に減額するよう主張。そして利根川裁判官は、賠償金額に関しては佳恵の主張を認めませんでした。「4500万しか取れなかった・・・」負けを確信した佳恵。

 

しかしその頃、「まさか717条を出してくるとは・・・」岬は、佳恵の意表を突く作戦に、少なからず動揺していました。「4500万なんて、払う気ありませんよ!岬先生!」自分に責任はない!とふて腐れる土井垣。

 

「このまま裁判終わっちゃうんですか?咲坂先生!」心配した熱海が詰め寄ります。その頃、赤星が自分たちの力不足を佐知代に詫びていました。「そんな、謝らないでください」0だと思っていたのに4500万も・・努めて平静を装う佐知代ですが、『しらかぜ荘』の経営の立て直しには、4500万円ではとても足りません。

 

「何とかなんないのかよ・・・」頭を抱える熱海。「確かに理不尽だ・・・このままで終わるわけにはいかない」咲坂が決意したように呟きます。「探そう。土井垣からもっと賠償金をぶんどる材料を」咲坂の言葉に懐疑的な佳恵に対し、熱海はやる気に火が付いたようです。『しらかぜ荘』を助けるには、それを見つけるしかない・・そして咲坂は・・・

 

その頃、猫田は蘭子との待ち合わせ場所で、思い出を振り返っていました。思わずにやける猫田は、蘭子のために用意した開業資金の200万円を封筒から出して確かめます。

 

「私達に手伝えることないのかなあ・・・」さとみが呟きました。城ノ内麻里、朝丘理恵子、九十九治、そして茂木さとみの四人は、予約した店に向かって歩いていました。

 

『しらかぜ荘』の件は四人も気になっているようですが、既に神宮寺法律事務所は咲坂や佳恵をこの件に投入し、これ以上の労力を割くのは難しい状況です。

 

「猫田先生も、もう関わらないって宣言してたし・・・」そう呟いた麻里がふと視線を移すと、そこには猫田の姿が。すぐに蘭子との待ち合わせと察する麻里とさとみ。九十九と理恵子は興味津々ですが・・・猫田は、連絡のつかない蘭子を心配しています。

 

「荒木田正直・・・」咲坂の報告を受け、神宮寺が呟きます。「事故の責任を取らされれば、次の選挙に影響が出る・・・」大物代議士が背後に控えるからこそ、土井垣設備の代理人に岬&マッキンリーがついたのでした。「・・・『しらかぜ荘』を助けるには、常識的な方法じゃ難しいな・・・」状況を理解し、神宮寺も悩みます。

 

「見つけたぞ」咲坂がポツリと呟きました。しかし・・「営業再開後の損害も賠償させるんだよ」という咲坂のアイディアに、無理がある・・と難色を示す赤星。常識的には、建物と休業中の損害賠償が原則・・佳恵も懸念を示します。

 

しかし常識的な方法では『しらかぜ荘』の救済は難しい。「『しらかぜ荘』にお客さんが戻ってこないのは、どう考えたってあの事故があったからじゃないですか!」熱海は、咲坂の考えに同調します。土井垣側は、『しらかぜ荘』の営業努力不足を指摘してくることが考えられますが・・・

 

「佐知代さんは毎晩何十通も手紙書いているし、島津は東京でもチラシ配ってるんです」足りなくなった従業員も補って教育を進め、旅館のブログも毎日更新し、やれることは全部やっている・・ムキになって語る熱海。

 

「ブログ・・・」それまで黙って聞いていた咲坂が、何かに気付いたようです。「ネットだ・・・ネットだ!ネット!」突然立ち上がって叫ぶ咲坂。三人が唖然とした様子で見つめています。

 

その頃、ネットで調べ物をしていたさとみは、とんでもないものを見つけてしまいました。「城ノ内さん・・この人!」さとみの様子に気付いた麻里や九十九が、パソコンの画面を覗き込むとそこには・・・なんと猫田のお見合い相手・大田蘭子の逮捕を報じるニュースが。

 

「結婚詐欺?」猫田が”エンジェル”と呼ぶ蘭子の正体、それは結婚詐欺師でした。さとみたちがニュース動画を見ていると、いつの間にか背後に猫田が・・・気まずい沈黙が流れる中・・突然、猫田が卒倒し事務所は大騒ぎになってしまいました。

 

その後、何とか目を覚ました猫田を神宮寺がフォローしますが・・・とりあえず、お金を取られていないことが不幸中の幸い。弁護士が結婚詐欺にあったのでは目も当てられない。「そうだよ・・・ラッキーボーイだ!」神宮寺の言葉に、全然慰めになっていない・・と、呆れる一同。

 

「責任を認めた?」不機嫌そうな荒木田の声。「認めたわけじゃありません・・・」日頃不遜な土井垣も、さすがに荒木田の前では低姿勢です。ただ、裁判官の様子から賠償金の支払いは避けられない・・しかし、相手の請求額の3分の1で済むだろう・・・岬が裁判の見通しをレクチャーしています。

 

ですが、「カネの問題じゃないでしょう・・・」荒木田の秘書・松木直也が、不満を露わに。土井垣は荒木田の後援会長であり、爆発事故の責任を負えば、荒木田のイメージダウンにつながる。選挙の心配をする荒木田。

 

賠償金など払うつもりは無い、とあくまで突っぱねる土井垣。「これじゃ岬&マッキンリーに頼んだ意味がない」荒木田の威を借り、不遜な態度の秘書・松木。旅館が一つ潰れたぐらいで、誰も困るわけじゃない・・荒木田が事も無げに言い放ちました。

 

東京地裁、第2回口頭弁論・・今度は咲坂が熱海と共に岬&マッキンリーに挑みます。「営業再開後の賠償?」耳を疑う土井垣。岬も、怪訝そうな視線を咲坂を送ります。『しらかぜ荘』の宿泊客数は昨年同時期に比べ、3割どまり。

 

明らかに爆発事故の影響がある、と主張する咲坂。『しらかぜ荘』は既に、事故以前の状態に戻っている。その後の事まで、責任を負えないと反論する岬。「戻ってません!」気色ばむ佐知代。咲坂は事故による風評被害を主張しますが・・・「客が来ないのは、営業努力が足りないからでしょ」と、岬はにべもありません。

 

咲坂は事故の影響が続いている根拠として、ネットの検索結果を示しました。事故以前には、ネット経由で宿泊客を集めていた『しらかぜ荘』。現在、『しらかぜ荘』と検索すると、”爆発事故”と言う関連ワードが表示され、影響は深刻です。

 

「島津さんたちは、これから・・必死に頑張っていかなければなりません」昔、事故はあったが『しらかぜ荘』はやっぱり良い旅館だ・・そういう評価を勝ち取るまで。「我々が請求していることは・・『しらかぜ荘』が頑張るための・・・生きていくための賠償金なんです」熱く語る咲坂。すると、利根川裁判官の鼻の穴がググッと膨らみました。

 

しかし、土井垣に急かされた岬が動きます。「原田先生」隣でずっと沈黙を続けていた若い弁護士に、岬が声を掛けました。「今年の伊豆白風温泉郷の気候は非常に不安定です。3月に入って真冬並みの気温が続き、4月には長雨、5月には強風による倒木で国道が閉鎖。

 

さらには竜巻による被害もありました。これらが『しらかぜ荘』の経営に影響している可能性が大いにあります。宿泊客数減少が爆発事故のみの影響と考えるのは、非常に短絡的で無理がある」”ロボット”が一気に捲し立て、意表を突かれた咲坂も唖然。

 

「その通り!」旗色が変わったのを見て、嵩に懸って声を張り上げる土井垣。そして、利根川裁判官の鼻の穴が再び膨らみました。天候不順の影響はない、と言うのであればそれを証明してください・・勝ち誇る岬。

 

第2回口頭弁論が終わり、佐知代は伊豆で待つ勝太に電話を掛け、苦しい状況を説明します。電話をかわった熱海は、「大丈夫だよ島津・・絶対俺らが助けるから」『しらかぜ荘』は絶対潰さない・・決意を語る熱海ですが・・・

 

咲坂家では、グエンが食事の支度に追われていました。仕事で忙しい咲坂は今日も帰ってこない・・みずきに事情を聴き、ガッカリする島谷涼子。ところが、「ただいまー」玄関から咲坂の声が。驚くグエンと喜ぶ涼子。戸惑いつつみずきが出迎えると、「今日は・・お客さんがいるんだよ」咲坂が連れてきた”お客さん”、それは佳恵でした。

 

パッと表情が明るくなるみずき。佳恵に続いて、赤星と熱海も家の中に入ってきました。と、その時咲坂の携帯に着信が。相手は、落ち込んだ猫田を励ますべく、飲みに誘った朝丘理恵子でした。咲坂たちも誘おうと思って電話したのですが・・・

 

理恵子が咲坂に電話を掛けている最中、九十九やさとみ、そして麻里が口々に猫田を励ましています。大幅に負け越している恋愛遍歴を披露する、九十九と麻里。「あたしの旦那はダメ男ですよ!大失敗!」調子を合わせる理恵子。さとみだけが浮いた存在のようですが・・・

 

その頃、咲坂家では作戦会議が続けられていました。「ネット検索の関連ワードを裁判官が重視してくれれば・・・」何とか望みを繋ぎたい佳恵。「人の噂も75日なんて時代じゃないからなあ・・・」咲坂も、自分の作戦を信じたいところですが・・・四人が話し合っているところへ、みずきが料理を運んできます。

 

「ありがとう、みずき」佳恵にお礼を言われ、はにかむみずき。久しぶりに両親揃っての食事に、嬉しそうにしています。そんなみずきをよそに、その後も作戦会議は続きます。

 

「でも、あれ・・どうかしてますよ」ぼやく熱海。岬が、天候不順を営業不振に理由としてあげたことに、納得がいきません。「意地でも爆発事故の影響じゃないって、言いたいのね」佳恵も熱海に同調しますが・・・天候不順の影響ではないと、どうやって証明するのか?頭を抱える咲坂。

 

”有る”ということを証明することは出来ても、”無い”ということを証明するのは困難。この件はまさに”悪魔の証明”です。果たして咲坂に策はあるのか・・熱海が訪ねますが・・・議論が行き詰ってきた四人は、とりあえずグエンのベトナム料理で腹ごしらえに移りました。

 

佳恵もグエンの料理が気に入ったようです。咲坂が自分のお勧めの料理を、佳恵の目の前に持っていきます。その二人の様子を、嬉しそうに見つめるみずき。

 

「結局結論出なかったな・・・」熱海たちは、一足先に帰っていきました。まだ、次の弁論期日までには時間があります。明日、改めて作戦を考えることに。残されたのは咲坂と佳恵、そしてみずきの三人。

 

「みずきごめんな・・パパ急に人呼んじゃったからさあ・・・」娘を気遣う咲坂ですが、「楽しかった・・いつもパパと二人だけだから」思わぬことを言われ、咲坂と佳恵は黙って顔を見合わせます。咲坂は話題を変えようと、佳恵と”ベストフレンド”になると決めたことを改めて持ち出します。

 

もう喧嘩しないって・・佳恵も話を合わせますが・・・逆に不機嫌そうな顔になるみずき。「みずきも嬉しいだろう?パパとママが一番の友達になれば」改めて問いかける咲坂。「・・・だったら元通りになってよ」ポツリと呟くみずき。

 

友達になんてなってほしくない・・みずきの言葉に沈黙する二人。「また、三人で一緒に暮らしたい」そう言い残し、みずきは自分の部屋に戻っていきました。残された二人は・・・結局何も話せないまま、佳恵は帰っていきました。

 

佳恵が帰った後、一人悶々とする咲坂の携帯に猫田からの着信が。ちょっとがっかりした様子で電話に出る咲坂。「みんなお節介だよなあ・・・」わざとらしく盛り上げてくれるんだよ・・と、まんざらでもない様子の猫田。

 

酔っぱらっているのかと思いきや、『しらかぜ荘』の件を聞いた猫田は、昔受け持った案件を思い出し、咲坂に連絡してきたのでした。突然、突破口が開けたことに驚く咲坂。

 

翌日、伊豆白風温泉郷の旅館に片っ端から電話を掛けまくる咲坂たち。神宮寺法律事務所の全員が、総掛かりで電話作戦を展開します。「『しらかぜ荘』を救うには、法律ではなく、統計学で立証する」それが猫田のアドバイスです。

 

そして、当の猫田も失恋の痛手から立ち直り、仕事に集中します。『しらかぜ荘』を救うため、団結する神宮寺法律事務所。しかし、そこへ招かれざる客が。「どちら様?」見知らぬ来客に、首を捻る神宮寺。「衆議院議員・荒木田正直の秘書・松木でございます」慇懃に挨拶をします。

 

荒木田・・事務所内にいた全員が、その名に反応しました。土井垣設備の件でご苦労を・・と一応詫びる姿勢を見せる松木。つまらないものですが・・と断り、荒木田からの陣中見舞いの菓子折りを取り出しました。

 

「・・・どういうことでしょう?」神宮寺が前に出ます。地元の業者同士が争う事態を、荒木田が憂慮している・・と、お互いに禍根の残らない”穏便”な解決を求める松木。つまるところ、遠まわしな圧力です。対して、松木が置いた菓子折りを突き返す神宮寺。

 

「神宮寺先生は・・第一東京弁護士会の副会長でいらっしゃいますよね?」唐突に話を変える松木。弁護士会の業務に絡めて、便宜を図ることを匂わせ、今度は懐柔を図りますが・・・「松木さんと仰いましたね」突然、猫田が割って入りました。

 

「政治家が・・一民間企業への利益供与を図るのは違法行為です」荒木田と土井垣の関係を指摘する猫田。「・・・土井垣設備に対して、容赦はしません」土井垣は『しらかぜ荘』の再建費用を出すべき・・きっぱり言い切る猫田。

 

「堂々と戦いましょうよ・・松木さん」咲坂が余裕を見せ、「荒木田先生に・・そうお伝えください」佳恵が話を打ち切ると、「どうぞ・・お引き取りを」神宮寺が促します。

 

不満げな表情で立ち去る松木。猫田の復活に盛り上がる一同ですが・・「しまった!弁護士バッチ外して啖呵切りゃよかった!」と、本人は悔しがります。「・・・ありゃ普通に弁護士の発言だから」呆れた様子の熱海。

 

再び東京地裁にやって来た咲坂。「恐らく今日の期日を持って結審されると思います」咲坂が佐知代に説明します。熱海はひたすら「鼻の穴。鼻の穴。鼻の穴。」と、呟き続けます。そんな熱海を無視して、真剣な表情の咲坂。

 

「『しらかぜ荘』の現在の営業不振は、1月の爆発事故の影響によるものであるというのが、我々の主張です」第3回口頭弁論に臨む咲坂。対して、営業努力の不足や天候不順の影響・・と反論する土井垣設備。

 

「それに対して、我々の考えを述べさせて頂きたいと思います」咲坂が話し終えると、どうぞ・・利根川裁判官が許可しました。咲坂は、熱海にバトンタッチして席に着きます。「旅館の営業努力は・・宿泊客の満足度に現れます」静かに話し始める熱海。

 

しかし満足度を数値化することは出来ないし、アンケートをとって証明したとしても、それは個人の主観によるもの。「そこで我々は、『しらかぜ荘』さんがあの事故以降、信頼と集客の回復のために、どれだけの費用を広告や従業員の雇用、そしてその教育に掛けているのかを纏めました」そう言って、裁判官に資料を提出します。

 

厳しい経営状態の中、多くの費用を費やし、十分な営業努力を重ねている、と主張する熱海。ですが・・・「それでも、客は来ない訳でしょ?」成果が表れないのに努力と言えるんですか・・嘲るように岬が指摘します。

 

あくまで客が来ないのは異常気象のせい・・そう主張する岬。対して、「もう一つ資料があるんですが・・よろしいですか?」咲坂が裁判官に許可を求めました。

 

「我々は今年に入ってからの伊豆白風温泉郷にある48のホテル・旅館・民宿・ペンション、全ての客室稼働率を調べました」淡々と述べる咲坂に対し、怪訝な表情を浮かべる岬。まず、昨年の稼働率のデータを示す咲坂。

 

「『しらかぜ荘』は高い数値を示しています」熱海が補足します。つまり、伊豆白風温泉郷に於いて、非常に人気の高い旅館と言える。さらに今年のデータを重ね合わせます。「全体的にどこも・・前年に比べて1割の減少」恐らくはこれが異常気象の影響。

 

「しかし、『しらかぜ荘』の稼働率だけが極端に下がっているんですよ」なぜ、これほどまで落ち込んだのか?爆発事故の影響以外何が考えられるのか?岬は反論できません。「全部・・あなた方が調べたんですか?」裁判官が尋ねました。

 

「・・・中々、手間のかかる仕事でした」事務所の全員で、片っ端から電話を掛けまくったことを振り返る咲坂。「『しらかぜ荘』は建物の修繕費及び休業中の損害額とは別に、2億5500万・・計3億の損害賠償金を改めて土井垣設備に請求します!」咲坂の宣言に、土井垣が目を白黒させる横で、沈黙を続ける岬。

 

熱海が、そっと裁判官の鼻の穴を見つめると・・ググッと膨らむのが分かりました。咲坂もはっきりとした手ごたえを感じるのでした。

 

「3億なんてそんな大金・・・」心配する佐知代ですが、熱海も咲坂も太鼓判を押します。ふと前に顔を向けると、廊下の反対側から土井垣を先導する格好で、岬たちがやって来るのが見えました。「お疲れ様です、岬先生・・土井垣さん」余裕を持って挨拶する咲坂。

 

「ずい分面倒なやり方をされるんですね」皮肉の一言もいわねば収まらない・・といった岬の隣で、土井垣は憤懣やるかたない様子の土井垣。「・・・スマートに見えるのは外見だけですか?」岬の嫌味に対し、「そう言うことはよく言われます」すかさず突っ込む熱海。

 

「・・・それにしても3億とは・・ずい分吹っ掛けてきたな」尚も不満の収まらない岬、土井垣も声を荒げ脅しますが・・・「あの裁判官は理解してくれたようですよ」咲坂が冷静に切り返します。「裁判官が和解を進めてきたら、お互い応じましょう」これ以上争って、もし、土井垣設備の敗訴が確定し、判例として残ることは岬としても避けたいはず・・・

 

咲坂の見透かされ、一言も返せず引き下がる岬。土井垣は、相変わらず怒鳴り散らしながら去って行きました。勝利が濃厚になったことを知り、佐知代も思わず涙ぐむのでした。

 

後日、裁判所からの電話が神宮寺法律事務所に入ります。緊張する一同をよそに、咲坂が電話に出ます。「被告が和解に応じました」受話器の向こうから、利根川裁判官の声が聞こえてきました。「和解・・・」咲坂が呟くと、一同の注目が集まります。

 

賠償額は、3億です・・「3億!?」咲坂が裁判官の言葉を繰り返すと、神宮寺法律事務所の全員が沸き立ちました。「完全勝利だ!」叫ぶ猫田。

 

「また・・岬&マッキンリーに勝っちゃったよ!!」九十九が声を上げると、全員が拳を突き上げ喜びを爆発させました。「よっしゃー!!グッジョブ!!!」神宮寺もいつになく興奮して絶叫しました。

 

「・・・島津!」東京に出てきた勝太を出迎える熱海。「ありがとな・・ホント」感無量といった様子の勝太。そんな事言うためにわざわざ・・少々呆れる熱海でしたが、「これからだぞ!頑張れよ!あんな検索ワードぶっとばすぐらいの・・良い旅館にしろよ!」熱く語る熱海に、勝太も改めて感謝を表すのでした。

 

その頃、佐知代は家族で撮った写真を感慨深げに見つめていました。「あなた・・みんなで頑張るから・・見ててね」決意を込めて呟きました。

 

「・・・今回はみんな頑張った」咲坂とコーヒーを飲みながら、神宮寺が呟きました。猫田も立ち直り、熱海も成長した。「それに・・咲坂先生と夏目先生のタッグは素晴らしかった」やっぱり君たちはグッドパートナーだよ・・称賛する神宮寺。

 

ですが、咲坂は”ベストフレンド”という言葉には若干のわだかまりが。「・・・みずきがそれを望んでいる訳ではないですし・・難しいなあ・・・」どうしたら・・咲坂は分からなくなっていました。

 

「正確に言えばね、咲坂先生・・”ベストフレンド”からやり直したらいいって言ったんだ」”やり直す”という神宮寺の言葉に反応する咲坂。離婚した当時と今とでは、二人とも変わっているはず。そう言って笑う神宮寺ですが・・・

 

その頃、佳恵の元には移籍の話が舞い込んでいました。「あなたの活躍ぶりはよーく知ってるわ、夏目先生」佳恵の目の前に座る女が持ち上げます。咲坂とのことも承知の様子。パートナー弁護士として、自分の元に来れば報酬は今の倍以上・・魅力的な条件を提示します。

 

別れた旦那と同じ事務所にいるなんて、余計な気を使うだけ。佳恵ならば、もっともっとやれる・・と盛んに煽ります。「うちに来て夏目先生・・絶対後悔させないから」自信たっぷりの女に対し、佳恵は・・・

 

感想

見た目はスマートながら、地道で泥臭いやり方でこれまで勝利をもぎ取ってきた咲坂。しかし、これは神宮寺法律事務所のお家芸なのではないでしょうか。

 

危うく結婚詐欺に引っ掛かりかけた・・そのショックから立ち直った猫田が提案したのは、まさに地道で泥臭いやり方でした。伊豆白風温泉郷の旅館に片っ端から電話を掛け、客室稼働率を調べ上げる。そのデータを基に、『しらかぜ荘』の営業不振が天候不順の影響ではなく、爆発事故の風評被害のせいだと証明する。

 

その調査に神宮寺法律事務所の弁護士、パラリーガルが総出で当たるという・・・岬からは面倒なやり方と皮肉られもしましたが、これまでの咲坂たちのやり方の集大成といっていいのではないでしょうか?

 

全員が心を一つにして、業界の盟主を気取る巨大法律事務所や、大物政治家に立ち向かうという、思わず胸が熱くなる展開。そして最後には、裁判に負けて判例として残る事態になれば、メンツが潰れる事になる岬の動揺を見越し、和解に持ち込むことに成功。完全勝利した咲坂には、”グッジョブ!”と言う言葉がぴったりですね。

 

少し残念だったのは、熱海の成長をもっと描いて欲しかった・・という点でしょうか。今回、勝利の決め手となったのは、猫田が出したアイディア。

 

圧力を掛けてきた荒木田の秘書に対しても、真っ先に反論の口火を切り、中々頼りになるところを見せてくれました。大田蘭子の一件で味噌をつけた猫田でしたが、十分に名誉挽回出来たのではないでしょうか?

 

対して熱海は、前回”一人の人間として”土井垣に啖呵を切る、という見せ場が用意されていたのに比べれば、やや物足りない感じがしました。最後に勝太に対し「あんな検索ワードぶっとばせ」と、励ますシーンが印象に残ったくらいではないでしょうか?もう少し活躍を期待していたのですが・・・

 

まとめ

第7話・第8話は、最終章を前に宿敵の岬&マッキンリーとの対決となりました。第1話では外資系の報酬体系の仕組みを逆手に取り、いわば搦め手から攻略した咲坂。

 

しかし、今回は泥臭いやり方ながらも、”正面突破”と言っていいのではないでしょうか?ビジネスロイヤーとしての活躍には、文句のつけようのない展開でしたが、一方で元夫婦と一人娘の関係は、中々難しい局面を迎えているようです。

 

「・・・だったら元通りになってよ、パパとママが友達になんてなってほしくない」そう言って、咲坂と佳恵が”ベストフレンドになる”事を拒んだみずき。

 

一体どうすればいいのか?迷う咲坂ですが、神宮寺は”ベストフレンドから”やり直せばいい・・と、ヒントを与えます。次回、いよいよ最終回となりますが、みずきの願いは叶うのでしょうか?

 

そして、引き抜きの誘いを受けた佳恵の判断は、咲坂との関係にどんな影響を及ぼすのか?急転直下の展開はあるのか?楽しみに待ちたいと思います。

 

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ラヴソング8話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ

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転用:http://www.fujitv.co.jp/index.html

神代がさくらのために作った曲、それは恋人でもあった春乃のために、かつて作った曲のアレンジでした。何も知らず神代の事を”天才”と褒めちぎるさくら。

 

そして弦巻は、トップアーティストのシェリルが神代に興味を持っていることを伝えます。実は移籍を考えているシェリルを繋ぎとめるため、弦巻はさくらに対して、シェリルの曲を優先するよう神代を説得してほしい・・そう言って頭を下げるのでした。

 

自分は神代にとって邪魔なのか?ショックを受けたさくらに追い打ちを掛けるように、夏希の口から曲の真実が告げられます。そして、さくらに自分の音楽に対する思いをぶつける神代。さくらはそんな神代に、ついに思いを告白しますが・・神代はその思いを受け止めることはありませんでした。

 

さくらが神代に自分思いを告白し、夏希は姉・春乃のものだった曲を神代が勝手にさくらに提供したことで、激しく動揺。そして神代は自分の口でさくらに過去を告白し、大きな展開があった前回第7話。そのラストでさくらの喉に異常が見つかり、波乱の予感が漂います。

 

さらに新人アーティストのLeolaさん演じるシェリルが、次の展開のカギを握っているようですが、第8話での彼女の活躍にも注目が集まります。

 

ラヴソング8話あらすじ・ネタバレ

「・・・シェリル的にはバラードみたいなのがいいと言ってました」トップレコードに打ち合わせに訪れた神代。「神代さんの売れた曲”愛の中”みたいなので・・・」担当者に続けて、「そうね・・”愛の中”・・・」幹部と思しき男が、さほど関心なさげに呟きました。

 

「”恋の中”です。”恋の中”」訂正する弦巻。「そうね”恋の中”みたいな曲・・頼みますよ」間違いを詫びる訳でもなく、手ではスマホを弄ったまま呟きました。シェリルに提供するための楽曲の打ち合わせなのですが・・全くいい加減なものでした。

 

打ち合わせを終え、トップレコードを出る神代。やはり不安を感じたのか、弦巻に念押ししておきます。シェリルの曲は必ず書く、だから佐野さくらの契約も進めるように。

 

その頃さくらは精密検査を受けているところでした。「大丈夫かなあ・・さくら」真美が呟きました。仕事にもちゃんと言っているし、大丈夫だろう・・引っ越しの手伝いをしながら、空一が答えます。二人は検査の事を知りません。

 

つい先日までプロデビューのため嬉しそうに練習に励んでいたさくら。しかし、ここ数日は帰りも早く、デビューの話もトンと聞かない・・・さくらも真美に頼らないよう頑張っている・・そう無理矢理結論付け、二人は納得することに。

 

神代はシェリルに欠く曲のイメージを膨らませるため、彼女の曲を聴いていますが・・気にかかるのはさくらの契約の件です。

 

病院での検査を終え、部屋に戻るさくら。ドアの前で立ち止まり、ややあって勢いよくガチャっと開きます。「た・・ただいま!」空元気を出して、真美に病気のことを気付かれないように。引っ越しの準備が進み、大分片付いた部屋を見て、若干の寂しさを漂わせます。

 

送別会やらねえか?空一の提案にさくらは、「ま・・真美のカ・・カレー食べたい」最後に少し甘えたくなりました。「あたし作んの?送り出してもらうのに?」そう言いつつ、楽しそうな真美。隣にぴたりと寄り添うさくらの頭を、真美がポンッポンッと撫でてやります。

 

「さくらちゃんのことを・・この前診察した」増村に呼び出された神代は、思わぬことを聞かされます。唐突な話にキョトンとしている神代。「悪性の腫瘍が喉に出来ている」増村がショッキングな事実を告げます。幸い転移はしていないものの、最悪の場合声帯を切除するかもしれない・・・「声を・・失うってことか」信じられないといった様子の神代。

 

増村は、さくらに検査結果を告知する際に立ち会うよう求めますが、「佐野さんが・・それを望むとは思えないけど・・・」神代は拒みます。さくらの不安な気持ちを思い、苛立つ増村。お前はいつもそうだよな・・人間が怖いのか?神代の態度にやりきれなさを感じます。

 

「ああ・・怖いよ」人の人生に踏み込んだり、踏み込まれたり・・ウジウジとした神代の態度に、声を荒げる増村。「これ以上周りをイラつかせるな!」来週の火曜日にさくらの告知に立ち会うよう、無理矢理約束させるのでした。

 

真美の結婚式の招待状を見つめるさくら。”当日のご祝詞を”そう書かれた文字が目に留まり、小さくため息をつきます。真美がカレーを作り、空一が食器を並べ、野村はテーブルの準備中。真美の送別会の準備が進んでいます。

 

「こういう時こそチャンスですよ・・・」空一に囁く野村。寂しそうにしているさくらを見て、そこに”付け込む”ようアドバイスしますが・・・「ぶっちゃけ野村さんの場合、カネ積んだからっしょ・・」ズバリ突き付けられ、へこむ野村。

 

そんな男二人をよそに、さくらと二人きりで、真美がこれまでの感謝を伝えます。「あんたが居てくれたから、ここまでこれた」さくらと一緒だったから辛いことも耐えられた。やけになった時にも踏みとどまれた。照れくさそうにするさくら。

 

「・・・最後にこれだけ言うてええ?」グッとさくらに顔を近づける真美。「愛しとる」真っ直ぐさくらを見つめ、はっきりと伝えます。顔を見合わせたまま、思わず吹き出す二人。「わ・・わ・・私も愛しとる」照れながら気持ちを伝えるさくら。

 

「人妻とチューしてみる?」真美がおどけて答えます。ひとしきり笑った後、「さくら・・スピーチよろしくね」改めて親友にお願いする真美。その後、四人で真美のカレーを味わいます。真美と過ごす最後の夜を、さくらは十分楽しみました。そして、真美は部屋を出て行きました。半分が空っぽになった部屋の中に、寂しそうに座り込むさくら。

 

調理学校の教室では、空一が一人で考え事をしていました。「すみませーん!この教室カギ閉めますけど・・・」涼子が声を掛けます。気付いていいないのか、まったく反応しない空一。ああ、さくらに会いたい・・さくらの声が聞きたいなあ・・空一の”心の声”を勝手に代弁する涼子。

 

さくら・・さくら・・「さくら!!」涼子が目の前に顔を突きだし、そこで空一もようやく気付きました。「好きならちゃんと振り向かせなきゃダメじゃない?」涼子のお説教に、空一はむくれた様子。じゃあどうすれば・・そう呟く空一に、いきなりキスしようとする涼子。

 

驚いた空一が思わず体を逸らします。気まずい沈黙・・マジでどうすれば・・・「あたしに聞かないでよ!」いつまでもウジウジする空一を突き放す涼子でしたが、「そばに居てあげればいいんじゃない」ポツリと呟いて去って行きました。

 

「この丸い部分が、肉腫といって癌の一種です」増村から告知を受けるさくら。肉腫が声帯の近くにあることから、最悪の場合は声帯を摘出することを考えなければならない。切開してみなければはっきりとしたことは言えないものの、厳しい現実が付きつけられました。

 

「ス・・ス・・スピーチするんです。ま・・真美の結婚式があ・・秋にあって・・・」それまで手術は待ってほしい、さくらはどうしてもスピーチをやらなければなりません。しかし、早く手術しないと転移の危険性が高まり、命に係わることに。決断を求める増村ですが・・・

 

検査結果を聞き診察室から出てきたさくらを、神代が待っていました。さくらは一瞬驚きますが、軽く会釈だけしてそのまま歩き去ろうとします。喉がちょっと変だったんで・・適当に誤魔化そうとするさくら。ですが、神代は既に増村から話を聞いていました。

 

「な・・何だそうか」声が出せなくなるかも・・歌えなくなるかも・・つい不安が口を突いて出ます。「手術すれば良くなるかも・・」さくらを気遣う神代ですが、「せ・・先生には関係ない」一人で何とかすると言い張るさくら。そんなさくらに対し、「俺に出来ることは・・何でもしたいと思ってる」罪滅ぼしのつもりか、神代が申し出ます。

 

「す・・好きになれって言ったら、す・・好きになってくれるんですか?」感情を露わにし、さくらが詰め寄ります。無理でしょ・・だったら優しくしないで・・放っておいて・・たまった不満をぶつけます。「・・・ごめん」ようやくそれだけをボソッと呟いた神代。

 

さくらはフッと笑うと、「せ・・先生にしてほしい事とか、な・・何もないんで」人の心配をしていないで、シェリルの曲作りに専念するよう促します。「せ・・先生のゆ・・夢が叶うの応援してるんで」わざとおどけた様子で、それだけ言って去って行きました。

 

落ち込んだ気持ちのまま、部屋の戻ったさくら。何故かドアのカギは空いています。「お帰り!」部屋の中には空一が居ました。「な・・な・・何でおるんよ」ポツリとつぶやくさくら。

 

「良い肉ゲットしたんだよ・・・」そう言って空一は、冷蔵庫からパックの肉を取り出しました。「な・・な・・何でおるんよ!」突然泣き出すさくら。訳が分からず戸惑う空一。

 

「辛気臭い顔してんなあ・・・」一人で飲んでいる神代に、マスターの笹が話しかけます。波風が立つということは、人生が終わってない証拠。そんな笹に、酒を注文する神代。「・・・人間らしくなってきたな」笹はそう言ってグラスを渡しました。

 

病理組織診断報告書・・さくらの検査結果を見つめる空一。”喉頭腫瘍疑い”そう書かれています。傍らには泣き疲れて眠るさくらが。空一が見つめていると・・やがて目を覚ましました。「腹減っただろう、何か作ってやるよ」空一は冷蔵庫を開け、食材をあさり始めます。

 

「や・・やっぱり手術しとうない」声を失うかもしれない恐怖に、躊躇するさくら。もし歌えなくなったら、私なんて意味ない・・・生きている意味がない。

 

「お前バカか?」まだ決まった訳じゃない、悲観的になるな・・空一が叱咤します。しかし、声が出なくなってしまったら、真美の結婚式のスピーチも出来ません。それまでには良くなっている、絶対大丈夫!そう言って励ます空一。

 

「心配なら、真美には俺から・・・」空一が言いかけると、さくらが慌てて首を振ります。「言わないで・・・」真美にはまだ言わないで・・小さく呟くさくら。真美が病気のことを知れば、手術を勧めるのは目に見えています。空一はそんなさくらを、気分転換に海に連れて行くことにしました。

 

バスに揺られながら、二人は海へと向かいます。そしてたどり着いたのはまだ人気のない海岸。「あーーー!!!」いきなり大声を出す空一。ストレス発散!不安とか色々溜まっているものを全部吐き出せ!空一に言われ、負けじと叫ぶさくら。

 

ひとしきり叫ぶと、二人とも疲れて浜辺に腰を下ろします。「そ・・そう言えば、こ・・この前フラれた」ぶっきら棒に、さくらが打ち明けました。「ダッサ・・何それ!」茶化す空一。二人は波打ち際で、子供のようにはしゃぎ回ります。

 

「な・・な・・何で私なんかね?」さくらに尋ねられますが、空一は咄嗟に言葉が思い浮かびません。と、その時。さくらが、少し離れた場所でしょんぼりしている少女を見つけました。

 

ランドセルを脇に置き、ひとり俯く少女の元に二人が駆け寄っていきます。「おい!一人で居んのか?」話しかける空一を、少女が黙って見つめています。変なオッサンと思われてる・・少女と空一の間に割ってい入るさくら。

 

空一がおどけて見せますが・・少女は黙ったまま。さくらは、自分の吃音に少女が驚いたと思ったようです。「こ・・こ・・これ?び・・びっくりするよね・・・」ごめんね、そう言って謝るさくらを空一がフォローしようとしますが・・・少女が右手で脚を叩き始めました。

 

随伴運動・・吃音症の人の中には、言葉を発するきっかけに体を叩いたり、足踏みしたりするなどの行動を取る人も。少女は脚をポンッポンッと叩きながら一生懸命喋り始めました。「は・・話し方、へ・・変ってい・・言われた」少女の話を聞き、驚く二人。「お・・お姉ちゃんもよ・・よく、へ・・変って笑われた」少女の目線で語りかけるさくら。

 

辛いよね・・すごいよく分かる。でも良かったこともあるよ・・人の優しさを知った。「そ・・そんなの、う・・嘘だよ」みんなイジワルだもん・・悲しげに話す少女。「わ・・私も、み・・みんなイ・・イ・・イジワルだなあって思ってた」でも、歌に出会って世界がガラッと変わった・・自分を好きになって前よりも強くなれた。

 

強くなれば幸せになれる・・「ぜ・・絶対に!」力強く頷くさくら。だから強くなりな・・そう言ってさくらは少女と指切りで約束するのでした。

 

その後、二人は増村の元へやって来ました。「しゅ・・手術します」怖いけど・・少女との出会いがさくらを変えたようです。「決心してくれてよかったです」落ち着いた口調で話す増村は、1カ月後に手術の予約を取ることを告げました。お願いします・・そう言って頭を下げるさくら。

 

「こいつの事、頼みます」頭を下げる空一。最後に、さくらはどうしても気になることを増村に尋ねました。「き・・吃音のせいで、こ・・この病気になったんですか?」あの少女の事が頭を過ります。「いや、吃音とは全く関係ない」その答えにホッとするさくら。

 

「1カ月後に手術だ・・・」増村が神代に予定を告げます。ホッとした神代は缶コーヒーを一口飲むと、今シェリルの曲を作っていることを話しだしました。「もし、シェリルが俺の曲気に入ってくれたら・・佐野さんのデビューの話も動き出す」佐野さんの歌・・残してやってくれよな・・・神代はそう言って増村に頭を下げました。

 

その頃、さくらは単独ライブを開きたい、と空一に相談していました。「こ・・後悔したくないじゃん」会社の人も、お世話になった人も呼んで、みんなに聞いてもらいたい・・・さくらの決意を聞き、空一も協力を申し出ます。しかし、「神代先生・・もちゃんと呼べよ」空一の一言に、さくらは少し表情を曇らせました。

 

「やっぱりポップな感じの曲を作ってもらっていいですかね?」再びトップレコードに打ち合わせに来た神代ですが、担当者からいきなり条件の変更を告げられます。前回はバラード調との要求だったはずですが・・・「この前お伝えしたことは、忘れてください」シェリルがポップ調がいいと言ってまして・・くるくる変わる要求に苛立つ神代。

 

「ポップって言ったって、ミディアムからアップからいろいろ・・・」話を詰めようとする神代ですが、神代さんのイメージするポップで・・と体よく丸投げしようとしてきます。埒が明かないと感じた神代は、シェリルと直接会わせるよう求めますが・・・「シェリル暇がないんですよ。

 

まあ、想像できないと思いますけど」バカにしたように断る担当者。こんなやり方ではかえって二度手間になる・・正論を唱える神代ですが・・・「せっかくのチャンスを潰すかどうかは・・あなた次第ですけどね」立場をわきまえろ、と暗に示唆するトップレコードの幹部。

 

さくらは、久しぶりに夏希のクリニックを訪ねることにしました。ライブのチラシを持って。「ご・・ご無沙汰してます」中に入り、夏希に声を掛けます。

 

「ごめんね・・この前はごめん」あたし小っちゃくて嫌な女だった・・『S』での出来事を詫びる夏希。「な・・夏希先生はい・・いい女です」笑って答えたさくらは夏希にチラシを渡します。さくらが単独ライブに挑戦すると聞き、驚く夏希。

 

「ラ・・ライブでこ・・この間の曲、う・・歌ってもいいですか?」かつて神代が春乃のために作った曲・・しかし、さくらにとっても特別な曲です。

 

「分かった・・歌って」少し考え、夏希はさくらに歌ってもらうことにしました。夏希先生のおかげでここまで出来るようになりました・・改めてさくらが感謝を伝えます。人前で歌うのこれで最後になるかもしれないんで、良かったら来てください・・そう言って頭を下げます。

 

「どういうこと?」さくらが言った”最後”という言葉が引っ掛かった夏希。さくらは喉の病気のことを告げます。「・・・嘘でしょ」努めて明るく話すさくらに、愕然とする夏希。

 

「どうしてそれを・・先に言ってくれないの!」動揺が収まらない夏希は、つい声が大きくなってしまいます。「だ・・だ・・だって、ズルいでしょ・・・」先に病気のことを話せば、夏希も承諾せざるを得なくなる・・・そんな風になりたくなかったのでした。

 

さくらは、張り切って職場でライブのチラシを配って回ります。同僚の女性たち、そして工場長にも。興味津々の同僚たち、対してチラシを見ても一見無反応な工場長ですが・・・チラシを掲示板に張るよう命じ、「頑張れよ」さくらに一言だけ伝え、仕事に戻っていきました。

 

そして、さくらは工場の入り口でじっと待っています。すると、中から仕事を終えた神代が出てきました。慌てて追いかけるさくら。「お・・お願いがあって・・・」ライブであの曲を歌ってもいいですか?神代にも許可を求めます。

 

「もちろん!好きに歌っていい」快諾した神代にチラシを渡すさくら。「ワンマンって・・一人でやる?」驚いて尋ねる神代。これで本当に最後になるかもしれない・・「き・・来てください」さくらはどうしても神代に曲を聴いてほしいようです。「・・・分かった・・絶対行くから!」さくらの決意の固さを見て、神代が約束しました。

 

『S』で会う神代と夏希。「・・・さくらちゃんのライブ、来るよね?」少し不安な夏希。もちろん・・神代の答えを聞き、ホッと胸をなでおろします。歌えなくなるかもしれないから、ステージに立つ・・さくらの強さに胸が熱くなる夏希。

 

夏希や神代が思っているより、ずっと強いさくら。「あたし、敵わないや・・・」夏希が涙声になって呟きます。「やりたいことをちゃんとやるってさあ・・すごいことだよね」声を震わせる夏希、そうだな・・神代が短く答えます。

 

開店前のライブハウス『S』では、さくらがライブのリハーサルをしています。その頃神代は、弦巻と共に『S』へと急いでいました。そこへ、弦巻の携帯に着信が入りました。「はい・・え?今すぐですか?」神代がその様子に気付き・・・

 

『S』には既に大勢の客が入っていました。空一がウェイターとして、忙しく駆け回っています。そこへ真美と野村がやって来ました。カウンターで笹と話しているのは夏希と増村、星田の三人。増村はさくらが無理をしないか心配しています。「大丈夫だよ・・さくらちゃん強いから」ポツリと呟く夏希。

 

さくらがまだ空いている席を見つめていると、会社の同僚たちがやって来ました。そして工場長もすぐ後から現れました。「どんなもんか見せてもらおっかなあ」一応楽しみにしてくれているようです。「さくらちゃん・・そろそろ準備始めようか」笹に促され、ステージに向かうさくらでしたが・・・

 

「佐野さんのライブ・・どうしましょう?」弦巻が神代の考えを確認します。「今夜を逃すと・・次、いつ会えるか分かんないんだろ・・・」今はシェリルに会うことが重要・・神代は腹を固めたようです。そして改めて、さくらとの契約を上に通すよう、弦巻に念を押します。「出来るよな!」強い口調で弦巻に迫ります。「・・・もちろんですよ」そう答える弦巻ですが・・・

 

いよいよライブが始まる時間になりました。依然として姿を見せない神代に、さくらが不安をのぞかせます。と、そこへ、神代からの連絡を受けた夏希が駆け込んできました。

 

「・・・広兄が・・シェリルに急に呼ばれちゃったんだって」今夜は間に合わないかも・・さくらは小さく頷き、ステージへ向かいます。キレかかる空一を真美が止めます。「あんたが聞かないでどうすんの?」そうこうするうち店内が暗くなり、ステージ上のさくらにスポットライトが当てられます。

 

「こ・・こ・・こんばんは」さくらが挨拶すると、数人の客が挨拶を返してきました。今日はわざわざ来て頂き、ありがとうございます・・会場からは拍手が沸き起こります。「わ・・わ・・私は、き・・吃音です」右手で脚をポンッポンッと叩きながら、懸命に話すさくら。

 

「こ・・言葉がつ・・詰まってしまいます。は・・話すのが苦手です」顔を見合わせる会社の同僚たち。静まりかえる店内で、さくらが話を続けます。吃音が恥ずかしくて、今までばれないように過ごそうとしてきたこと。

 

そのせいで、会社の仲間たちには迷惑をかけただろうこと。もっと自分を見せる勇気を持っていれば・・「き・・今日は、ほ・・本当の私を見てください」さくらが話し終えると、会場に拍手が沸き起こりました。真美や空一、そして夏希が見守る中、さくらが歌い始めました。「好きよ 好きよ 好きよ ♪こんな歌ができたの ♪」会社の同僚たち、そして増村も真剣に曲に聴き入ります。

 

その頃、神代はシェリルに会いに来ていました。先に部屋に入り、神代と弦巻の二人が待っているところへ、ついにシェリルがやって来ました。サングラスを外し、じっと神代を見つめるシェリル。「はじめまして、神代です」軽く会釈をします。打ち合わせのため、席に着こうとする神代を無視するように、ソファーに腰を下ろすシェリル。

 

その頃、ライブは大盛況のうちに終了。会場は温かな拍手に包まれています。「お疲れ!」ライブを終え、屋上で夜風にあたるさくらのもとに、空一がやって来ました。「お前すげえな・・マジすげえよ!」見事にライブを成功させたさくらの頑張りに、感動する空一。

 

「俺さあ・・やっぱお前のこと好きだわ」唐突にさくらに告白します。何で好きなんだろ・・美人じゃないし・・性格悪いし・・家事できないし・・文句ばっかり言うし・・乱暴で。これでもかと、さくらの欠点を並べ立てる空一。

 

「き・・傷つくんですけど」ちょっとむくれるさくら。それでも「・・・お前がそばに居ない人生とか考えられんねえもん」空一は最後にそう伝えました。「ず・・ずっと、い・・一緒にいるじゃん」照れくさそうに答えるさくら。

 

これからもずっと一緒に・・ポツリポツリと呟くさくらを空一が後ろから抱きしめます。「・・・しゃ・・喋れなく、なるかも」照れくさそうにするさくら・「いつもうまく喋れてないじゃん」そう言うと空一は、さくらにキスをするのでした。

 

神代は依然として、シェリルサイドとの打ち合わせを続けいていました。「それじゃ・・今日は、曲の方向性について・・」担当者が言いかけると、横からシェリルが突然声を上げました。「なんか・・印象が変わりましたね」老けた・・スマホを弄りながら呟くシェリル。

 

春乃のジャケット写真の頃の神代がタイプだった・・淡々と話すと、「・・・で、何が聞きたいんですか?」気怠そうに神代に尋ねます。曲の方向性について・・そう答える神代にシェリルはたった一言、「売れる曲!」そう言ってニヤッと笑いました。

 

感想

さくらから思いを告白されたにも関わらす、「一緒に音楽をやりたい・・・そう思ってる」そう答えた神代。そして二人は別々の道を進むことになってしまいます。失意のまま、増村勧められるまま喉の検査を受けたさくらには、過酷な運命が待っていました。

 

一方の神代には大きなチャンスが。神代の事を今でも評価するかつてのマネージャー・弦巻の後押しもあるのか、トップアーティスト・シェリルからの楽曲制作の依頼が舞い込みます。

 

しかし、弦巻の熱意とは裏腹に、レコード会社の幹部たちの態度は冷ややかと言っていいものでした。曲の方向性からして丸投げの状態で、困惑する神代。この話には何か裏があるのでしょうか?

 

幼いころがら吃音に苦しみ、言葉に強いこだわりを持つさくら。そして、魔法のように、夢の中のようにすらすら言葉が出てくる歌への思い。歌っている時は自分が好きになれる・・そんなさくらを襲う病魔。

 

よりにもよって喉に腫瘍が見つかり、声を失うかもしれないという危機に見舞われてしまいます。親友・真美の結婚式でのスピーチも控え、つらい決断を迫られるさくらを支えるのは空一でした。前回、神代に告白したにも関わらず、思いを受け止めてもらえなかったさくらは、このまま空一を選んでしまうのでしょうか?

 

ライブ終了後の二人の様子は、とてもいい雰囲気でしたが・・・幼馴染でさくらの良いところも、欠点も全て知っている空一ならば、うまくやっていけるのかもしれませんが、さくらは神代への思いを完全に断ち切ることが出来るのでしょうか?

 

ひょっとしたら、これで最後になるかもしれないさくらのライブ。神代がその歌声を聴きたいと思ったのは、本当にさくらの歌声に惚れているからなのでしょう。

 

しかし、ライブへ向かう直前になってシェリルと会えることに。さくらの契約を前に進めるため、苦渋の決断を下した神代。さくらの思いを裏切ったことに対する、償いの気持ちがあったのかもしれません。

 

トップレコードの幹部たちの見下したような態度、増村から聞かされたさくらの病状、さくらに対する後ろめたさ・・いろんな思いを呑み込んでシェリルとあった神代でしたが、鼻持ちならないトップアーティストからは更なる波乱の予感が・・・本当に自分のやっていることがさくらのためになるのか?

 

神代の胸にはそんな疑問が渦巻いているのかもしれません。しかし、既に一歩踏み出した以上、たとえシェリルがどれほど嫌な相手だろうと、たとえ空一からどれ程厳しい言葉を突き付けられようと、神代は前へ進むしかないのかもしれません。

 

まとめ

さくらは空一に励まされ、そして同じ吃音に苦しむ少女との出会いによって、喉の手術を受けることを決意します。そして、声を失うかもしれないさくらは、最後に親友の真美や空一、夏希、会社の同僚たち、そして神代に自分の歌声を聴かせるため、ライブを開きます。

 

果たしてこれが最後の歌になってしまうのでしょうか?手術は成功するのでしょうか?そして、さくらの契約は本当に進められるのでしょうか?ラストに向けて大きく動き始めた物語・・神代を翻弄するシェリルの思惑は?そして弦巻は神代の信頼に応えることが出来るのでしょうか?

 

『ラヴソング』を語るうえで欠かせないのが三人の歌姫の存在ではないでしょうか?ヒロイン佐野さくら役の藤原さくらさん、神代のかつての恋人・春乃役の新山詩織さん、そして今後の展開のカギを握ると思われるトップアーティスト・シェリル役のLeolaさん。

 

第8話のラストで登場したシェリルは、強烈な印象を残してくれましたね。神代を完全に見下し、ストレートに”売れる曲”を要求するなど、かなり毒気の強いキャラクターのようです。残りの物語の中で、どんな風に神代やさくらを巻き込んでいくのでしょうか?

 

そして、新山詩織さんの演じる春乃は、死の真相について未だはっきりとは語られておらず、これから見せ場が作られていくのかもしれませんね。

 

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真田丸23話あらすじ・ネタバレ・感想まとめ『攻略』

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真田丸23話あらすじ・ネタバレ

豊臣秀吉は、総勢21万を超える兵を集め北条攻めを開始する。

 

石田三成は、真田を徳川ではなく、上杉につける。いまだ三成は徳川家康を信じていなかった。秀吉は小田原城を取り囲み、北条氏政は籠城することを選ぶ。

 

氏政は、奥州の伊達政宗の援軍を期待していたが、正宗は秀吉側に下る。氏政は期待を裏切られ、わずかな希望を打ち砕かれる。

 

板部岡江雪斎は、北条滅亡を防ぐため氏政に説得を試みるが、氏政は降伏を認めなかった。一方、家康らは氏政の降伏を望んでいた。

 

そんな中、江雪斎は、信繁を指名し、氏政を説得して欲しいと嘆願する。氏直は「儂を助けてくれ。分かってくれ、儂は今すぐにでも降参したいのじゃ」と言うが、氏政は城との心中を望んでいた。

 

北条氏の滅亡を避けるため、信繁に北条氏の未来を託すだが、城内の反対勢力に信繁は襲撃されてしまう。佐助、小山田茂誠の助けにより、信繁は窮地を切り抜ける。

 

感想

真田丸23話『攻略』では、北条氏政(高嶋政伸)が追い込まれる姿が繊細に描写されていました。板部岡江雪斎(山西惇)は、氏政に対して「蹴鞠に興じるは、誰よりも戦を気にされている証拠。

 

薄化粧しているのは、やつれているのを隠すため」と指摘しています。これに対して氏政は「上に立つ者の辛さよ」と言っています。これには上に立つ者の役目を理解しての行動、さすが氏政と言うしかありません。

 

その後、氏政は、「伊達さえ来てくれれば…」と呟きます。氏政の最後の希望、それは伊達政宗(長谷川朝晴)でした。この時、正宗は、北条側につく可能性はあったのでしょうか。正宗は、奥州の65郡ある中の30郡以上を支配下に置き、南欧州の覇者と呼ばれていました。

 

齢24歳。秀吉(小日向文世)が24歳のころは、信長の足軽程度の存在です。比較すると雲泥の差がありますね。血気盛んな正宗は、秀吉の勝手な戦を禁じる「惣無辞令」を無視し、戦を繰り返して奥州での勢力を拡大していました。

 

命令を無視する正宗に秀吉から北条を討つための参陣命令が出ます。正宗は、①秀吉に下るか、②北条に味方するか、③命令を無視して傍観するか、悩みます。

 

①秀吉に下れば、領土は安堵されます。が、秀吉に下ることは天下を諦めることになります。野心家であったゆえ、この決断は簡単にできません。次に、②北条に味方すれば、上手くいけば戦乱の世に逆戻りさせることができたかもしれません。

 

しかし、それには徳川家康(内野聖陽)が秀吉と対立することが必要条件です。家康、北条、伊達が組めば、秀吉から天下を奪えたかもしれませんが、今の家康にはその気概がありませんでした。そのため、ここで、北条側に味方すれば、北条、伊達の双方が滅びるのは明白です。

 

最後に③命令を無視して傍観しても、伊達の立場を悪くするだけなのは明らかです。ここで正宗は、①を選択し、切腹の時の出で立ちの白装束で秀吉に恭順の意を示します。

 

北条が伊達の防波堤となっている間は、秀吉の言うことを聞かず、防波堤が決壊すれば、軍門に下がる。さすがの正宗、選択を誤りません。

 

これで氏政の希望が打ち砕かれました。氏政は3代氏康から後を継いで北条氏の勢力拡大に務め250万石(武田氏、上杉氏でも最大130万石程度)の最大版図を築いたことから、隠居してもその影響力は絶大でした。

 

その影響力が仇となり、北条早雲から100年近く続いた北条家を滅亡させることとなっていまいます。隠居後も影響力を誇示するのは、あまり良い結果を招かないのかもしれませんね。

 

まとめ

真田丸23話『攻略』では、信繁(堺雅人)は、氏直(細田善彦)や江雪斎から氏政を説得して欲しいと嘆願されます。江雪斎は、身内の者で氏政を説得するのが困難なことから、信繁に白羽の矢が放ちます。22話『裁定』で魅せられた信繁の人を動かす力に期待してのことでしょう。

 

ただ、北条の未来を託された信繁は、城内の反対勢力に襲撃されてしまいます。氏政との話し合いの場につくまでの調整は、氏直や江雪斎の役目だと思いますが、これも演出です。信繁が「城を枕に討死する」と豪語する氏政をどのように説得するか、来週が小田原攻めのクライマックスになりそうですね。

 

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増村から喉に癌があることを告げられ、ショックを受けるさくら。真美や空一に話せず、一人で抱え込み悩みます。

 

真美の結婚式のスピーチを頼まれているさくらは、声を失う恐れのある手術を受ける決断がつきません。

 

そんなさくらに対し、「俺に出来ることは・・何でもしたいと思ってる」そう申し出る神代でしたが、「す・・好きになれって言ったら、す・・好きになってくれるんですか?」厳しく切り返され、何も言えないのでした。

 

失意のさくら手を差し伸べたのは空一でした。空一に海に連れ出されたさくらは、自分と同じ吃音の少女と出会ったことで、手術を受ける決断をするのでした。

 

そして、さくらは手術の前に”最後の”単独ライブを開くことに。夏希と神代から”春乃のために作った曲”を歌う許可を取り、ライブに招待したさくら。

 

しかし、神代は当日になってシェリルに会えることになり、ライブをすっぽかしてしまいます。神代不在の中でも、ライブは大盛況のうちに幕を閉じ、さくらの懸命な姿に心を揺さぶられた空一は、告白しキスをするのでした。その頃、神代はシェリルと会っていましたが・・・

 

いよいよラストが近づいてきたラヴソング。果たしてさくらの手術は成功するのか?神代はさくらの契約を前に進めることが出来るのか?そして、さくらはこのまま空一と結ばれるのか・・・様々な思いが交錯するなか、物語は佳境を迎えます。

 

初主演の本作で、懸命な演技を続ける藤原さくらさんを見れるのも、残りあとわずか。しっかり目に焼き付けておきたいと思います。

 

ラヴソング9話あらすじ・ネタバレ

「売れる曲・・ですか」曲作りの打ち合わせのため、何とかシェリルとの面会にこぎつけた神代。しかしシェリルは、「私をその気にさせてくれれば、それでいいの」と、およそ神代の考えるような打ち合わせにはなりませんでした。

 

私が歌えば何度でも売れるんで・・そう言って自信たっぷりに笑うシェリル。言いたいことだけ言って、さっさと帰ってしまおうとするシェリルに対し、曲作りの条件を出す神代。「佐野さくらの曲を、あなたのインスタグラムでレコメンド(推薦)してもらいたいんです」そう言って、無名のさくらを馬鹿にしたように笑うシェリルに頭を下げます。

 

「神代さんって面白い事言いますね」私を満足させる曲が書けたら・・と、レコメンドを約束するシェリル。

 

さくらのライブが終わった『S』。「・・・ドタキャンとかあり得ないでしょう」カウンターで飲みながら、夏希たちが管を巻いています。

 

そこへ、シェリルとの面会を終えた神代がようやく到着しました。「あー・・やっぱり遅かった?」悪びれる様子を見せない神代に、噛みつく夏希。

 

しかし、シェリルを動かすことが出来れば、棚上げになっているさくらの契約を勧めることが出来るはず・・・「今の彼女にとっての希望は、多くの人に歌を聴いてもらうことだろう」神代は、自分の取った行動が間違っていたとは思っていません。

 

そんな神代に対し、増村が残酷な事実を告げます。「さくらちゃんの声が残る可能性は・・かなり低い」10%もないかも・・増村の話を聞き、神代も夏希も驚きを隠せません。再び契約の話が持ち上がったとしても、さくらにとってはつらいだけかもしれない。

 

さくらはまだこの事実は受け入れられる状態ではなく、増村は告知できていません。「残念だけど・・今夜のライブが最後だったかもしれないんだ」その場の全員が押し黙ってしまいました。と、その時。さくらと空一が不意にに戻ってきました。

 

「笹やん!笹やん!さくらのチューニング何たら見なかった?」そう言いながら、空一が駆け込んできました。続いて入って来たさくらが、神代がいるのを見つけ、驚いたような表情を浮かべます。「あーー!す・・す・・すっげえ遅刻!」非難するような口ぶりのさくらですが、神代が来てくれただけで嬉しいようです。

 

喉の様子を気遣う神代ですが、さくらはそんな神代の様子に、若干の不審を覚えます。そんな二人の様子を見ていた空一ですが、さくらのライブよりもシェリルと会うことを優先させた、神代の事が許せません。「チョー大事なお仕事、お疲れ様でした!」精一杯の皮肉を込める空一。そして、さくらの手を強引に引いて、店を飛び出して行きました。

 

自分の部屋に戻ったさくらは、丁寧にギターの手入れをしています。先に眠ろうとした空一ですが、思い立ったように桜のそばに腰を下ろすと、キスしようと顔を近づけてきました。微妙に躊躇するさくら。空一は途中でキスをやめてしまうのでした。

 

床に横になった空一がカレンダーを見上げています。6月20日が赤ペンで丸く囲われ、”手術”と書かれています。そして9月25日には”結婚式!”の文字が。手術を控えるさくらを、空一がじっと眺めていました。

 

「ろくなことねえな・・・」俺が誰かの人生に踏み込むと・・そう呟く神代。夏希は、神代が春乃の事を言っているのに気付きました。「・・・もしも・・・あの日俺が春乃を呼び出さなかったら」春乃の死を、いまだに自分の責任と攻め続けている神代。

 

しかし、夏希が最後に見た姉は笑顔でした。「もう一度一緒に音楽をやらないか?って広兄に言われて・・すっごく嬉しかったんだと思う」最後の瞬間は幸せの中にいた・・夏希はそう信じていました。神代が先に進めないのは自分のせいだと、春乃が悲しんでいるかもしれない・・神代を諭す夏希。

 

翌日、さくらの忘れ物を届けるため、工場にやって来た神代。「また・・怒られますよ」車の下を覗き込む神代に、さくらが話しかけてきました。相変わらずヘルメットをかぶらず工場の中をうろつく神代に注意します。

 

「昨日のライブ・・すっごいよかったらしいね」忘れ物を渡し、話題を切り換える神代。嬉しそうにはにかむさくらですが、「きょ・・きょ・・曲って、ど・・どうやってつ・・作れますか?」帰りかける神代に尋ねます。結婚式で真美の事を泣かせてやりたい・・・サプライズでオリジナル曲を歌ってやりたい、と語るさくら。

 

「しゅ・・手術がお・・終わったら、作りたいなあって・・」色々考えている怖くなる・・先に楽しみがあった方が楽になる、と。

 

さくらと別れてすぐ、神代は増村に電話を掛けました。「昨日も言ったろ・・ようやく手術を受け入れたところだ・・・」さくらに事実を告げるのは早すぎる、と難色を示す増村。しかし、手術までの残され時間を大切にしてほしい・・と言う神代の願いに応え、増村は明後日の定期検査でさくらに話すことにしました。

 

「声が残る可能性は10%もない・・・」改めてさくらに告知する増村。さすがにショックを受けた様子のさくら。「そ・・それは、か・・神代先生も、し・・知ってますか?」増村が黙って頷きます。増村が何か話しかけようとしますが、教えてもらってよかった・・慌ててそう言うと、笑顔で帰っていきました。

 

部屋に戻り、カレンダーを見つめるさくら。手術の日と結婚式の日を見比べます。さくらは空一に頼んで、手術前に真美へのビデオメッセージを残そうとしますが・・・

 

「やだ!」しばしの沈黙の後、拒否する空一。万が一のため・・という考えではそっちに引っ張られそうな気がする・・負けたことになる、と。

 

「9月25日、お前は真美の結婚式で堂々とスピーチをする!」空一はあくまで気持ちで乗り切ろうとします。「10%・・だって・・」ポツリと呟くさくら。手術を受けても、声が残る可能性は10%未満。残酷な事実を突き付けられ、動揺する空一。

 

そんな空一を見て、さくらがフッと笑いました。でも・・もう泣かない、ただでさえ話すのに時間かかるのに・・泣いてたら時間が勿体ない。そう言って強がる桜の姿に、目頭が熱くなる空一。「泣くな・・・」何度も呟くさくら。

 

「さくらちゃんに伝えた・・・彼女とても前向きに受け入れようとしている」告知したことを神代に伝える増村。安心して立ち去ろうとする神代に、何か手伝えることあるか?そう尋ねる増村でしたが・・・「ありがとう!」神代はそれだけ言うと、去って行きました。そして、神代は弦巻と共に、再びシェリルの元へ。

 

「本当にいいですね?」弦巻が確認します。そして、テレビ局を出る直前のシェリルに追い付いた二人。無理矢理車を止め、シェリルと向かい合います。「曲持ってきたにしては早すぎるんじゃない?」いぶかるシェリル。ですが、「・・・曲は作れません」そう言って謝罪する神代。

 

「ホント、面白い事言うんですね」やや戸惑うような表情を見せたシェリルが、車から降りてきました。せっかくのチャンス、じっくり取り組んだらいいのに・・冷めた表情ながら、意外に楽しみにしていたのかもしれません。

 

「この1カ月は・・ある人の人生の中で、特別な意味がある時間なんです」その限られた時間の中で、曲を作るとするならその人のために作曲したい・・自らの思いを吐露する神代。シェリルは、すぐにそれがさくらのことだと気付きました。

 

「仕事を断ったら、レコメンドの話もなくなるけど・・それでいいんですか?」挑発するように尋ねます。しばしの沈黙の後、「・・・はい」きっぱりと答える神代。

 

その答えを聞き、シェリルはむしろ神代の作る”究極のラヴソング”に興味を抱いたようです。不敵な笑みを浮かべたシェリルを乗せ、車が走り去って行きました。

 

「どうせだったらさ、すっげー凝ったの作って、真美泣かせてやるか?」空一は、結婚式のスピーチで頑張るよう、さくらに発破を掛けます。加えて、声が出なくなる前にやりたいことを書き出すよう、さくらを急かします。

 

「やろう!全部やりたいこと!俺が叶えてやる!」突然の事に戸惑いつつ、さくらは空一が渡したメモ用紙に、”やりたいこと”を書き始めました。

 

ジェットコースターに乗りたい・・お笑いライブ・・路上ライブ・・そして最後にもう一つ。ですが、すぐに消しゴムで消してしまいました。空一が気になって尋ねますが・・「書いてない!」不機嫌そうに否定するさくら。

 

さくらが最後に何を書いたのか・・・どうしても気になる空一は、さくらがシャワーを浴びている隙に、メモ用紙を明かりにかざし、書いた跡を確認することに。”もう一度歌を作りたい”うっすら残った跡からは、そう読み取れました。一瞬、表情が曇る空一。

 

そこへ神代が訪ねてきました。空一はさくらに気付かれないよう、外で話をします。「・・・君じゃなくて、佐野さんに用があるんだ」さくらに会わせるよう、要求する神代。

 

しかし、「付き合ってんだ・・俺たち」ようやくさくらが病気を受け入れ、手術前にやりたいことをやろうとしていた矢先、周りをちょろちょろされるのは迷惑・・・「邪魔しないでくれ!」一方的に話を打ち切ろうとする空一。

 

しかし、神代も後に引けません。「シェリルの仕事を断って来た」部屋に帰ろうとする空一を引き留め、自分の覚悟を告げる神代。佐野さんのために出来ることをしてやりたい・・もう一度佐野さんと音楽をやりたい・・新しい曲を作りたい・・「そう彼女に伝えてくれないか?」空一の目を真っ直ぐ見て、語りかけます。「分かった・・伝えておく」そう答えた空一でしたが・・・

 

翌日、職場での休憩時間に、真美の結婚式のスピーチを考えるさくら。「ライブの次、スピーチ!?」同僚たちも驚いています。お昼休憩が終わりに近づき、煙草に誘う同僚たちですが・・「や・・止めた」さくらの答えに、さらに驚きます。

 

そして、さくらは工場長に手術のために休暇を取りたい、と相談を持ちかけました。唐突な話に、工場長は真美の夫である野村に事実関係を確認しますが・・・

 

空一は、調理師学校の授業が終わり、一息つこうとしていたところでした。そこへ・・「空一!」真美が駆け込んできました。「さくらの喉の事、知っとんじゃろ!」突然、真美から核心を突かれ、何も言えない空一。

 

その頃、さくらは一人で増村に言われたことを思い返していました。”声が残る可能性は10%もない”改めて不安を感じたさくらは、”好きよ 好きよ 好きよ”のハミングで気を紛らわせていました。その様子を背後から神代が見つめています。

 

そっと歩み寄り、階段のステップからドンッとわざと音を立てて床に降りる神代。さくらが驚いて立ち上がります。「何してるの?」暇を持て余す様に、紙ひこうきを飛ばすさくらに尋ねます。「せ・・先生こそ」照れくささを誤魔化す様に聞き返すさくら。

 

「返事・・聞かせてもらいたくて」空一に伝言を頼んだ、もう一度さくらと音楽をやりたい・・その返事です。ですが、空一はさくらに何も伝えていませんでした。

 

「・・・なら、いいや」空一の気持ちを慮ってか、適当に誤魔化そうとする神代。それよりもさくらが気に掛かっているのはシェリルの曲作りです。

 

「ああ・・あれね・・断っちゃいましたあ・・・」生意気な女でさあ・・とおどけた調子で話す神代。「苦しまずして栄光なし」カープの黒田の言葉を引き合いに出し、さくらが神代を励まします。

 

「あんた何時から知っとったん?」何で私に・・と、真美に激しくなじられる空一。真美には結婚式まで心配かけたくない・・そう言って泣いたさくらを見て、空一はどうしても言い出せなかったのでした。「あたし親友じゃろ?」二人だけの秘密にするなんて酷い・・「心配させてえや・・・」どうしても納得のいかない真美。

 

「あいつだって言えんくて辛えんよ」本当は結婚式でスピーチしたい・・でもそれが出来ないからどうしていいか分からない・・「真美に・・甘えたいに決まっとるじゃん」それでも言えないのは、真美の幸せを邪魔したくないから。「何で分かってやらんのんじゃ!」真美は返す言葉が見つかりませんでした。

 

「神代先生ここで何してるの?」看護師に車いすを押され、ゆっくり近づいてくる湯浅志津子。「もうここには戻ってこないと思ってた」淡々と語る志津子。あなたの居場所は・・此処じゃないでしょ・・・神代に諭すように話しかけます。

 

「此処の人はみんな、良くしてくれるの・・・」私にとってあなたは・・替えの利くカウンセラーの一人・・・「あなたにとっても、私はただのクライアント・・・」でも、そうじゃない人があなたにはいるでしょう?そう言ってじっと見つめる志津子。

 

「その人のために、あなたがすべきことをしてあげなさい」そう言うと、看護師を促し行ってしまいました。

 

手術の前にやりたいことをやる・・そのためにさくらと空一は、遊園地へとやって来ました。まずはジェットコースターから。テンションの上がるさらく、絶叫する空一。”ジェットコースターに乗る”空一は、メモに書かれた文字に線を引きますが、「も・・もう一回!」まだ乗り足りないさくらが、空一の腕を強引に引っ張ります。

 

一つでは足りず、いろんな種類のジェットコースターにチャレンジするさくら。その後はお笑いライブです。芸人のネタを、手を叩いて喜んでいるさくら。メモに書かれた”お笑いライブに行く”と言う文字に線を引く空一。そして最後に残った路上ライブ。空一は調理師学校でチラシを配り、必死にアピールします。そこへ現れた渡辺涼子。

 

チラシを受け取りますが・・・「行けないなあ・・」さくらちゃんに会ったら何言っちゃうか分からない・・涼子の言葉にドキッとする空一。からかっているのかと思いきや、涼子は別れて暮らす子供と面会できることになったのでした。

 

「会えなくても、一緒にいられなくても、あの子がやりたいことが出来て、笑顔でいてくれたら」それで私はいいよ・・幸せそうに話す涼子を、黙って見送る空一。

 

「佐野さくらがやっとライブします」通行人にライブをアピールし続ける空一。「あ!何かやってる!」通りすがりを装い、空一は通行人をライブに誘導していきます。ギターをかき鳴らし、歌い続けるさくらの周りには人だかりが。

 

曲が終わると、一斉に拍手が巻き起こります。が、そこへ嗅ぎ付けた警察が取り締まりにやって来ました。慌てて逃げ出すさくらと空一。

 

二人は牛丼屋で一息入れます。注文した牛丼を掻き込み始めたその時、「好きよ 好きよ 好きよ ♪」店内のラジオからさくらの歌声が聞こえてきました。

 

思わず箸が止まる二人。「歌姫シェリルがインスタグラムにレコメンドしたことで今話題になっているラヴソング・・・」ラジオから流れてくる声を聴き、興奮する空一。

 

しかし、さくらは黙って牛丼を食べ続けています。そんなさくらを店に残し、空一は飛び出して行きました。「待っとけよ!さくら」そう言い残し、夜の街を走る空一。

 

空一が駆け込んだのは、神代の部屋でした。「先生すか?シェリルにレコなんどさせたの!」走り通しで息の上がった空一は、興奮して神代に確認します。

 

さくらの歌声がラジオで流れていたことを聞き、驚きを隠せない神代。「これ・・これ・・手術前に声が出なくなるから・・やれることを・・・」さくらの書いたメモを神代の目の前に突き付ける空一。「あと二つ残ってる!」”真美へのスピーチ”と”もう一度歌を作りたい”その二つです。

 

「”もう一度歌を作りたい”って書いて、消したんだよ!」さくらが最後にやりたかったこと・・「でもこれだけは俺じゃ叶えてやれない!」だから神代に、さくらの最後の望みを託しに来たのでした。「じゃないとあいつ、一生後悔する!!」絶叫する空一。

 

「あいつと、もう一度音楽やってくれ!!」頼む・・そう言って必死に頭を下げます。その必死な姿に、神代は決意しました。

 

一人残されたさくらは、ちびちびと牛丼を食べながら、空一を待っていました。が、そこへ現れたのは神代。驚くさくら。空一が飛び出して1時間半も待たされたさくら。店の主人が神代に注文を確認します。「佐野さんは?何頼んだの?」神代がさくらの丼を覗き込みました。

 

「ぎ・・ぎゅ・・牛丼大盛り、つ・・つ・・つゆだくの・・ね・・ねぎ抜き」”7秒の勇気”、以前神代から掛けられた言葉を引き合いに、ポツリポツリと話すさくら。

 

「それで・・世界は変わりましたか?」神代が改めて尋ねますが・・・「ど・・どうかな」苦笑いしながら、首を振るさくら。「俺と一緒に・・もう一度・・歌を作りませんか?」真剣な眼差しで問いかける神代。「佐野さんが歌いたい歌、作りませんか」重ねて問いかけます。

 

「や・・や・・やる!」ようやく笑顔になったさくらが、立ち上がって答えました。「歌いたい・・私、う・・歌いたいです」笑顔で続けるさくらに、「良かったっす!」神代も嬉しそうに答えました。

 

そして、さくらと神代は曲作りを始めました。夏希や空一も協力します。ライブハウス『S』で曲作りに取り組む二人。さくらはマスターの笹が鍋で煮込むスープを見て、詩のアイディアが浮かんだようです。

 

公園で、神代の部屋で、一緒にギターをかき鳴らしながら、曲作りを続ける二人。そしてようやく出来上がったCDに、さくらが曲のタイトルを書き込みます。”Soup 作詞 さのさくら 作曲 神代広平”完成したCDを手に、思わずハイタッチする二人。

 

「ねえ、真美ちゃんのビデオメッセージ・・考えた?」改めて尋ねる神代。さくらは言いたいことがあり過ぎて、まだ纏めることが出来ないようです。2時間だって3時間だって・・好きなだけ喋ったらいい・・神代の言葉に、「さ・・さ・・最後かもしれないですもんね」思わず弱音を吐くさくら。

 

「こら!」最後とか言わない・・神代に諭され、小さく頷くさくら。さくらが帰ろうとしたその時、空一から電話がかかってきました。

 

神代は、さくらを部屋まで送っていくことにしました。さくらが神代に送ってもらったお礼を言って、部屋のドアを開けると、中には真美が待っていました。

 

「さくら!ちょっと来て!」怒った様子でさくらを中に引っ張り込みます。慌てる神代をよそに、さくらを掴んで離さない真美。「何時連絡くれるか・・ずっと待ってたんだけど!」厳しい口調で問い詰めます。

 

「病気なんだって?」何で言わないの・・不満をぶつける真美。何も言い返せないさくらに「目つぶんな!」目つぶって!再度繰り返す真美の迫力に、思わず目をつぶるさくら。「奥歯噛んどき!」そう言った真美は、さくらの頬にペチンッと何かを当てました。

 

驚くさくらに、改めてそれを渡します。「開けて」言われるまま紙を開くと、それは結婚式の招待状でした。ですが、日時が6月18日に訂正されています。「あんたのために、結婚式5日後にしたから・・・」驚きのあまり、息を呑むさくら。

 

「声でなくなったら・・スピーチしなくて済むと思って、ラッキーとか思ってたでしょ」そうはいかないよ・・ニヤッと笑う真美。逃がさないからね・・「心に沁みるようなの。ちゃんとやって」真美の気遣いに、思わず涙ぐむさくら。

 

「涙は本番までとっとけ!」そう言ってさくらの頭をペチンッと叩きます。「イエーイ、ドッキリー!」ようやく出てきた空一を見て、緊張の糸が緩むさくら。

 

真美は、改めて神代にも招待状を渡します。「す・・すっげえいいスピーチする」感極まったさくらが約束すると、真美も空一も「期待してるからね!」そう言ってからかいます。そんな3人の様子を見守る神代は・・・

 

感想

さくらの病気を知った空一と神代。それぞれがさくらのために何が出来るのか考え始めます。ライブの直後、感極まってさくらに思いを告げ、キスをした空一。さくらが声を失う前に、やりたいことを叶えて悔いの残らないように、と願います。

 

声が残る可能性は10%もない・・とさくらに言われ、空一自信が怖くなってしまったのかもしれません。さくらのやりたいことに協力することで、不安から目を逸らそうとした、ということもあるのではないでしょうか?

 

懸命に駆け回る空一でしたが、さくらが本当にやりたいこと・・それはもう一度歌を作ることだったのです。しかし、それはさすがに空一には手に負えない問題。結局、神代に頼み込むことになるのですが、自分の無力さを思い知らされ、空一のプライドはかなり傷つけられたのではないでしょうか?

 

ですが、それでもさくらのために頭を下げるあたり、意外と器の大きな男なのかもしれません。

 

そして一方の神代。当初、シェリルの曲を作ることと引き換えにさくらの契約を勧めることが、自分に出来る最大の罪滅ぼし、と考えていたのかもしれません。

 

しかし、さくらの声が残る可能性が10%もない・・と聞かされ、手術までの残された時間でもう一度さくらと曲を作りたいと、考えを変えていきます。それは純粋にさくらの為だったのでしょうか?これまでのドラマの中で、神代がさくらを利用しようとしているように見える場面も、なかったわけではありません。

 

ですが、最大のチャンスであるシェリルへの楽曲提供を断り、さくらのために曲を作りたいと言った神代の気持ちに、邪念はなかったのではないでしょうか?

 

チャンスを棒に振り、さくらと共にもう一度音楽をやろうと決めた神代ですが、それは果たして同情心からなのか?それともさくらの気持ちを受け止めようというのでしょうか?

 

さくらにとって大事な事、それは親友の真美の結婚式でスピーチをやり遂げること。しかし、手術によって声を失う可能性は高く、一方で早く手術を受けなければ転移して、手遅れになってしまうかもしれない・・・親友の真美がこのことを知れば、スピーチを辞めさせ手術を受けさせるかもしれない・・さくらはそう考えたからこそ、真美には黙っていたのでしょう。

 

しかし、真美の出した結論は意外なものでした。さくらが安心して手術を受けられるよう、結婚式を前倒しにするという、思い切った手を打ったのでした。予想外の展開に驚くと同時、二人の友情の強さを感じさせました。これでまた一つ、最終回に向けた見どころが増えたように思います。

 

まとめ

いよいよ来週で最終回となるラヴソング。藤原さくらさんと新山詩織さん、そしてLeolaさんという三人の歌姫の共演でも話題となりましたが、主演の藤原さくらさん以外のお二人の出番は限定的なものでした。そこが少し残念でもあります。

 

トップアーティストのシェリルを演じたLeolaさんも、物語のカギを握る春乃役の新山詩織さんも、もっとしっかりとした見せ場があった方が、ドラマに深みが出たと思うのですが。

 

いずれにせよ、次回でいよいよラストです。さくらが親友の真美にどんなスピーチを送るのか、そしてさくらの手術は成功するのか、何よりもさくらと神代、空一の関係はどうなってしまうのか・・・さくらと神代が協力して完成させた、新たな”ラヴソング”は、果たして誰に向けられたものなのでしょうか?

 

ドラマの内容について、終始厳しい批評に晒され続けたラヴソング。残念だったのは最初にレッテルを張られ、ずっとそれに引っ張られてしまったことでしょうか?

 

ただ、主演を務める藤原さくらさんに関して言えば、素朴な魅力が徐々に伝わり、歌の魅力も評価されているようです。ついに最終回を残すのみとなりましたが、これまでの演技の集大成を見せてほしいですね。

 

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真田丸22話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ「裁定」

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真田丸22話ネタバレ・あらすじ

真田信繁は、父昌幸の代わりに沼田城を巡る談判の場に赴く。北条側の名代・板部岡江雪斎と論じ合い、徳川側の名代・本多正信の助けもあり、沼田城を守れるかと思われた。

 

だが、沼田城を火種に戦火が広がることを恐れた石田三成は、昌幸に沼田城を明け渡すことを嘆願する。昌幸は、三成に頭を下げて嘆願されたことから、沼田城を北条に引き渡すことを受け入れるしかなかった。しかしながら、名胡桃城だけは残して欲しい、と交渉する。

 

その結果、名胡桃城は真田側に残り、沼田城は北条側に渡ることになる。平穏が訪れたかと思われたが、北条側の猪俣邦憲が名胡桃城を侵攻したことから、ついに秀吉は北条討伐の口実を手にする。

 

昌幸は、自ら名胡桃城奪還を行おうと考えるが、秀吉は「この件、儂にあずけてはくれないか」と言う。昌幸は、自ら戦ができないことを悔しがるが、秀吉は大軍をまとめあげ、ついに北条征伐へと動き出した。

 

「裁定」感想

真田丸22話『裁定』では、信繁(堺雅人)と板部岡江雪斎(山西惇)との激論が見物でした。

 

板部岡江雪斎は、「元々は北条の城であった」と主張する一方、信繁は「武田が奪い、現在は真田が統治している」と反論します。

 

この談判の場で、沼田城を築城したのは上杉顕泰であったことや、上杉・北条・真田の三つ巴で奪いあっていること、沼田城は守りの要であり、重要拠点であることが明らかとなります。

 

さらに板部岡江雪斎に「真田は、沼田城を騙して掠め取っただけである」と言われた信繁は、「騙して掠め取り、勝ち取ったのです」と反論します。

 

休憩中、板部岡江雪斎は、信繁に対し裁判について「これは戦だと思っておる。この戦いにより、民が傷つかずに済む」と言われ、信繁も納得します。

 

談判が再開すると徳川と北条の間に密約が結ばれ、さらには徳川と真田との間でも密約を結んでいたことが明らかになるや羽柴秀吉(小日向文世)は、「あとは、徳川がどちらの約束を有効にするか決めれば良い」と言い、あとを秀次(新納慎也)に任せて、その場を後にします。

 

板部岡江雪斎は、「徳川と真田は、親と子の関係。一方、北条と徳川は、大名同士。約束にも格が違う」と主張する一方、信繁は起請文の日付を確認させ、「真田との約束の方が早い。それならば真田との約束の方が優先されるべき。それは子供でも分かる」と反論します。

 

しかし、その言葉尻を捉え、板部岡江雪斎は「それは、徳川が二枚舌であると言うことか。そなたは、徳川を責めていることにほかならない」と、信繁の揚げ足をとります。

 

そこで、徳川の名代として参加していた本多正信(近藤正臣)は「信繁殿は、そのようなことは言っておらぬ。そもそも、領地を受け渡すとは言ってはおりませぬ。奪うのは勝手、と申しているのだ。そのことは、起請文にも書いてある」と信繁に助け舟を出します。

 

この徳川家康(内野聖陽)の起請文には手柄次第と書かれていました。手柄次第とは、取り方によって様々な意味を持つ書き方です。明確な表現ではなく、グレーな表現を使うことでどちらも敵に回さないようにする。これが天下を手にした家康の処世術だったのかもしれません。

 

談判の結果、沼田城は真田のものとなることは明らかでしたが、沼田が火種となり、再び戦火が広がることを恐れた石田三成(山本耕史)は、「理不尽なことを申しているのは分かるが、沼田を明け渡して欲しい」と言って頭を下げ、真田昌幸(草刈正雄)は名胡桃城を真田の領地に残すことで渋々沼田城を明け渡すことを了承します。

 

さすがの昌幸も三成に嘆願されたら、引き下がるしかありません。信繁の奮闘も虚しく沼田城を引き渡すことになります。「論より政治」が裁定の決め手となってしまいます。

 

まとめ

真田丸22話『裁定』では、小田原攻めの口実が出来上がります。この段階では、北条氏政(高嶋政伸)は、家康、伊達政宗と組めば、秀吉を倒せると算段していたのかもしれません。

 

または、ここで秀吉の軍門に下れば、北条の天下は訪れないと考えたのかもしれません。氏政に家康の様に機が熟すのを待つことができれば、秀吉の死後、関東平野を掌握していた北条の時代が訪れていたかもしれません。信長に似た気性は、太平の世には必要ないのかもしれませんね。

 

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グッドパートナー7話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ

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スタイリッシュな法務&ホームドラマと銘打ち、ビジネスロイヤーたちの活躍と咲坂&佳恵の元夫婦の微妙な関係を描き、好調が続くグッドパートナー。

 

「あたしの知らないあなたがいるのかしら・・・」佳恵が今まで知らなかった咲坂の一面に気付き、二人の関係が一歩近づいたように見えた前回。

 

ボスの神宮寺から「君たちはベストフレンドになればいい・・」そう言われた咲坂は、佳恵とともに努力してみようと思うのですが・・・みずきの願いは、二人がベストフレンドになることではありません。

 

”親離婚友達”の目黒君に対し、「・・・パパとママは、パパとママだもん」そう呟いたみずき。果たして家族が再び一つになる日はやって来るのでしょうか?

 

法務ドラマにも関わらず法律論を戦わせるよりも、咲坂が”一人の人間として”熱く語るシーンが最大の見せ場のグッドパートナー。

 

前回は赤星が、そして前々回は佳恵が咲坂に代わって自分が信じる”正義”を熱く語り、ドラマを盛り上げてくれました。そして第7話では、幼馴染の代理人となった熱海にその役回りが・・・?

 

そして、神宮寺法律事務所が今回戦う相手は、第1話で咲坂の巧みな戦術にしてやられた、岬&マッキンリー法律事務所。

 

業界の盟主を気取る巨大法律事務所が、イチ中小企業の代理人として咲坂たちの前に再び立ちはだかります。何故、岬&マッキンリーが?咲坂は疑問を抱きますが、事件の背後には一体何があるのでしょうか?

 

グッドパートナー7話あらすじ・ネタバレ

故郷の伊豆へやって来た熱海優作。小学校の頃所属していたリトルリーグの監督・島津善治郎が亡くなり、その葬儀に参列するために。

 

当時バッテリーを組んでいた島津の息子・勝太とその母・佐知代にお悔やみを言っているところへ、態度の悪い弔問客が。「いやー、ご主人がこんなことになるなんてね」土井垣設備の社長・土井垣茂です。

 

ご愁傷さまです・・横柄な態度でとってつけたような挨拶をする土井垣に、突然掴みかかる勝太。「あんたが親父殺したんだろ!」慌てて止めに入るも、殴り飛ばされる熱海。そして勝太が土井垣を殴り・・・

 

その頃、東京地方裁判所では・・・咲坂と佳恵はそれぞれ担当する裁判のため、東京地裁を訪れていました。偶然鉢合わせし、思わず言い合いになりかけるものの、つい先日”ベストフレンド”になることを誓ったことを思い出し、自制する咲坂。

 

「あの人とはもう喧嘩しない」小さくため息をつき、呟く佳恵。「あいつとはもう喧嘩しない!」繰り返し呟く咲坂ですが、どうも調子が出ないようです。

 

翌日、神宮寺法律事務所に出勤した熱海。左目の青あざに注目が集まり、皆にいじられるなか事情を説明します。勝太が土井垣を殴った後、熱海が間に入り示談交渉をすることになったのですが・・・

 

熱海が初めて一人で担当するのが、傷害事件。「全然ビジネスロイヤーの分野じゃなかったね」軽く馬鹿にされています。

 

「監督のお宅は、伊豆で温泉旅館をやってるんです」事件の背景を説明する熱海。島津が一家で切り盛りしていた『しらかぜ荘』が、今年1月に爆発事故を起こし莫大な借金を背負うことに。後になって、温泉施設の管理を任されていた土井垣の会社が、定期点検を怠っていたことが判明。

 

しかし、土井垣は一切の責任を認めず、逆に島津は心労が祟って亡くなることに。「俺の親父と一緒だ・・・」赤星がポツリと呟きました。父親が亡くなる原因を作った土井垣を許せず、殴ってしまった勝太。皆同情しますが・・・

 

「あの施設には俺たち入ったこともないんだぞ」騒ぎが治まった後、翔太から言い分を聞いた熱海。にも関わらず『しらかぜ荘』のみが事故の責任を負わされ、勝太と同様に熱海も理不尽さに納得がいきません。と、その時。熱海の携帯に着信が。「土井垣設備の代理人を任されております、岬&マッキンリーの岬と申します・・・」耳を疑う熱海。

 

一方的に、100万円という高額な示談金を提示してきました。「もうちょっと負けてもらえないかなあと・・・」熱海はすっかり気後れした様子。

 

「示談で済ませたいと仰ったのは・・そちらですよ」相手を若造と見て、岬伊知郎は強気に出ます。完全に岬のペースで交渉が進みます。相手のボスの登場に、騒然となる神宮寺法律事務所。格が違う・・一人で行かない方がいい・・皆口々に不安を煽る中、熱海は・・・

 

そして、翌日。岬&マッキンリーへとやって来た熱海と咲坂。「では・・示談金は3日以内に振り込んで下さい」示談書に判を押し、粛々と手続きが進んでいきます。

 

悔しさを滲ませながらも、何も出来ない熱海。しかし、咲坂は岬&マッキンリーが土井垣設備のような、イチ中小企業の代理人を務めていることに疑問を抱きます。

 

加えて、どうして土井垣設備は爆発事故で責任を問われなかったのか?疑問を岬にぶつける咲坂。「警察が・・土井垣設備に過失はないと判断したからです」勝ち誇ったように語る岬。

 

点検が行われていたとしても、事故は防げなかった・・・話を聞き、理不尽さに益々納得のいかない熱海。「でも・・土井垣さんはご存知でしたよね?『しらかぜ荘』があの事故で経済的な大打撃を受けたことを・・・」咲坂の追及にも、「それとこれとは別」と、取りつく島もない岬。

 

岬の事務所を出た途端、怒りをぶちまける熱海。「熱くなるな」咲坂が諭しますが・・「咲坂先生だって熱くなるじゃないすか!」八つ当たりする熱海。

 

クールキャラだぞ・・俺がいつ熱くなった?とやや不満げな咲坂ですが、理不尽さに怒りを覚えているのは熱海と同じ。独自に『しらかぜ荘』の爆発事故について調べ始めました。

 

その頃、猫田は婚活イベントで知り合った大田蘭子と、夜景の見えるレストランでデート真っ最中。「あたし・・弁護士さんだからあなたを好きになったんじゃありません」運命・・と呟く蘭子。完全に惚れている猫田。その様子を城ノ内麻里と茂木さとみがしっかり見ていました。

 

『しらかぜ荘』の爆発事故について神宮寺に報告する咲坂。頼まれた訳でもないのに、代理人を買って出た理由は三つ。『しらかぜ荘』の経営者が熱海の知り合いであること。

 

そして管理会社がいたにも拘らず、100%『しらかぜ荘』の責任にされた理不尽さ。最後に咲坂は、土井垣設備の代理人が神宮寺の大嫌いな岬&マッキンリーであることを告げます。しかも担当者は代表の岬伊知郎。”岬”の名前が出た途端、明らかにイラついた神宮寺。

 

「勝算はあるのかい?」やる以上は、勝たなければ意味がありません。まずは現地調査を主張する咲坂。「あ!それともう一つ理由が・・・」そう言って咲坂が一言付け加えました。「・・・ガチでムカつきますよ!チョー理不尽ですよ」咲坂に向かって怒りをぶつけた熱海。

 

”理不尽”・・噛みしめるように呟く神宮寺。「二人で行っといで・・・」と咲坂を送り出そうとした神宮寺ですが、万全を期すために応援を付けることに。

 

婚活に忙しい猫田は拒否しますが、佳恵は”咲坂とは喧嘩しない”と決めたことを思い出し、応援を引き受けることにしたのでした。

 

自宅に帰ってきた咲坂が玄関のドアを開けると、そこにはけん玉で遊んでいる少年が。「目黒君・・・」突然のことに驚く咲坂。「お邪魔してます」目黒君がニッコリ笑って挨拶しました。

 

その日の咲坂家の食卓は、主人の咲坂と娘のみずき、その友達の目黒君、みずきの家庭教師の島谷涼子の四人が席に付き、賑やかな風景です。「美味っ!」初めて食べるベトナム料理が気に入った様子の目黒君。キッチンの中では作ったグエンが喜んでいます。

 

「でも・・みずきちゃんにこんなボーイフレンドがいたなんて・・ね!」涼子に話しかけられ、動揺する咲坂。「ただの友達だよ・・・な?」みずきに確認しますが・・・みずきは急に黙り込んでしまった目黒君を気遣っています。

 

「お母さんもここに来ればいいのに・・・」みずきの”親離婚友達”の目黒君は母親と二人暮らし。つい、寂しさが口をついて出てしまったようです。「私のママも・・一人でご飯食べてるんだよ・・・」ポツリと呟くみずき。そして咲坂の目を見ますが・・気まずくなった咲坂は先に目を逸らしてしまいました。

 

涼子やグエンが二人の子供を気遣い、目黒君もおどけて見せる中、その様子を見つめる咲坂は・・・

 

 

その頃、佳恵仕事の資料を確認しながら、簡単な軽食をつまんでいました。ふと、目を上げるとそこにはみずきと二人で撮った写真が。

 

思い立った佳恵は、あることを伝えるために、岸田に電話を掛けました。「あの・・岸田さん。この前の事ですけど・・・」岸田に交際を申し込まれていた佳恵は、その返事をする前に、伝えなければならないことがありました。

 

「私は何・・娘を引き取るつもりです」だから・・そこまで言って言葉に詰まる佳恵。「大丈夫ですよ。僕、子供好きだから」佳恵を安心させるように、岸田が答えました。ゆっくり考えてください・・岸田の返事を聞き、安心する佳恵。

 

伊豆の『しらかぜ荘』へとやって来た咲坂と熱海、佳恵、そして赤星の四人。まずは爆発事故の現場を確認します。爆発の原因は、温泉をくみ上げるときに出る天然ガスの排気管が、結露で塞がれた事によるとのこと。

 

排出されずにたまったガスに、制御盤の火花が引火した事で爆発が発生した、と話す勝太。爆発の影響で施設は吹き飛び、辺り一面がれきの山に。そして本館にも大きなダメージが。一人の死傷者も出なかったことは、まさに奇跡でした。

 

事故直後、再び爆発する危険もあったことから、土井垣設備に電話したものの連絡がつかず、社長の土井垣がやって来たのは、爆発から10時間以上経った後でした。「今までなんの問題もなかったのに、どんな使い方したんですか!」開口一番責任転嫁を図る土井垣。

 

わざわざ来てやった・・という態度でふんぞり返り、「うちは関係ないぞ!」そう吐き捨てると、現場を確認することもなく、帰っていったのでした。話を聞き、呆れかえる咲坂たち。

 

「土井垣設備が11月の定期点検を年が明けてもやらなかったのは、ご存じだったんですか?」改めて勝太に尋ねる咲坂。「父は心配してました・・・」しかし、土井垣に連絡しても、忙しいから待ってほしい・・と結局誤魔化されたのでした。

 

『しらかぜ荘』が被った損害は、建物の修理費用に約9000万円、キャンセル料や業者への未払い分で5000万円。合計1億4000万円の損害。信用金庫から借りて何とか支払ったものの、『しらかぜ荘』の経営は限界に達していたのでした。

 

「爆発事故の責任問題については、その後話し合われたんですか?」改めて佳恵が訪ねます。一応弁護士を立てて話し合ったものの、島津は付き合いの長い土井垣に遠慮して、「迷惑を掛けたくない」そう言って結局うやむやに。

 

「それで命縮めちゃったんだよ・・・」息子の勝太が自嘲気味に語ります。事故から既に半年が経過した現在も、客足は戻らず借金返済のメドも立たず、むしろどんどんきつくなっている・・厳しい現状。「このままじゃ・・もう、うちは・・・」弱音を吐く島津の妻・佐知代に対し、咲坂が静かに語りかけます。

 

「もう一度、戦う気はありますか?」土井垣と戦う覚悟があるなら、我々に代理人を任せてほしい・・現在の経営者である佐知代に、決断を促します。「一緒に戦おう、島津」熱海も勝太に訴えます。そして・・・

 

そして・・咲坂たちは手分けをして情報収集にあたることに。佳恵と赤星は、事故当時『しらかぜ荘』の代理人を務めた弁護士の元へ。

 

「じゃあ、俺たちは土井垣設備に行くぞ」何と直接土井垣にあたるという咲坂。岬&マッキンリーに話を通さず、相手方と直接会うのは問題アリなのですが・・・「大丈夫!軽~く挨拶しに行くだけだから」そう言うと、咲坂は熱海を連れて行ってしまいました。

 

「咲坂先生って、前からあんなに熱い人でしたっけ?」佳恵に尋ねる赤星ですが、佳恵は何も答えませんでした。

 

「あれは終わった話でしょ・・・」咲坂たちを前に、ソファーにふんぞり返る土井垣。爆発事故の件を蒸し返す咲坂に、不快感を露わにする土井垣。「土井垣設備さんの管理は杜撰だったんですよねえ・・・」緊急時の対応もなってなかった・・咲坂の言葉に、目を逸らす土井垣。

 

「危険物取り扱いの免状を所持している事業主は、どんな時もすぐに連絡が取れるようしておくに義務があります」社員全員で慰安旅行などあり得ない・・熱海がさらに詰め寄ります。『しらかぜ荘』を焚きつけた咲坂たちに、益々不機嫌になる土井垣。

 

「東京の弁護士が、カネの匂いを嗅ぎつけて、わざわざ伊豆までやって来たってわけか!」不遜な態度を取り続ける土井垣に、熱海の怒りが頂点に達しようとしていました。

 

無言で、弁護士バッチを外し始める熱海。「では土井垣さん・・弁護士としてではなく、一人の人間としてお話します」そう言ってバッチを机の上に置く熱海を、何とか止めようとする咲坂。怪訝そうな顔をする土井垣。

 

「『しらかぜ荘』のご主人だった島津善治郎さんは・・僕のリトルリーグの監督でした」すっくと立ち上がり熱海が語り始めました。子供たちを怒鳴ったことなんて一度もない。試合に負けても悪いのは監督の自分だ、お前たちのせいじゃない、そういう優しい人物だった。

 

あんな事故があったのに、島津が何故、土井垣を責めなかったのか、自分には分かる。長い付き合いだった土井垣にも、島津の性格は分かっていたはず・・・熱海の話に、イライラしながら煙草を吹かす土井垣。

 

熱海はその煙草を取り上げ、灰皿に押し付けると、バンッとテーブルに手を付き、土井垣を睨みつけます。「よく平気でいられるよ、島津さんは命まで落としのに!」殴られて当然でしょ!怒りをぶつける熱海を、さすがに咲坂が止めに入ります。

 

「今どきの若い弁護士は!」土井垣には何一つ響いていないようです。「僕も彼と気持ちは一緒ですよ。土井垣さん」こんな理不尽が許されていい訳がない、1億4000万の賠償を求めて訴える・・そう宣言する咲坂。

 

ですが・・・「私はね、荒木田先生の後援会長をやらせてもらってるんですよ」土井垣が、地元の政治家のポスターをひけらかします。「無駄なことは止めた方がいいと思いますよ」勝ち誇る土井垣。「御忠告、ありがとうございます」それだけ言うと、咲坂は熱海を連れて、引き上げていきました。

 

荒木田正直・・連続当選5回、次は閣僚就任確実と言われている代議士。この地域のボスがバックについていることが、土井垣が強気に出られる理由でした。佳恵たちが会ってきた、事故当時の『しらかぜ荘』の代理人弁護士も、最初から諦めていたようでした。

 

自分の後援会長が、爆発事故の責任を問われる事態になれば、次の選挙に響く・・岬&マッキンリーが土井垣設備の代理人になったのも、荒木田の紹介と考えれば納得できます。

 

どうやって『しらかぜ荘』を助けるか?作戦を練る咲坂たち。なかなか妙案が浮かばない咲坂たち。ふと、佳恵がデジタル時計を見ると、7時17分に切り替わるところでした。「717条は?」ポツリと呟いた佳恵。咲坂たちの視線が一斉に集まります。

 

民法717条・・土地の工作物の占有者及び所有者の責任。「工作物責任か・・・」咲坂が佳恵の狙いに気付いたようです。

 

その頃、苛立ちと不安を募らせた土井垣は、衆議院議員の荒木田に連絡をとっていました。「東京の弁護士が出しゃばってきました」苛立ち紛れに、咲坂の名刺を燃やす土井垣。事件を蒸し返されることを警戒する荒木田は・・・

 

咲坂が缶コーヒーを買って部屋に戻ってくると、三人が部屋割りで揉めているところでした。熱海と赤星で一部屋使い、元夫婦の咲坂と佳恵を同じ部屋にすることに。「いまさら、どうってことないですよ」熱海が最後に言い捨てて出て行きました。

 

気まずい雰囲気の元夫婦。熱海と赤星は連れだって温泉につかっています。予定では来年にはパートナー弁護士に・・そう語る赤星。

 

「すげー・・俺は無理っす・・・」自分の未熟さに、落ち込む熱海。「無理じゃないよ」熱海君成長してるよ・・励ます赤星ですが・・・「そんな気がするだけ」と無責任な発言で熱海をからかいます。

 

猫田は大田蘭子とデート中。エステティシャンになるために勉強中という蘭子。自分の店を持ちたい・・その夢が叶うまで、結婚を待ってほしいと言うのです。500万円と見込んだ開業資金のうち、3年かけて既に300万を貯めた・・つまり、あと200万あれば足りる訳です。

 

「僕に出させてください」援助を申し出る猫田。「・・・あなたは二つの夢を叶えるんです」自分の店を持つことと、真っ白なウェディングドレスを着てバージンロードを歩くこと。そう言って蘭子に結婚を申し込みます。「はい・・・」蘭子の返事を聞き、感極まる猫田。

 

咲坂と佳恵はそれぞれの布団を、部屋の隅に目一杯寄せていました。「やっぱり、717条しかないと思う」東京に戻ったらすぐに訴状を作る・・佳恵は自分の作戦に自信があるようです。しかし、その作戦でうまくいったとしても、取れるのは1億4000万。

 

今も営業不振の続く『しらかぜ荘』を救うのに、十分とは言えません。その先の展望が描けず悩む二人ですが、もう夜も遅く眠ることに。「もし・・私が再婚するって言ったら・・どう思う?」不意に、佳恵が話しかけてきました。「俺に相談することじゃないだろう・・・」むくれた様子の咲坂。

 

「私がみずきを引き取ったら・・その人が・・みずきのパパになる・・・」ボソッと呟く佳恵。すると、咲坂がガバッと体を起こし、「みずきのパパは・・俺だけだよ!」もう寝ろよ・・言いたい事だけ言って、再び布団に横になりました。

 

「ねえ・・私達なんで離婚したんだっけ?」咲坂は、もうその質問に答えることはありませんでした。

 

その夜、みずきは自分のベッドの中で、携帯に保存している家族の写真を見つめていました。隣の床の上で寝ているグエンが、寝言を呟くとみずきは慌てて寝たふりをします。

 

翌日、咲坂たちは民法717条について、佐知代に説明することに。この土地の工作物の占有者、および所有者の責任についての条文。

 

まずは、”占有者”と”所有者”の違いについて説明する佳恵。事故を起こした温泉施設は『しらかぜ荘』の敷地内にあるので、『しらかぜ荘』の所有物と思っているかもしれないが、正確には違う。

 

「爆発の原因になった結露を起こしたこの排気管の”所有者”は、土井垣設備なんです」『しらかぜ荘』はそれを使っている”占有者”に過ぎない。危険物取扱者免状を持っている土井垣設備以外に配管のメンテナンスは出来ない。鍵も土井垣が持っている。

 

「島津さんだって、一度も中に入ったことはなかった訳ですよね?」咲坂の言葉に頷く佐知代。従って、今回のような事故が起こった場合、管理に過失があろうが無かろうが、排気管に欠陥があったのなら”所有者”である土井垣設備は責任を負わなければならない。

 

「これは無過失責任と言って、過失が全くなくても責任が生じるという考え方」赤星が補足しますが・・・「難しいですよね」ちんぷんかんぷんといった様子の佐知代に、咲坂が声を掛けます。

 

「これが、民法第717条です」つまり、土井垣は自分は関係ないとは言えない・・熱海が説明します。よって、あの爆発事故による被害は、土井垣設備賠償しなければならない・・そう主張できる、と佳恵。

 

「どうして・・前の弁護士さんは、そういうことを言って下さらなかったんでしょう?」当然過ぎる佐知代の疑問に、ですよね・・咲坂が答えます。

 

「法律って、事細かにいろんなことが決められてますけど・・実は隙間がいっぱいあるんです」その隙間をどう埋めるかが、弁護士の仕事。弁護士によって解釈も変われば、戦い方も変わる。

 

「何よりもこの膨大な法律の中から、戦えるアイテムを見つけ出すには・・本当にエネルギーが必要です」前の弁護士に、その熱意はありませんでした。相手は地元の有力者で、バックには国会議員もついている。しかも、代理人は岬&マッキンリー。

 

「それでも、我々は戦いますよ」御主人が残された『しらかぜ荘』を守りましょう・・そう言って佐知代を説得する、咲坂と佳恵。思わず涙ぐみ、お願いします・・そう言って佐知代は頭を下げるのでした。

 

そして、東京地裁にやって来た佳恵と赤星、そして島津佐知代の三人。「相手はこちらの主張に対して、真っ向から反論してくると思います」佳恵が予想される流れを説明します。「感情的になっちゃだめですよ」赤星も注意を促します。

 

その頃、神宮寺法律事務所では、裁判の開始時間を前に緊張が高まっていました。そして、法廷では佳恵たちの前に、岬&マッキンリーの代表・岬伊知郎と土井垣が現れました。佐知代と対面した土井垣は、不遜な態度で威圧します。両者が席に着いたところで、担当裁判官が入ってきました。不敵な笑みを浮かべる岬に・・・

 

「大丈夫ですよね?勝てますよね?・・・」不安でいっぱいの熱海は、咲坂のオフィスでイライラしていました。「静かにしてろ!」熱海に注意した咲坂ですが、一刻も早く佳恵からの吉報を聞きたいのか、携帯が気に掛かるようです。そしていよいよ、裁判が始まりました。

 

「訴状で示した通り、『しらかぜ荘』の温泉汲み上げ施設爆発事故に於いて、私どもは民法第717条に基づく、無過失責任を主張します」法廷では、佳恵が主張を展開しています。

 

咲坂のオフィスでは熱海が時計を見つめ、さらにイライラを募らせています。と、その時。咲坂の携帯に着信が。「夏目先生ですか?」熱海が駆け寄ります。「終わったか?」咲坂が訪ねますが・・・「負けたわ・・・」長い沈黙に続いて、佳恵の口からまさかの一言が・・・

 

感想

今回、咲坂たちが代理人を務めるのは、熱海が少年時代にお世話になったリトルリーグの監督・島津善治郎の遺族。息子の勝太が、杜撰な管理で爆発事故の原因を作った、設備会社社長の土井垣を殴ったことがきっかけです。

 

当初、成り行きで勝太の代理人となったものの、100万円という高額な示談金や、土井垣の代理人・岬&マッキンリーに気後れしていた熱海。しかし、弱いものイジメとしか思えないような理不尽さに、弁護士バッチを外し”一人の人間として”土井垣に啖呵を切る・・とここまでは予想の範囲内の展開でした。

 

で、熱海が土井垣に対して語った中身ですが、勢いだけが先行してしまった感は否めません。咲坂ほど板に付いているはずもなく、佳恵ほど理路整然としたものでもなく、赤星のように重い過去を背負っている訳でもない。

 

いかにもまだ青い、駆け出しの弁護士そのものでしたね。もっともそれが魅力とも言えますが。しかし、そんな熱海に対し赤星は”成長している”と感じている様子。今回、無敵の弁護士軍団に初めて土が付き、次回の展開が気にかかりますが、成長した熱海の活躍が見られるのでしょうか?

 

そして、それ以上に気になるのが、咲坂と佳恵の娘・みずきの気持ち。”親離婚友達”の目黒君を家に呼んだのには、咲坂へのメッセージといった意味も込められていたのではないでしょうか?「私のママも一人でご飯食べてるんだよ・・・」娘の口からそんなセリフを聞いては、咲坂も考え込んでしまいます。

 

そして佳恵は、将来的にみずきを自分の元に引き取りたいと考えているようです。そんな大事な話を、咲坂ではなく交際を申し込んできた岸田にするというのは、益々みずきの願いとは正反対の方向に進んでいるように見えます。一体どうなってしまうのか・・やがて大きな”事件”が起こるのかもしれません。

 

まとめ

無敵の弁護士軍団まさかの敗北!?そして次回へ続く・・・神宮寺法律事務所の宿敵・岬&マッキンリーはやはり、一筋縄ではいかない相手だったようです。

 

果たして咲坂に逆転に秘策はあるのか?民法717条を根拠に土井垣の責任を追及する、佳恵の考えた戦略は何故敗れてしまったのでしょうか?土井垣のバックにつく政治家・荒木田正直の暗躍は?そして咲坂たちのボス・神宮寺一彦はどう動くのか?

 

そして・・・メインの流れとは全く関係のないところで、一人お見合いに励む猫田。前回の婚活イベントで、運命の出会いを果たした大田蘭子にのめり込んでいきます。

 

エステティシャンの夢を語る蘭子、開業資金500万円のうち既に300万円を貯めた・・それを聞いた猫田は残り200万円を「僕に出させてください!」と進んで申し出ます。このあまりに分かり易い展開の行きつく先は、やはりそういうことなのか?こちらの結末も目が離せません。

 

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夏目佳恵のアソシエイトとして、これまでクールに?そつなく?仕事をこなしてきた、山崎育三郎さん演じる”レッド”こと赤星元。

 

フェミニストを自認するものの、「僕は可愛い女の子と生ガキが好き・・」などと、普段口癖のように言っていることをやり玉に挙げられ、いまいちピリッとしない面も。

 

一方で、自分に平穏な日々が訪れるよう、離婚してもなお咲坂と張り合う佳恵と、クライアントの岸田をくっつけて幸せになって貰おうとするなど、策士?でもあります。

 

第6話では、そんな赤星が佳恵も知らない衝撃の過去を、涙ながらに告白するという・・・ミュージカル界のプリンス・山崎さんの渾身の演技に注目です。

 

そして、前回セクハラ問題が契機となって、自らの何気ない一言が佳恵を苛立たせ、離婚の遠因になっていたことを知った咲坂。果たして二人の関係は、これからどうなっていくのでしょうか?

 

みずきが見ていた誕生日のDVDに映っていた、自分と佳恵の姿をみて感傷に浸っていた咲坂ですが、復縁に向けて動くことはあるのでしょうか。

 

グッドパートナー6話あらすじ・ネタバレ

「友達?」思わず振り返るみずき。部屋の入り口にはパンをかじりながらコーヒーを啜る咲坂の姿が。

 

「パパとママが一番の友達になったら、みずきだって嬉しいだろ?」夫婦としてはうまくいかなかったが、弁護士としてはパートナーが組める。

 

ベストフレンドになればいい・・ボスの神宮寺にそう言われたことを、実践しようというのでしょうか。そんな咲坂に対し、新しい友達が出来たんだよ、一番仲いいの・・そう答えるみずき。

 

「目黒君!」男子の名前を口にしたみずきに、焦る咲坂。みずきはそのまま学校へ行ってしまいました。

 

出勤途中で佳恵を見かけた咲坂。何とか会話のきっかけをつかもうと、髪形や服装の話題を振りますが・・かえってその鈍感さを批判されてしまいます。

 

「ベストフレンドなんかなれるかよ」軽く苛立つ咲坂。その様子を後ろから見ていた熱海。「仕事じゃ喧嘩しても、何か通じ合うものがあるんですね」調子に乗ってからかう熱海。

 

みずきの家庭教師・島谷涼子から色々聞いているらしい熱海に、そこそこ苛立つ咲坂でした。

 

「株式会社いわし丸・・根岸昇さん?」咲坂が目の前の男から受け取った名刺を見つめています。根岸昇の隣には妻の三佐江が。いわし蕎麦を看板メニューとする蕎麦屋を経営しています。

 

ネットの評価は5点満点中、3.02点。「微妙だな・・」思わず呟く熱海。地元・千葉の郷土料理いわし蕎麦を味わえる店を、35歳の時に新橋に出店。

 

足かけ25年で新橋の本店に加え、五反田、田町、門前中町、浅草の5店舗まで店を増やした根岸。

 

しかし、5~6年前から経営が苦しくなり、その都度銀行からの融資で乗り切って来たものの、借入金の総額が3億を超え、限界に達したのでした。

 

根岸は店をどうしたいのか?本心を探る咲坂。「店は・・潰したくありません」従業員や取引先に迷惑はかけられない。涙ながらにそう訴える根岸。ややあって、妻の三佐江も頷きますが・・・

 

「・・・岸田さんから電話を頂いたよ。例の契約、無事締結したそうだね」神宮司が佳恵に告げます。ボスにわざわざ連絡を・・嬉しそうな佳恵。

 

「夏目先生はあの人にすっかり気に入られてますから」からかう赤星。学生時代にラグビーで鍛え、しかもジェントルマン・・ここには居ないタイプ。佳恵が岸田を持ち上げます。

 

「俺は陸上部やってたぞ」対抗意識を見せる咲坂。そんなことより、と前置きし「・・・赤星君を咲坂先生に貸してやってくれないか?」神宮司が用件を切り出します。

 

根岸から依頼された事業再生の仕事に、経験不足の熱海では役に立たない。そこで財務に強い赤星に白羽の矢が立ったのでした。

 

「良いよね?夏目先生。大きな仕事は一段落したんだから」ボスの神宮寺に言われては佳恵も断れません。

 

「助けてあげなさい・・レッド!」赤星に命じる佳恵。これで一つ貸し・・呟く佳恵に、「こんなことで・・・」不満げな咲坂。「倍にして返して」勝ち誇る佳恵に、やっぱり友達にはなれない・・嘆く咲坂でした。

 

「よりを戻す?」思わず聞き返す茂木さとみ。咲坂と佳恵の復縁は「絶対あり得ないのかなあ・・」思わず呟いた熱海。何故そんなことを?疑問に感じるさとみ。

 

二人の娘・みずきの家庭教師の涼子が大学のゼミの後輩だった・・・思いもよらぬ偶然から、相談を受けていた熱海。涼子によれば、佳恵が弁護士に復帰してからおかしくなったとのこと。

 

「みずきちゃんに・・ママを戻してあげたい!」酔っぱらって叫ぶ涼子・・・「そりゃ、親の離婚に傷つかない子供はいませんよね・・・」熱海の話を聞き、頷くさとみ。

 

僕ら二人で何とか出来ないかな・・どさくさ紛れにさとみにアプローチする熱海ですが、「先に仕事、覚えた方がいいと思います」バッサリ切り捨てられるのでした。

 

資料を眺めながら、ソファーにどっかり腰を下ろす赤星。「銀行からの借入総額は3億1200万・・・」大きな店でもないのに何でこんな金額に?疑問を持つ熱海。

 

赤字会社を事業を継続するだけで借金がかさんでいく、それに店舗を増やしていったことが裏目にでた側面もありそうです。それでも店を潰したくない根岸。

 

従業員や取引先に迷惑をかけたくない、との思いが強いようです。その話を聞き、赤星は・・・「再建は無理でしょ」そう断言します。売り上げは右肩下がり、逆に人件費やテナント料の支払いは増え続けている。

 

傷が浅いうちに清算すべき。冷ややかにも映る赤星の判断。「俺たちは『いわし丸』を倒産させる相談を受けたわけじゃないぞ」あくまでクライアントの意向を優先する咲坂ですが、赤星も引き下がりません。

 

「将来的に見込みがないとは・・」咲坂が言いかけると、「見込みなんてありませんよ!」冷たく切り捨てる赤星。一触即発の空気が漂う中、咲坂は熱海に対し、『いわし丸』に電話するよう命じます。

 

「・・・仕事を見せてくれって」現場を見たうえで倒産を勧めるか、再建策を考えるか決めよう、咲坂の提案に赤星は・・・

 

「口論!?」赤星と咲坂が対立していることが、信じられない様子のベテラン秘書・朝丘理恵子。アソシエイトのくせにパートナー弁護士に逆らう?

 

いや、アソシエイトにも意見はある・・さとみや九十九治、城ノ内麻里から様々な意見が飛び交います。「でも、あれは逆らってますね・・なんかムキになってる」赤星の様子を、やや批判的にみる熱海。

 

「・・・君もちょくちょく咲坂先生を怒らせてると思うぞ!」九十九が突っ込みますが・・・「え?分かんない?」本気で困惑する熱海。呆れる一同。

 

それはさて置き、今回の件は勉強するまたとない機会です。危ない会社を立て直すか、潰すかは難しい判断が求められます。「早く仕事覚えろ!」突っ込む九十九に、まだ困惑している熱海でした。

 

早朝、魚市場にやって来た咲坂と熱海、そして赤星の三人。「5時起きなんてありえない・・・」不満げな赤星をよそに、根岸の案内で市場の中へ入っていきます。

 

新鮮な鰯を仕入れる根岸。「蕎麦屋は普通、河岸には来ません。でもうちは鰯が売りですから・・・」当然とも言えますが、赤星は効率が悪いと批判的。

 

対して咲坂は「こういうのを企業努力って言うんだろ」根岸を擁護します。仕入れを終え、今度は実際に店でいわし蕎麦を試食する三人。「中々美味しいよ・・・」満足げな咲坂、「普通でしょ・・鰯が乗ってるだけです」にべもない赤星、「評価3.02って感じですね」他人ごと・・といった様子の熱海。ランチタイムだというのに客席には空きが目立ちます。

 

誠実なだけでは商売は無理、赤星はどこまでも冷徹に評価します。価値観が違い過ぎる咲坂と赤星。「やりにくかったら・・降りてもいいんだぞ?」咲坂がそれとなく促しますが、「降りませんよ」意地になる赤星。ムキになる二人。「全然勉強にならない!」むくれる熱海。

 

「何なんだあいつは!」事務所に戻った咲坂は開口一番、佳恵に噛みつきます。「赤星があんな冷たい男だったとはな」「血も涙もない夏目先生の下でアソシエイトをやってると、ああいう弁護士に育ってしまう訳ですか・・・」赤星に対する不満をぶちまけます。仕事でもトラブル、家でもトラブル・・・愚痴をこぼす咲坂。

 

「みずきは・・目黒って男と付き合ってるみたいだ・・・」頭を抱え、咲坂が泣き言を。まだ小学生なのに?九十九やさとみが怪訝な顔をで聞いています。

 

「どんな奴なのか、みずきから聞いてないのかよ、ママ!」感情が高ぶりついつい叫んでしまう咲坂。ただの友達に決まってる・・佳恵は呆れかえっています。

 

小学生でもジゴロみたいな奴が・・いる訳ないじゃない・・それでも母親か!元夫婦の喧嘩を見て、圧倒される一同。「咲坂先生と赤星さんが相性悪かったなんて・・・」意外そうな顔をするさとみ。「赤星君には夏目イズムがしみ込んでんのかもね・・・」したり顔の麻里。赤星には咲坂を苛立たせる何かがあるのか・・・

 

心配になった佳恵は赤星に電話してみます。「別に揉めてる訳じゃありませんよ・・・」咲坂がカリカリしていてとばっちりを受けた、思わずこぼす佳恵。

 

単なる仕事上のやり取り、そう言ってかわそうとしますが、さすがに佳恵も不安を抱いているようです。「だから・・・これからうまくやりますから」そう言って赤星は電話を切ってしまいました。

 

「夏目先生ですか?あの先生とは喧嘩できませんよね・・・」軽口を叩く熱海。「当たり前だろ・・歯向かったら殺されるよ」冗談で応じる赤星。

 

咲坂には歯向かっていいんだ・・・こっそり呟く熱海でしたが、やはり二人の対立が心配なようです。普段は渋く決めているものの、意外とヒューマンなところもある咲坂。

 

佳恵からは人間が小さいと評されているものの、「僕は意外と嫌いじゃないんですよ」赤星を振り返り、熱海が話しかけます。「俺だって・・咲坂先生、嫌いなわけじゃないよ」後輩を安心させるようにそう言った赤星でしたが、「今回は案件が案件だから・・・」意味ありげに呟くのでした。

 

「再建の方向で?・・・」神宮寺の言葉に、釈然としないものを感じる赤星。『いわし丸』が明らかな債務超過で、将来の収益見通しが厳しいとしても、まずはクライアントの要望に応えるべき・・神宮司はそう言って赤星を諭します。

 

どうやら咲坂が神宮寺に報告を上げたようです。自主再建の道を探りたい咲坂に対し、店を畳むことも救済につながる・・そう考える赤星。

 

「いつまでもアソシエイトのままでいたい訳じゃないよな?」考えを変えそうにない赤星に、神宮司はパートナー弁護士になる条件を示します。「不可能を可能にする」それが条件だ、と。

 

納得のいかない赤星・・ボスにチクるなんて、「やっぱり人間が小さいよ」そう吐き捨て、事務所から出て行きました。

 

「今日は学校の校庭開放日、友だちと遊んできます」みずきの置手紙を読む、いかにも眠そうな咲坂。その頃佳恵は、岸田に誘われ食事に来ていました。

 

咲坂といつの間にか痴話げんかになってしまう・・愚痴をこぼす佳恵。そんな佳恵に自分もバツイチと告げる岸田。契約が無事締結されたら、もう佳恵に会うことは出来ないだろうと思っていた岸田。

 

食事の誘いに応じてくれたことに、改めて感謝します。そこへ・・・偶然ランニングの途中で通りかかったのは、佳恵の踊りの師匠・仙石雪之丞でした。雪之丞を岸田に紹介する佳恵でしたが、雪之丞はかなり岸田の事が気になるようです。

 

『いわし丸』を倒産させたくない、再建させたいというのなら思い切った手を打つ必要がある。「リストラってことですか?」熱海が赤星に尋ねます。

 

事業規模を大幅に縮小し、従業員はバッサリ切る。加えて裁判所に民事再生を申し立てる・・それが赤星の立てた再建計画です。

 

しかし、それでは『いわし丸』の取引先が連鎖倒産しかねない。もし、銀行が経営者の交代を要求してきた場合はどうするのか?咲坂が噛みつきます。

 

目的は『いわし丸』を残すこと、社長が変わっても・・身も蓋もない言い方をする赤星に、思わずキレかかる咲坂。

 

しかし、逆に赤星は何故そこまで自主再建にこだわるのか、咲坂を問い詰めます。

 

「俺を並みの弁護士と一緒にするな!」クライアントが頑張りたいと言っている以上、それを実現させるのが一流の弁護士。いささか根性論にも聞こえる咲坂の主張。「お前は財務に詳しいのかもしれないが、当たり前の事しか言ってないんだよ!」再びキレかかる咲坂と赤星の間に、熱海が割って入りますが・・・

 

赤星に対する怒りが収まらない咲坂は、みずきの学校にやって来ました。校門の外から声のする方を見ると、数人の友達と一緒に、けん玉をする少年を見つめるみずきの姿が。

 

こっそり近づく咲坂の目に飛び込んできたのは、メガネをかけた小柄な少年でした。「目黒君すごいね!」その少年がまさに、みずきの友達・目黒君でした。「あいつかー・・・」こっそりみずきを見守る咲坂。

 

その夜、咲坂は思い切ってみずきに目黒君のことを聞いてみました。どうして仲良くなったの?と。「目黒君のお父さんとお母さんも離婚したんだって」この間初めて喋って、お互いの事を知り、「親離婚友達だね!」そう言って盛り上がったという・・・意外過ぎる答えを聞き、困惑する咲坂。

 

咲坂たちは銀行へ『いわし丸』の債権計画を説明に来ています。常連客のみに支えられ、新規の客を開拓できていないことが問題。

 

手持ち資金で店舗をリニューアルし、いわし蕎麦の美味しさをアピールする。咲坂は自らの再建策を示します。

 

さらに赤星は、全体的な事業の縮小として、利益率の低い2店舗の閉鎖を提案しますが・・・銀行側の反応は厳しいものでした。「我々は『いわし丸』を潰したい訳じゃないんです」しかし、赤字を増やし続けている会社を、応援する理由も余裕もない。それが銀行の出した答えでした。

 

「思いやりのある言い方だったと思いますよ」もう無理しないで試合放棄しろ、銀行はそう言っている・・赤星が咲坂を説得します。

 

世の中は法律と言うルールで動いいている。退場を宣告された選手はフィールドを去らなければならない。「スポーツのルールと法律は同じなんですか?」赤星の言い方に、熱海が反発を見せます。

 

「法律なんていうのはな、そもそも曖昧な部分が多いじゃないか」弁護士の考え方次第で、いろんな解釈が可能・・裁判官によっても判決が変わる。

 

咲坂と熱海の反論に、赤星もスポーツとは違う、ということは認めます。「フィールドの中の審判は・・時々反則を大目に見てくれるけど、銀行マンはあり得ない」こんな再建計画では、銀行は納得させられないことを根岸夫婦に理解させなければ・・赤星も退きません。

 

「赤星君には出来ないと思うよ」根岸さん夫婦には通用しないんだよ・・そう言って咲坂は弁護士バッチに手を掛けました。

 

「君の言ってる事は、君じゃなくて・・・こいつが言ってるみたいだ」そう言って弁護士バッチを指さします。しかし、赤星は冷めた表情でそのパフォーマンスを眺めています。

 

「弁護士は・・依頼者のトラブルにはいくらでもアドバイスが出来る」それは、所詮他人事だと思っているから。しかし、本当に困っている人には、そんな奴の言葉は届かない。

 

「弁護士としてではなくて、一人の人間として話さなけゃいけない時があるんだよ」咲坂がそう言った時、根岸の妻・三佐江から電話がかかってきました。

 

苦境の中で思わず死を仄めかした根岸、「死ねば何とかなる?」三佐江の話を聞き、思わず声を上げる咲坂。熱海と赤星も思わず顔を上げます。携帯を握りしめたまま、咲坂が赤星をじっと見つめます。

 

神宮寺法律事務所を訪れた根岸夫婦。「・・・いわし蕎麦美味しかったですよ。ご主人」咲坂に声を掛けられ、少し笑って頷く根岸。

 

「夜は・・ちゃんと寝ておられますか?」咲坂が根岸の体を気遣います。医者の処方した睡眠薬が頼りの様子。

 

「・・・でも、天気予報見ると・・・」雨の予報が出ると、客足に響くことが心配に。根岸は相当追い詰められているようです。咲坂は、銀行から再建案を拒否されたことを告げます。絶望的な空気が漂う中、赤星が重い口を開きました。

 

「新橋本店と、田町店もしめませんか・・根岸さん」一番利益率の高い浅草店だけ残しましょう・・そう提案する赤星に、感情を剥き出しにして反論する根岸。

 

「新橋本店は・・25年前に最初に出した店です!」あそこだけは・・目を真っ赤にして訴えます。

 

「1号店に思い入れがあるのは分かります」創業者は皆同じ・・しかし銀行には通用しません。4店舗閉鎖するということは、従業員を解雇しなければならないということ。

 

「それだけは!」取引先にも迷惑が掛かる・・頑として拒む根岸。一方で、たとえ店を潰しても夫の体の方を心配する三佐江。泣き崩れる根岸に・・・

 

「絶望することはありませんよ」根岸に声を掛けた咲坂は、一瞬赤星を睨みつけると、再度根岸の説得を試みます。

 

「僕たちはとにかく、『いわし丸』を残したいと思ってるんですよ」熱海が言葉を掛けますが・・・その時、赤星は先刻咲坂に言われた言葉を思い出していました。

 

「根岸さん夫婦には通用しないんだよ・・」まるで、弁護士バッチが言ってるみたいだ。「根岸さん」赤星が声を出すと、咲坂が過敏に反応を見せます。

 

これ以上根岸を追い詰めるようなことを、言わせるわけにはいかない・・・しかし、「根岸さん!」赤星の再度の呼びかけに、根岸がゆっくりと顔を上げます。

 

「僕の親父も・・商売やってたんです」誰も知らなかった過去を話し始める赤星。実家のある静岡で、居酒屋やサウナなど10店舗あまりを経営していた赤星の父。

 

儲かっていたから店を増やしていた訳ではなく、赤字解消のため事業規模を拡大し、利益を上げようとしていたのでした。しかし、それが裏目に出て完全に自転車操業に。

 

父親が資金繰りに奔走している最中も、その頃大学生だった赤星は、何も知らないままでした。大学2年の夏・・父が倒れたと連絡があり、赤星が病院にたどり着いた時には、既に亡くなっていたのでした。

 

「お父さん・・あんなに頑張ることなかった」そう言って泣き崩れていた赤星の母。「無理しないで、意地を張らないで、全部諦めてしまえば・・死ぬことはなかった」結局、会社は自己破産することに。

 

赤星は何とかバイトで学費を支払い大学を卒業。その後、司法試験を受けたのでした。今では「女の子と生ガキが大好き」等と言っている赤星ですが、学生時代には「友達と飲みに行くことも、女の子遊ぶことも無かったです」そう言って自嘲気味笑いました。

 

弁護士になって、初めて生ガキを食べたという赤星。「めちゃくちゃ美味かった」今にも泣きだしそうな顔で、必死に根岸を説得する赤星を、咲坂がじっと見つめています。

 

「根岸さん・・銀行に納得してもらうのは、並大抵の事じゃありません」リストラしたくない、取引先に迷惑かけたくない、「そんなこと言ってたら、あなたは・・”あなたも”、僕の親父みたいになるかもしれない」赤星の言葉に根岸が表情を歪めます。「自分の命と引き換えにしたって、何の意味もないんです!」根岸が声を上げ泣き崩れます。

 

「根岸さん・・彼の言う通りですよ」改めて、咲坂が根岸の説得に当たります。「いわし丸を再建したいなら、他人に気を遣うのは一切やめてください」店の看板と自分の命以外、捨てられるものはすべて捨てる。

 

「お願いします!根岸さん!」赤星が頭を下げると、熱海も同様に深く頭を下げ、根岸を説得します。「分かりました・・弁護士さんたちの言う通りにします」ようやく、絞り出すような声で根岸が承諾したのでした。「一緒に『いわし丸』を再建しましょう」最後に咲坂が声を掛けます。晴れやかな表情で根岸を見つめる赤星。

 

咲坂たちは改めて銀行に再建策を提示します。「新橋本店を閉めて、浅草店一本に絞るんです」現在、外国人観光客が急増中の浅草。

 

テンポリニューアルも外国人観光客に合わせたコンセプトで進める。「・・・後ですね、ポルトガル人が鰯大好きって、ご存知ですか?」海外では、日本人が思っている以上に、鰯の人気が高い。

 

ポルトガルには鰯祭りというものも。「ポルトガルのジャパニーズ・フード・フェスティバルにいわし蕎麦を紹介しようという展開も考えています」銀行側の反応に手ごたえを感じる咲坂、熱海、そして赤星。

 

「グッジョブ!咲坂先生・・・」神宮寺の真似をする熱海ですが・・「いや、グッジョブはレッドさんか・・・」あっさり手のひらを返します。所詮他人事だと思ってるだろう!

 

赤星に説教していた咲坂でしたが、実は無茶苦茶思い入れがあった赤星。「今思えば・・バッチ外して喋るほどの事でもなかったって言うか・・・」むしろカッコ悪かったかも・・調子に乗ってバカにする熱海でしたが・・・

 

「熱海君から聞いたわ・・・」赤星が自分の父親の事を話して、根岸を説得したことを聞いた佳恵。

 

「もう何年もアソシエイトやってもらってるのに、そんなこと全然知らなかった・・」少し寂しそうな表情を浮かべます。「どうして彼はそんなとこ見せちゃたの?」真顔で咲坂に尋ねます。

 

咲坂と仕事をしたからなのか、咲坂自信は否定しますが・・・「あたしの知らないあなたがいるのかしら・・・」以前熱海に言われたことを思い出す佳恵。

 

十二年も結婚していたのに、咲坂の事を分かっていないんじゃないのか・・・そうかもしれない、と佳恵は思い始めているようです。

 

「あなたは私の事、理解してくれなかった」以前、咲坂に対しそう言った佳恵。佳恵の仕事復帰に、咲坂が非協力的だったことが離婚の原因とも。

 

「あの時パパが・・少しでも私を気遣ってくれたら・・私は出て行かなかったかも」これ本音トークじゃない?佳恵の表情が少し和らぎます。「ボスから言われたんだよ・・君たちはベストフレンドになればいいって」一番分かっている者同士・・咲坂の言葉に、「・・・かもね」佳恵も否定しません。

 

「じゃあ、あたしが再婚するときは・・あなたに祝辞頼んだりして・・・」そんな相手がいるのか・・咲坂は気になっている様子。お互い、特定の相手が居ないことを確認した二人。

 

「じゃあ、努力してみる?」佳恵が問いかけますが・・・「ベストフレンドになれるように」その言葉を聞き、首を捻る咲坂。そんなに簡単に人間は変われない・・そう呟く佳恵に、頑張ってみるよ、と咲坂は答えるのでした。

 

その頃、学校ではみずきと目黒君が窓越しに話をしていました。「友達?」思わず聞き返す目黒君。パパとママが一番の友達になったらうれしいだろう?咲坂にそう聞かれたことを話すみずき。

 

「目黒君は・・嬉しい?お父さんとお母さんが友達って・・」しばしの沈黙の後、「嬉しくない」そう答える目黒君。「だよね・・パパとママは、パパとママだもん」みずきが呟きました。

 

感想

普段のスマートな赤星の様子からは、想像もできない過去が隠されていました。ある意味、予想通りの流れと言えなくもないですが・・・

 

商売をやっていた父親が、手を広げ過ぎたことから自転車操業に陥り、心労が祟って亡くなってしまう。そんな過去を持つ赤星だからこそ、咲坂に冷たい奴と言われようと、『蕎麦 いわし丸』に倒産や思い切ったリストラを勧めていたのでした。

 

事前にネットで流れていた情報から、恐らくそんな落ちなんだろうと思ってはいました。ただ、それでも山崎育三郎さんの演技には、胸に迫ってくるものがありました。そして、六平直政さん演じる『蕎麦 いわし丸』の根岸の苦悩の表情と併せて、赤星の秘めた熱い思いが伝わってきました。

 

それはさて置き、ストーリー展開についてはちょっとどうなんだろうな、と思いました。物語がクライマックスに近付くと、弁護士バッチを外し、「弁護士としてではなく、一人の人間としてお話します」その決め台詞に続いて、熱い思いを語る咲坂。

 

時にクライアントを、時に訴訟の相手を、法律論ではなく熱い言葉で圧倒する。グッドパートナーのまさに見せ場です。

 

前回、セクハラ問題に向き合おうとしない病院側に、咲坂がバッチを外し一人の人間として話し始めようとしたその時、咲坂を制し佳恵が熱く語り始めるという、まさかの展開で楽しませてくれました。

 

たまにそんな変化球を織り交ぜながら、物語が進んでいくのも面白いと思いましたが、二回続けてやってくるとは・・・赤星の熱い語り口はグッとくるものがあったのですが、連続でパターンを外してくるというのも中々冒険です。今後、マイナスに作用しなければ良いのですが・・・

 

そして、復縁の兆しも見える咲坂と佳恵の今後のは、一体どうなるのでしょうか。ラストでみずきが友達の目黒君と話すシーンがありましたが、「パパとママが友達になったら嬉しい?」みずきにそう聞かれた目黒君が、即座に「嬉しくない!」と返していましたね。

 

「パパとママは、パパとママだもん」みずきが言った言葉は、咲坂と佳恵の復縁を願うもの。二人はベストフレンドになれるよう、努力することで一応納得しているようですが・・・

 

熱海や赤星の言動から、今まで自分が知らなかった咲坂の一面を知り、気持ちが揺らいでいるようにも見える佳恵は、復縁まで踏み込むのでしょうか?

 

まとめ

今回ちょっと見せ場が弱かった咲坂ですが、その分みずきとのやり取りや、佳恵との元夫婦としての会話など”ホームドラマ”の部分が、今まで以上に出ていましたね。

 

しかし、みずきの願いと咲坂や佳恵の考えには、隔たりがあるように見えます。その隔たりが少しずつ埋まっていくのか、それとも徐々に広がっていくのか・・・ひと波乱ありそうな予感がしますね。

 

前回、みずきの家庭教師・島谷涼子と熱海が大学の先輩・後輩の関係にあることが明らかになり、”ホームドラマ”に熱海も絡んでくるのか?そんなことも考えてしまいますが、あり得ないことでしょうか?

 

あまり手を広げ過ぎると、収拾がつかなくなってぐちゃぐちゃになってしまいかねない・・・そんなことも危惧してしまいます。ともあれ、ハッピーエンドに向かって進んでいると信じたいですね。

 

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ラヴソング7話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ

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「歌詞書いてみない?」弦巻からの話を受けて曲を作る神代は、さくらに作詞の宿題を出しました。

 

幼い頃から吃音に苦しむさくらにとって、言葉は普通の人より大事なもの。

 

最後まで拘りようやく詩が完成します。「・・・いいんじゃない!」神代もその出来栄えに納得出来たようです。

 

そして、記念すべき初めてのレコーディングを終え、疲れ果てベッドで眠り込んでしまう神代。

 

さくらはそんな神代の隣でいつの間にか眠ってしまいます。そこへ、神代を訪ねてきた夏希。神代のベッドで眠るさくらを見た夏希はショックを受け・・・

 

曲作りのため、急速に接近した神代とさくら。そんな二人に対し、空一と夏希はもやもやした思いを抱えたまま、ざわつき始めます。

 

さくらからメールの返信がなく、苛立つ空一は涼子の誘われ一緒にホテルへ。一方の夏希は『S』で弦巻から告白されますが、いまだに神代を好きなことを見抜かれてしまいます。

 

第7話のキーワードは『好きよ 好きよ 好きよ』、神代がさくらのデビューのために作った曲。

 

しかし、それは二十年前に夏希の姉・春乃と共に作ろうとした曲のアレンジだったのです。そのことを知った夏希は神代に対してわだかまりを抱きます。

 

しかし、弦巻は曲を高く評価し、神代には大物アーティストから楽曲提供の依頼が。一方、神代の昔のバンド仲間・増村はさくらの喉に異変を感じ、診察に来るよう促すのですが・・・

 

ラヴソング7話あらすじ・ネタバレ

神代がさくらのために作った曲は、二十年前に春乃のために作った曲のアレンジでした。デモを聴きそのことに気付いた夏希。神代の真意とは・・・

 

レコーディングを終え、夏希の部屋に機材を返しに来た神代。そのまま帰ろうとする神代でしたが、ふと振り返り「あの・・」夏希に声を掛けると、「あの・・」ほとんど同時に夏希も声を発します。

 

苦笑いを浮かべる二人。改めて神代がさくらの曲について切り出します。「あー、あれ・・もしかしてお姉ちゃんのために作った曲?」意外そうな顔をする神代。夏希は春乃の遺品の中に曲のCDがあったことを説明します。

 

「二十年前の曲だからな・・・」ちょっと古い?神代がそう尋ねると、そんなことない・・否定する夏希ですが、それ以上会話が続きません。気まずい空気のまま神代は帰っていきました。

 

「好きよ 好きよ 好きよ ♪ 言葉じゃ足りないから ♪」ライブハウス『S』で新曲を披露するさくらと神代。

 

真美と空一、神代の昔の仲間たち、そして弦巻がライブを見守ります。そんな中夏希は、姉・春乃のCDをじっと見つめ店の隅から二人を見つめています。

 

レコーディングを終え、さくらと神代の評判は上々。レコード会社も急に前のめりになったと嬉しそうに語る弦巻。

 

「あいつは音楽やってる時が一番だ・・白衣は似合わねえ」増村がしみじみ語ると、星田も二十年ぶりの神代の新曲を素直に喜ぶのでした。

 

ですが、曲の途中でさくらが小さくせき込んだのを見て、増村が少し怪訝そうな顔を見せます。

 

演奏が終わり、神代がギターの手入れをしていると、背後で空一がさくらにじゃれ付いています。「天才です!それがはっきりと分かりました」嬉しそうに声を掛ける弦巻。

 

謙遜か、それともそばに居る夏希への配慮か、さくらの歌声こそ天賦の才と話を逸らす神代。

 

二十年のブランクを経ての新曲と信じる弦巻、「さくらちゃんはラッキーだね!広平さんみたいな人に出会えて」やや興奮気味にそう話しかけると、さくらも素直に応じます。

 

そして弦巻は、トップアーティストのシェリルが神代に興味を持ったらしいことを伝えます。イマイチ反応の薄い神代に対し、むしろさくらの方が興奮気味。その様子を冷めた目で見る夏希。

 

神代にシェリルから楽曲提供の依頼が来るかもしれない。真美に嬉しそうに話すさくら。

 

野村がライブに来ていないことを気にするさくらは、真美とうまくいっているのか少し心配。

 

そんな二人の隣で、空一はマスターの笹にギターを教えてほしいと頼み込んでいます。そんな空一に対し、さくらをこれまで支えてきたご褒美に”大人の男の仲間入り”として、ウィスキーのボトルを一本、キープ用に与えるのでした。

 

「若いっていいなあ・・」思わず漏らす弦巻。あまり興味が無い様子の神代。あの頃で時間が止まってくれれば・・意味深な夏希。

 

「・・・何であの曲なの?」少し酔いが回っているのか神代に絡む夏希、そんな二人の様子をさくらが見つめています。

 

真美に野村から電話がかかってきました。引っ越しの件で何やらもめている二人。少し心配そうなさくら。

 

手持無沙汰になったさくらは増村とすれ違い、ぶつかりそうに。「ねえ、さくらちゃん。喉の調子悪いでしょ・・・」高音が少し掠れていたことを指摘し、痛みが無いか尋ねる増村。

 

名刺を渡し、病院に診察に来るよう促します。さくらは初めて増村が耳鼻科医であることを知りました。

 

「広平、俺お前のこと見くびってたかもしんねえな・・」星田が少し申し訳なさそうに言うと、本当に納得のいく曲は作れてないのかも・・夏希をチラッと見ながら呟く神代。

 

そんな神代を励まそうとで言うのか、弦巻は星田たちに「次はシェリルの曲、作るってことになるかも・・」そう嬉しそうに話しています。

 

突然立ち上がり、帰ろうとする夏希。さくらと目が合いますが・・・何も言わず店を出て行くのでした。

 

「ねえねえ!あれ、バレバレじゃない?」部屋に戻った真美は、作詞の内容で神代に気持ちがばれないのか、さくらに尋ねます。

 

かなりストレートな内容の歌詞にも気遣いない、鈍感な神代にやや呆れる真美。改めて桜の作詞の才能に、「キュンキュンした」そう言って真美は、さくらを励まします。

 

神代との関係を進展させたいなら、告白するしかない・・・行動に移さなければ何も変わらないとさくらを焚きつけます。

 

歳の差を気にするさくらは、だんだん自分が邪魔者のようになってきていることを気にかけています。「だったらなおさら今のうちコクんなきゃだめじゃん!」このままではドンドン遠くなる、真美の言葉にさくらは・・・

 

翌日、さくらは何とか神代にアプローチしようと試みるのですが・・・ことごとく邪魔が入り失敗。しかし、さすがにその様子見気付いた神代。

 

「何で俺のこと監視してんの?」逆にさくらに対して突っ込みます。「あ・・あの、の・・飲みに行きません?レコーディングのお・・お疲れ会・・・」勇気を出して誘うさくら。神代はあっさりOKし、さくらは嬉しそうに笑うのでした。

 

さくらは今夜の神代との”お疲れ会”のため、新しい靴を買いに来ています。良さそうな靴を見つけ、値札を見てみるのですが・・・”¥23,760”。「高っ!」思わず漏らすさくら。その頃、空一は真美の部屋に来ていました。

 

「さくらから服貸してってメール来てた」今夜神代先生とデートかもね・・真美が呟くと、少しさびしそうな表情を見せる空一。

 

「コクるかも・・」空一の様子を見て、からかう様に真美が教えます。「・・・頑張るなあ!」空一がわざとらしく大きな声を上げると、「コクるってことは、フラれるってこともあるからね」真美が呟きます。

 

女子力無いから・・ちょっとさくらを馬鹿にした様子の空一、フラれたとしてもあんた可能性ないから・・にべもなく切り捨てる真美。反論の余地もない空一は、真美から不要になった化粧品を貰い受けます。」

 

「誰かにあげんの?」真美に問われ、「お・・お世話になってる人」出来るだけ自然に答えようとする空一でしたが、あまりにもバレバレ。

 

「ねえ!そいつとやったでしょ!」すぐにピンとくる真美。「はあ!?や・・やってねえし!」一旦は惚けるものの、真美の圧力に屈し「さくらには・・言うなよ」か細い声で認める空一。

 

そこへさくらが突然帰ってきました。女だけで話したいことがある・・そう言って真美を引っ張って隣の部屋へ。

 

「セ・・セ・・セクシーにして」思い切って頼み込むさくら。「出来るかな」さくらの真剣な表情に、思わず半笑いの真美。そして、真美にコーディネートしてもらった服で出かけるさくら。

 

「あれ?いつもと随分雰囲気違うね」待ち合わせに遅れて現れた神代に褒められ、嬉しそうに笑うさくら。ところが、新しい靴が裏目に出て靴擦れを起こしてしまいます。

 

仕方なくさくらを背負い靴屋に駆け込む神代。「オジサンにこんなことさせるなんて・・鬼だよ君は!」四十四歳の神代はバテバテです。

 

靴擦れに絆創膏を貼って応急処置を施し、歩きやすいスニーカーに履き替えると、「よし、行こう!」改めて神代が声を掛けます。

 

その頃、空一は涼子を誘って『S』にいました。「あげる!」空一が差し出したのは真美から貰ってきた化粧品。

 

私なんかが・・少し遠慮気味の涼子に対し、「・・どうせさくらとかも使わねえし・・・」照れ隠しのつもりか、余計なひと言を喋ってしまう空一。

 

「さくらちゃんが要らないものくれたんだ・・・」少しイラッとする涼子。よくこんな大人っぽい店知ってるね・・話題を変えようとする涼子でしたが、「いつもここでライブさせてもらってて・・さくらが」ついついさくらの話が出てしまいます。慌てて笹にもらった”ボトルキープ”を繰り出しますが・・・さくらの動画を作ったご褒美の”ボトルキープ”であることをついつい喋ってしまう空一。

 

「広平さん!」さくらと神代が店に入ると、先に来ていた弦巻が駆け寄ってきました。「弦巻も一応呼んどいた。レコーディングの打ち上げだからね」思わぬ展開に、さくらは・・・

 

落ち着かない様子で、盛んに煙草をふかす空一。「あたし・・こないだこの子とやっちゃって・・」唐突に、目の前の笹にばらしてしまう涼子。

 

焦る空一ですが、さくらが相手してくれない時だけ呼び出されることに、かなり不満がたまっている様子。

 

「・・・空一くんが、さくらちゃんのために頑張ってもらった、ボトルキープの水割りお代わりください!」酔いが回ってきた涼子は、焦る空一を益々面白がります。

 

「・・・食ったなあ」食後のコーヒーを飲み干し、満足げな神代。対してさくらは勝手に弦巻を呼んでいた神代に、不満のようです。その弦巻は、再び神代と仕事が出来ることが余程嬉しいのでしょう、終始上機嫌です。

 

当てが外れたさくらはすっかり興醒めし、靴擦れで足が痛いことを理由に、先に帰ると言い出しました。

 

それを聞き、神代はさくらを送っていこうとするのですが、「広平さんはまだ帰っちゃだめだから」弦巻が慌てて神代を押し止めます。そのままふて腐れたようにして、帰っていくさくら。

 

そして、入れ替わりに現れたのは弦巻の部下でした。「シェリルが広平さんに曲書いてほしいって、正式に言ってきました」頭を下げる弦巻ですが、まずはさくらの契約が先と、突っぱねる神代。怒ってそのまま帰ろうとしますが・・・

 

靴擦れした足を引きずりつつ帰ってきたさくら。「デートどうだった?」そう尋ねる真美ですが、結婚式の招待客をどうするか悩んでいるようです。

 

「フラれた?」黙って鏡の前に立つさくらを見て、察する真美。レコード会社の弦巻って奴に邪魔された・・そう言ってへこむさくら。契約の話が前に進みそうなことが、唯一の救いですが・・・そこへ、弦巻からさくらの携帯に連絡が入りました。

 

その頃、弦巻との話し合いを終えた神代は、自分の部屋に戻ってきていました。テーブルの上に置いた紙袋の中にはシェリルのCDが。そのうちの一枚を再生し、歌声を聴いた神代は・・・

 

「今日はこの後、何かあんの?」夏希のクリニックにカウンセリングに来ていたさくら。この後は弦巻との約束があります。「そうなんだ・・うまくいくといいね!」成功を祈る夏希。

 

そのまま帰ろうとして、さくらはまだ新曲のCDを夏希に渡していなかったことを思い出しました。「ありがとう・・」お礼を言いつつ、どこかよそよそしい夏希。さくらが机の上に置いたCDに触れようとはしませんでした。

 

さくらが帰った後、パソコンを立ち上げる夏希。壁紙には先日の姉・春乃の追悼イベントの時に撮った写真でしょうか、夏希に両親、神代や笹たちが写った画像が。パソコンの画面をじっと見つめ、そして机の上に置きっぱなしのCDを見やり・・・

 

「広平さんに実は今、とても大きな仕事の依頼が来てるんです」弦巻からそう聞かされ、シェリルの件だとすぐに思い当るさくら。

 

しかし、神代はさくらとの契約を先に進めなければ曲を作らない、と難色を示しているというのです。困惑するさくらをよそに、弦巻はシェリルの曲を優先するよう神代を説得してほしい、とさくらに頼んできました。

 

神代にとっては二度とないチャンス、神代の未来がかかっている、目を伏せながら申し訳なさそうに頼み込む弦巻。シェリルも移籍したがっている、という裏事情まで明かし、さくらを説き伏せようとします。

 

「そ・・そうですよね。シェリルみたいな大物のし・・仕事するのに、わ・・私とか邪魔ですよね・・・」半ば茶化す様に、そして自嘲気味に語るさくら。

 

無言のまま目を合わせようとしない弦巻。微妙な沈黙に耐えかねさくらが席を立つと、「・・・すいません」頭を下げる弦巻を一瞥し、さくらは去って行きました。

 

「佐野さんからシェリルの曲を優先するよう広平さんに言ってもらえませんか?」弦巻から言われた一言が、胸に突き刺さるさくら。ライブハウス『S』ではマスターの笹の誕生祝が開かれていました。

 

神代や夏希たちと共に笹を祝うさくら。大勢の友人たちに囲まれ、上機嫌の笹。星田や夏希が軽口を叩くなか、笹はバースデイソングの代わりに『好きよ 好きよ 好きよ』をリクエストします。

 

表情が曇る夏希と神代。さくらは曲作りの経緯を皆に話します。最初を違う曲に合わせて詩を書いていたものの、レコーディング前日に神代が閃き全然別の曲に。

 

「て・・天才ですよね」些か興奮気味のさくら。負けていられない、と詩を書きなおしたことなど、たどたどしく説明するさくらを複雑な表情で夏希が見つめます。「た・・大変だけど、た・・楽しかったです」最後にそう言ったさくら。目を合わせようとしない神代。夏希もよそよそしいままです。

 

「・・・ちゃんと、話した方がいいんじゃないの」神代に耳打ちする夏希。隣でさくらが見つめています。神代が返事をせず黙ったままでいると、増村が演奏に誘います。

 

そのまま席を立つ神代。そして夏希は、覚悟を決めたようにさくらに近付き、姉・春乃の事を話し始めました。姉と神代が昔バンドを組んでいて、恋人同士だったこと。

 

しかし、春乃が亡くなり・・・そこまで話したところで、気付いた神代が夏希を止めようとします。が、構わず喋り続ける夏希。あの曲はさくらのためのものではない。

 

本当は二十年前、春乃のために神代が作った曲でした。神代はどうしてもあの曲を世に出したかった・・・春乃の死をずっと自分のせいと思ってきた神代。

 

「・・・それで、さくらちゃんにお姉ちゃん・・」夏希がそこまで言いかけた時、突然さくらが立ち上がりました。異変に気付いた増村と星田が声を掛けますが・・・

 

「お姉ちゃんが可愛そうじゃない!あれはお姉ちゃんの曲でしょ!」興奮して声を荒げる夏希。「俺の曲だよ!!」突如感情を剥き出しにする神代。

 

「あれは俺が作ったんだよ!!」突然の出来事に、店の中は静まり返っています。「か・・か・・勘違いしちゃってました」気まずい沈黙を破ったのはさくらでした。

 

「は・・恥ずかしい・・・」それだけ言うと、さくらは下を向いたまま店の外へ飛び出していきました。慌てて後を追う神代。

 

「佐野さん!佐野さん待って!」急ぎ足で店から離れようとするさくらに、ようやく神代が追い付きました。「確かに、あの曲は・・春乃ともう一度・・音楽をやっていくために作った曲だよ」自分の口から真実を語る神代。

 

春乃の死をきっかけに、自分は音楽を続けてはいけないと思った。そんな中さくらと出会い、もう一度音楽を続けてみようと思った。

 

それはきっと、春乃がさくらと出会わせてくれたからだと・・・だから、あの曲をさくらに歌ってほしいと思った。自分の思いをさくらにぶつける神代。

 

「せ・・せ・・先生は、わ・・私のこと見てくれてますか?」神代にそっと近づき、寄りかかるさくら。「わ・・わ・・私は、せ・・先生が好きです・・もう、大好きなんです」泣きそうな顔で必死に訴えます。

 

私のことどう思ってるんですか・・消え入るような声で神代に尋ねました。答えを探す様に目が泳ぐ神代。「一緒に音楽をやりたい・・・そう思ってる」しばしの沈黙の後、さくらに告げました。

 

ギュッと握りしめていた神代のシャツをゆっくり離し、後ずさりするさくら。「わ・・わ・・私は、は・・春乃さんじゃない」神代を見上げ、それだけ言うとその場から去って行きました。

 

『S』では、取り残された夏希が立ち尽くしています。そっと側による星田と増村。夏希の気持ちに理解を示す星田。

 

一方の増村は「・・・広平に白衣は似合わねえよ」神代にとって大きなチャンスなんだ、と説きます。

 

言い争いになりかける二人を笹が止め、さらに夏希にも「落ち着いたら・・さくらちゃんともう一度、話した方いいんじゃないかな」優しく諭すのでした。

 

一人暗い部屋でギターを弄る神代。おもむろに立ち上がり、さくらと共に書いた譜面を見つめ、そのままビリッと破り捨てるのでした。

 

翌日の朝、さくらは増村に喉の検査をしてもらうため、病院へ出かけます。その後ろ姿を無言で見送る真美は、さくらの様子が気になっているようです。

 

鼻歌を歌いながら、病院前の小路を歩くさくら。「上手ね・・・」入院患者らしき車いすにのった年配の女性が、話しかけてきました。

 

「私も今日は気分がいいの」いつ死んでもおかしくないけど、まだ生きているから・・・取り留めのない女性の話。「よ・・よかったですね」手すりにもたれ掛り、さくらが答えます。

 

「あなたは何でご機嫌なの?恋?」何も知らない女性は、さくらに些か無遠慮に尋ねてきます。「し・・失恋したんです」諦めたから、スッキリした・・そう言って笑うさくら。どんな人?興味を持ち根ほり葉ほり尋ねる女性。

 

「こ・・ここで働いてます」オッサンなのにカッコよくて、独身で本当は優しい。何故諦める必要が?女性に問われたさくらは、次に進むため・・と自分に言い聞かせるように答えました。

 

十分に幸せは貰った、私なんかにはもったいないくらい・・素敵な夢貰った、だから・・・そう言いかけた時、ふと顔を上げたさくらは、病院から神代が出てくるのに気付きました。

 

慌てて逃げ出すさくら。「あ、先生!」神代のに気付き声を掛ける志津子。「あ、志津子さん」神代も気付き、車いすのそばに近づいていきました。

 

しばらく神代の顔を見上げていた志津子ですが、やがてさくらが走り去った方を眺め・・・

 

耳鼻科の待合室で順番を待つさくら。やがて検査に呼ばれます。診察室の中では、増村が内視鏡をさくらの鼻から入れ、喉の様子を調べています。

 

「はい、息吸って・・・」苦しそうに検査を受けるさくら。検査を終え、まだ鼻の違和感がとれないさくら。そこへ増村が検査結果を持って、近づいてきました。

 

さくらの隣に座り、内視鏡で撮った写真を見せます。「一度精密検査・・してみるか」結果に気になる部分を見つけた増村の言葉に、動揺するさくら。

 

その頃神代は、トップレコードに弦巻を訪ねて来ていました。神代に黙って一礼し、案内する弦巻。神代はエレベーターへ乗り込み・・・

 

感想

「俺の曲だよ!」感情を剥き出しにして夏希に反論した神代。そこにあった思いとは何だったのでしょうか。

 

これまでさくらの歌う姿に春乃の影を重ねてきた神代は、ついに自分の過去についてさくらに語り始めます。

 

春乃の死によって音楽を辞めたこと、さくらに提供したのは、春乃ともう一度音楽をやっていくために作った曲だったこと。

 

さくらとの出会いを春乃の導きと感じる神代は、「だから、あの曲を佐野さんに歌ってほしいと思った」と語るのですが・・・

 

これまで誰とも正面からぶつかろうとせず、さくらとも距離を保ってきた神代は、夏希に強くなじられたことで自分の気持ちに気付いたのでしょうか?

 

前回、仕舞い込んでいたCDを取り出したシーンで、神代の表情はどこか後ろめたさのようなものも感じさせました。本当にこの曲に対して、積極的な思いがあるのでしょうか?イマイチ神代の本心が掴めないのですが・・・

 

神代と夏希だけが知っている秘密。周りが何も知らないまま神代の才能を称える状況に、このままではもう一度姉を失ってしまう、夏希はそう感じたのではないでしょうか?

 

思い余ってさくらに春乃の事を打ち明ける夏希の胸には、さくらへの嫉妬心もあったのかもしれません。

 

亡き姉への思いと、神代と急速に接近したさくらへの複雑な感情の両方が相まって、神代へ激しい怒りを向けることになったのだと思います。

 

春乃と神代のかつてのマネージャー・弦巻が、神代の才能を絶賛していたことも、夏希の不満を強めた原因かもしれません。夏希の目には、弦巻が春乃の事をすっかり忘れてしまったかのように映っていたのではないでしょうか。

 

歌詞に込めた神代への思い。真美にはあっさり見抜かれていしまいましたが、当の神代へは全く伝わっていない様子。「お疲れ会」と称し、神代を飲みに誘うものの、神代は弦巻を呼んでさくらと距離を取るような態度。

 

実のところ神代は、さくらの気持ちに気付いたうえで距離を取っているのではないか、そんな気さえしました。

 

「先生は私のこと見てくれてますか?先生のこと大好きなんです」思い切って告白するさくらに対し、「一緒に音楽をやりたい・・そう思ってる」突き放すようなことを言う神代。

 

直前に語った言葉は一体なんだったのか?それではあまりにさくらが惨めだと思うのですが・・・

 

まとめ

かつて春乃のために作った曲を巡って、激しく感情をぶつけあう神代と夏希。そしてそんな二人を見て、自分の勘違いに気付かされたさくら。

 

さらにさくらが神代に思いをぶつけ・・・まさに感情ジャブジャブの展開。終盤へ向けての大きな節目となりそうな今回のお話。ギクシャクしてしまった三人の関係は次回、どうなってしまうのでしょうか?

 

今後のカギを握ると言う、大物アーティスト”シェリル”とは一体何者なのでしょうか?弦巻がうっかり口にしたところでは、どうやら移籍を考え揉めている様子。

 

ひと波乱ありそうな予感がしますが、神代に曲を依頼した目的に何か裏でもあるのでしょうか?神代はさくらとシェリルのどちらを選ぶのか?最後のシーンでエレベーターに乗り込む神代の表情は、何か重大な決意を固めているようにも見えましたが・・・

 

さくらにとって歌は特別なもの。まるで魔法みたいに言いたいことがそのまま言える。夢の中のようにすらすら言葉が出てくる。歌っている時は自分のことが好きになれる。

 

そんなさくらの喉の異変に増村が気付きます。親友の真美の結婚式のスピーチも控えるさくらに、増村は精密検査を勧めるのですが・・・果たして内視鏡の写真に写る影の正体は?そして、さくらに忍び寄る大きな影とは?

 

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真田丸20話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ『前兆』

真田丸 茶々 画像
転用:http://marsar.tokyo/mm02/

真田丸20話ネタバレ・あらすじ

信幸は妻こうと離縁し、本多忠勝の娘稲を妻として迎える。

 

内大臣に任命された羽柴秀吉は、信長の姪茶々を正室とした。茶々は秀吉の子を身籠る。そんな中、裏門の白壁に、秀吉を揶揄するような落書きが城下で発見された。

 

犯人捜しを命じられた信繁は、門番の尾藤道休に当たりをつける。道休は、本願寺に身を寄せていた。信繁は、道休から直接聴取したところ「その晩は、酒を飲んでいた。

 

いつも飲んでいる。それで、高みから落ちてしまった。」と言い、しかも「字が書けない」と明かす。秀吉は門番の不甲斐なさを叱責し、門番17人全員が磔になる。

 

怒りが収まらない秀吉。そんな中、道休が本願寺で死亡したという知らせが届く。そこで、信繁は「道休に罪をかぶってもらいませんか」と提案し、三成も渋々同意する。

 

道休の遺体から首をはね、三成は秀吉に差し出す。だが、秀吉は「その者の親類、隣人も磔にしろ」と言う。三成は秀吉の乱心を止めようとするが、「切腹を申し付ける」と言い放たれる。

 

そこに茶々が現れ、「お腹の子は、殿下の子です!」と言い切り、秀吉の怒りが収まる。3ヶ月後、茶々は男児を出産する。

 

感想

真田丸20話『前兆』では、羽柴秀吉(小日向文世)が乱心する様子が描写されていました。秀吉は、齢54歳。

 

「人間50年下天のうちをくらぶれば夢幻の如くなり~」と織田信長が謳っていたことからも、平均年齢が50歳と言われていた時代です。

 

天下人となりつつある秀吉でしたが、徳川家康(内野聖陽)からも、「秀吉には子がおらん。誰にその後を継がせるのか」と言われており、豊臣政権が盤石でなかったことが読み取れます。

 

この時期の秀吉は相当焦っていたのは間違いないでしょう。そんな中、茶々(竹内結子)が秀吉の子を身籠ります。

 

待望の出産を控えていた秀吉でしたが、1589年、何者かが夜陰に乗じて、聚楽第南外門の白壁に落書きが発見された落首事件が発生します。

 

当時、秀吉は大仏を建立する名目で刀狩令を出して批判されていました。

 

落書きは、この大仏を建立しようとしていたことに対する批判や、側室を多数持ちながら、長年子宝に恵まれなかったのにもかかわらず、突然、茶々が懐妊したことをあざ笑うかのような内容だったとされています。

 

これを知った秀吉は、警備を担当していた番人に怒りをぶつけます。史実では、警備を担当していた17人の鼻を削ぎ、耳を切り落とし、磔にして処刑しています。さらに本願寺に容疑者である道休の引き渡しを迫ります。

 

本願寺顕如は、道休を自害させ、その首を差し出します。これで幕引きかと思いきや、さらに秀吉は、道休の妻子を含む町民63名が捕らえられ、磔にされます。

 

真田丸で描かれていた以上に残虐な振る舞い。当時の秀吉は、信長以上に残虐だったのかもしれません。

 

まとめ

真田丸20話『前兆』では、寧(鈴木京香)は、「人は痛いところを突かれると怒る。お腹の子が本当に自分の子なのか、疑っているのはご自身なのです。」と言っています。

 

DNA鑑定は勿論のこと、血液型鑑定も無かった時代。本当に自分の子であるか、確証は持てません。疑心暗鬼の秀吉でしたが、茶々の言葉で我に返ります。

 

秀吉は齢54歳。この頃から秀吉は正気を保てなくなります。歴史に「たら、れば」はありえませんが、寧との間に嫡男が産まれていれば、豊臣の時代は長く続いたかもしれませんね。

 

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グッドパートナー5話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ

グッドパートナー 画像
転用:Twitter

この春スタートの新ドラマの中でも、視聴率争いの上位に食い込み、テンポのいいストーリー展開に益々磨きがかかるグッドパートナー。

 

第5話では、クライアントの桂総合病院からセクハラ問題で相談を受けたことから、神宮寺法律事務所の中でも男女で意見の対立が起こってしまうという展開に。

 

咲坂の元妻で事務所のエースの座を争う夏目佳恵。所長の神宮寺にも物申せるベテラン秘書・朝丘理恵子。

 

日々猫田に振り回され不満の溜まっているアソシエイト・城ノ内麻里。そして、仕事は出来るがプライベートも大切にしたい派の茂木さとみ。まさかこの四人が咲坂の敵に回ってしまうのか・・・

 

果たして咲坂はクライアントのセクハラ問題をどう解決していくのか?そして佳恵たちに何と言って謝るのか?猫田による城ノ内麻里へのセクハラ疑惑の行方は・・・

 

グッドパートナー5話あらすじ・ネタバレ

「自分はセクハラなんかしない・・・そう思ってらっしゃる方が、実は一番危ないんです」桂総合病院にセクハラ問題の講習会のためやって来た咲坂。

 

ウンザリした様子で聞いている病院の外科部長・厚木忠義。咲坂は居合わせた女性職員に対して、”実例”を示した始めました。馴れ馴れしく話しかける咲坂。

 

「・・・そんなふくれっ面してたら、可愛い顔が台無しだよ」まんざらでもない様子の女性職員。「仕事と女性の容姿は関係ありません」スライドを示し、説明する熱海。

 

お茶汲みは女性の仕事と決めつける、立場を利用した食事の誘いもNG。ですが・・・「嫌がっているように見えませんよ、彼女」確かに厚木の言うとおり、女性職員は咲坂の誘いに喜んでいます。

 

「そこです!」人間関係を壊したくないから、あからさまに拒否できない。だから男性は勘違いする、と説明する咲坂。「先生が男前過ぎて、例えが分かりづらいんですよ」別の医師の声に、あっさり事実を認める咲坂。

 

要するに相手次第、セクハラの定義があいまい、と不満を漏らす厚木たち。

 

その頃、猫田はクライアントとの打ち合わせが終わり、握手を交わしています。「貴女のような素敵な女性と、仕事が出来て楽しかった」ベリーキュート!とアソシエイトの城ノ内麻里の手を取り、上機嫌の相手側の外国人弁護士。

 

それに対し猫田は、さすが女性をおだてるのがお上手、と茶化しますが・・・麻里はカチンと来ます。

 

「男と女がいればセクハラあり」大事なのは女性の気持ちになって考えること、と講習会を結ぶ咲坂。一斉に立ち上がりぞろぞろと部屋を出て行くドクターたち。厚木は腰巾着を大勢引き連れ、権勢ぶりが窺えます。

 

「イマイチ説得力に欠ける研修だったなあ」ぼやく熱海。そこへ事務長の葛原正が挨拶にやって来ました。が、何かスッキリしない様子の葛原が気になる咲坂。

 

「セクハラってデリケートな問題ですよね」おにぎりを食べながら、九十九と話す赤星。そもそも男に自覚が無さ過ぎるんだよ・・・猫田も同調しますか、「へー、猫田先生が言っちゃう?」あからさまに驚いて見せるベテラン秘書の朝丘理恵子。

 

猫田の自覚の無さにあきれる女性陣。「私、先生からセクハラされましたあー」麻里の発言にギョッとする猫田。麻里のことをキュートと褒めた相手に、おだてるなと言ったことが容姿を貶したことになる、と女性陣。

 

悪気なかったんでしょ?男性陣は軽く考えています。さらに麻里は、猫田が二十代限定でお見合い相手を探している事にも噛みつきます。さらに赤星に対しても「僕は可愛い女の子と生ガキが好き・・」いつもの口癖を批判。

 

パラリーガルの茂木あずさも同調します。取り成そうとする九十九ですが、弁当を未だに母親に作ってもらっていることをやり玉に挙げられます。

 

「弁当作りは女性の仕事なんだ・・・」冷めた目をする夏目佳恵。言いたい放題の女性陣に、さすがに反発する男性陣。「・・何?この嫌な空気」危険を察して自分の部屋に引っ込む所長の神宮寺。

 

咲坂は改めて葛原に話を聞いてみることにしました。困ったときのために我々顧問弁護士がいる・・と促す咲咲に対し、葛原が重い口を開きます。実は、新人ナースの桜井奈緒からセクハラ被害の訴えが上がっていました。

 

相手は講習会で咲坂に噛みついていた外科部長の厚木。徐々にエスカレートし、二人きりで温泉に誘われたり、いきなりキスされそうになるなど、奈緒からの訴えは深刻なものでした。

 

看護師長に相談したものの、取り合ってもらえず葛原に相談したのでした。厚木に事実を確認した葛原でしたが、彼女に拒否されたことはない、セクハラなどしていないと取りつく島もない有様。

 

その後桂院長にも報告したものの、当事者同士で解決させるよう命じ、無理ならばナースを辞めさせればいいと言い放つのでした。厚木からのセクハラ被害の相談はこれが初めてではありません。

 

病院エースのである厚木を守るため、これまでずっとナースを辞めさせる形で解決を図ってきたものの、何とか厚木の意識を変えようと葛原は研修会を計画したのでした。

 

憧れのナースになれたと、希望を持って入ってきた奈緒に申し訳ない気持ちの葛原。ですが問題を大きくしたくはありません。自分の首もかかっており、穏便に事を済ませたい葛原に対し、咲坂は・・・

 

その夜、奈緒が患者の様子を確認に行くと、お腹を押さえ苦しがっています。慌ててドクターを呼びに走る奈緒。厚木を見つけ駆け寄ります。

 

容体が急変した患者を手術したのは、他ならぬ厚木でした。凄く痛がってて・・・必死に訴える奈緒に、新人に何が分かるんだ・・そう呟くとエレベーターに乗り込む厚木。

 

「あ、事務長に俺の文句言ったろ・・もう俺の患者に付かなくていいから」一方的に言い捨て、去って行きました。

 

「知らなかったなあ・・あの病院にそんな問題が・・・」神宮寺にセクハラ問題を報告する咲坂。穏便な解決などあり得ない、と憤る佳恵。猫田は既に腰が引けています。

 

厚木に謝罪させられればいいのですが、セクハラ常習犯にそんな殊勝な態度は望めない、エースだろうが追放すべきと主張する佳恵に、何とか落としどころを見つけたい咲坂の議論は噛みあいません。

 

ナースの奈緒を首にすれば、桂総合病院を訴えてくるかもしれない。神宮寺法律事務所はクライアントの利益を守るため、その訴えを叩き潰すしかない。

 

「ふ~ん、つまりセクハラ男の味方?」徐々に怒りのボルテージが上がっていく佳恵。アソシエイトの麻里の件で猫田にも噛みつきます。「怖い女でしょ・・家庭でもそうだったんですよ」よせばいいのに昔の話を蒸し返す咲坂。

 

自分の勘違いが分かってない!女の気持ちが理解できない!咲坂にはこの事件は無理!そう言って佳恵は神宮寺に迫ります。

 

と、その時。問題の桂院長から電話がかかってきました。容体が急変し、再手術を受けることになった患者側が、医療ミスを疑い騒いでいるという。

 

しかも執刀医はセクハラ常習犯の厚木。エースの厚木に傷がつかないようことを収めてほしいと懇願する桂院長。「確かに、厚木先生は大事にされ過ぎているようだ・・・」問題の根の深さを感じ取る神宮寺。

 

男性弁護士だけでは対応は難しい、そう判断した神宮寺は佳恵に咲坂を手助けするよう命じます。対して、「・・咲坂先生が頭下げるなら」若干強気に出てみる佳恵。冗談じゃない・・渋る咲坂。

 

「頭、下げちゃいなさい」軽く命じる神宮寺。尚も渋る神宮寺ですが、「じゃあ、私が下げる」そう言って佳恵に深々と頭を下げるボス弁・神宮寺。佳恵自身が呆気にとられる中、神宮司は咲坂に頭を下げるよう促します。

 

「・・手伝って・・くれ」仕方なく頭を下げる咲坂ですが、「”ください”!」勝ち誇ったように、佳恵が訂正を要求します。「・・手伝って・・ください」歯軋りしながら咲坂が頭を下げたのを確認すると、佳恵はさらに猫田にも同様の要求を。

 

神宮寺に命じられ頭を下げる猫田。

 

「何あれ!」ベテラン秘書の朝丘が異変に気付きます。一同が見上げる先には、男三人に頭を下げさせ睥睨する佳恵の勝ち誇った姿が。思わず写メを取る茂木あずさ。

 

「何回見てもいい写真やわ~」満足げな様子の麻里。神宮寺法律事務所の女四人はそろってバーに繰り出しています。「それにしても見ものだったわね・・男たちのしょんぼり顔」感慨深げに語る佳恵。

 

まさか咲坂が佳恵に頭を下げるなんて・・・みんな驚いています。誰に頭を下げさせるより、元夫の咲坂に頭を下げさせるのが気持ちいい、そう語る佳恵。離婚した夫婦は他人以上に他人なのでした。

 

話が弾んできた四人、今度は結婚願望剥き出しの猫田が生贄に。世の中の独身女性全員とお見合いする気か?

 

しかし、麻里が気に食わないのは、独身の自分を猫田がスルーしていること。猫田に何の興味もないものの、当然のように対象から外されていることにイラッとしているのでした。

 

「私には意味が分かりません」あずさの一言に絡み始める麻里。佳恵は隙を見てさっさと退散するのでした。

 

一方その頃、神宮寺法律事務所では猫田、九十九、赤星の三人がビール片手に管を巻いていました。こっちがセクハラされてる気分だよ・・僕はフェミニストですよ・・酔っ払いたちの不毛なやり取りが続きます。

 

そして熱海は、主要なセクハラ裁判例のサンプルを明日の朝までに集めておくよう、咲坂から指示を受けていました。女の弁護士はセクハラとなると感情的になる、佳恵に暴走させないための方策を考える咲坂。

 

「その発言は微妙にセクハラっぽいような・・・」熱海の発言にイラついた咲坂は・・・

 

「ごめん、ごめん。ちょっと仕事の電話で・・」席に戻った熱海の目の前にいるのは、みずきの家庭教師・島谷涼子と咲坂家のお手伝い・グエン。なんと熱海と涼子は大学の先輩・後輩の間柄なのでした。

 

「そこの家のお父さんも弁護士なんですよ」ビジネスロイヤーね、とグエンが涼子の言葉を捕捉します。何も知らず咲坂をべた褒めする涼子。

 

「時々いるんだよ・・顔だけの弁護士が・・」何も知らず愚痴をこぼす熱海。「なんて先生?」熱海が何気なく尋ねると、「サキカ先生!」片言の日本語で答えるグエン。

 

「咲坂先生ね!」涼子が訂正しますが・・・聞いた瞬間、ブーーーっとビールを吹き出す熱海。

 

「ただいま・・」咲坂が家に戻ると、みずきがソファーに横になったまま、眠っていました。テーブルの上には数枚のDVDが置かれています。”みずき 10歳の誕生日”そう書かれたからのケース。

 

リモコンの再生ボタンを押すと、誕生日ケーキを前にハッピーバースデーの歌を歌うみずきと佳恵の姿が。撮影しているのはもちろん咲坂自信です。

 

複雑な表情で続きを見ていると、佳恵と撮影を交代した咲坂が、みずきと楽しそうに抱き合っています。穏やかな表情で眠る娘に視線を移す咲坂は・・・

 

みずきをベッドに寝かせると、咲坂はDVDの続きを再生しました。そこにはみずきが撮影した咲坂と佳恵の姿が映っています。「・・パパ、パパ!」咲坂にケーキを食べさせる佳恵。

 

佳恵に促され、咲坂は撮影中のみずきの口にケーキを運びます。見るのがだんだん辛くなってきたのか、咲坂は再生を止めるとソファーに身を横たえ、フーッと大きく息をつき・・・

 

「厚木先生にされたこと・・全部話してもらえませんか?」被害者の奈緒と直接面談する佳恵。しばらく迷っている奈緒でしたが、やがて小さく頷きます。

 

奈緒が咲坂たちに話したことは、氷山の一角に過ぎませんでした。厚木のやったことは洒落にならない、憤る佳恵。裁判になった時の尋問対策のため、厚木に会おうとする佳恵ですが、事務長の葛原を不利な立場に追いやりたくない咲坂は反対します。

 

出来れば平和的に解決したい・・そう漏らす咲坂に、「平和的!?それが出来なかったから私たち離婚したんでしょ?」突然切れる佳恵。

 

女が何に怒っていて、何が不満で、何をどうして欲しいのか、男には分からない、一気に捲し立てます。「あなたは私のこと理解してくれなかった」咲坂の抗議を無視して、怒りがふつふつと沸き起こっている様子。

 

「仕事のことを言ってるのか?」ようやく切り返す咲坂。「戻っていいって言ったぞ、弁護士をやっていいって」咲坂の言葉にカチンときた佳恵、「弁護士”も”っていったの!”も”って」言われた方は細かく覚えているもの。

 

二人の話が袋小路に灰r掛けた時、「御取込み中すみません!」突然、熱海が割り込んで来ました。厚木のセクハラ被害にあった他の人にも話を聞くべき、そう訴えるのでした。

 

「彼女たちに会われるんですか?」葛原に電話を掛ける佳恵。女性の自分になら話してくれる、そう説明する佳恵ですが、葛原は過去のことまで蒸し返そうとすることに、若干の抵抗を感じているようです。

 

が、咲坂も承知していると聞き、覚悟を決めたのか、「・・・分かりました。名簿を探します」何とか協力を約束してくれました。

 

「僕の意見が採用された!」小さくガッツポーズをする熱海。少しは咲坂に褒めてほしいようですが・・・「お前の歳の時には、俺はもっと頭が切れてた!」咲坂の目にはまだまだひよっこに映っているようです。

 

「同じ弁護士なのに自分の方が上だと思っている」佳恵の気持ちが分かって来た、と熱海。「ザ・上から目線」ボソッと呟く熱海に、イラッとした咲坂。

 

「・・・何にも俺たちのこと知らないくせに!」いきり立つものの、「・・何気に知ってますよ、咲坂先生のこと」ボソッと呟く熱海。

 

「ベトナムホーチミンから来ました。グエンです」熱海が披露したグエンの物真似に、訳が分からず思わず声を上げる咲坂。

 

「今更そんなこと聞かれても・・・」葛原の情報を基に、セクハラの被害者に聞いて回る佳恵。証言を渋る被害者に、今も苦しんでいる人がいるんです、そう訴えます。

 

「葛原さんは親身になって相談に乗ってくれました」しかしどうにもならなかった。同じ光景を何度も見てきた被害者は、始めから期待などしていませんでした。

 

一方、桂総合病院では・・・「私はちゃんと報告しました」奈緒は患者の容体が急変したことを、厚木に報告しています。

 

「・・・分かってる。奈緒ちゃんのせいじゃないし、患者さんのご家族も納得してくださったんだから」先輩ナースが慰めますが、厚木に罪をなすりつけられ悔しさのあまり、涙がこぼれます。いたたまれない表情でその場を立ち去る葛原。

 

「許した訳じゃありません。絶対許せない!」佳恵が集めた証言テープを聞く咲坂と熱海。本当は今からだって訴えたい、涙ながらに証言する被害者。

 

「セクハラって、いつまでも被害者の傷はいえないのよ・・」加害者が罪を認めて、罰を受けない限り。佳恵の言葉に何も言えない二人。問題は厚木一人に止まりません。桂総合病院の体質そのものが大きな問題を抱えています。

 

休日、公園で娘と遊ぶ葛原。そこへ、「お父さんしてますね、葛原さん・・」咲坂が現れました。「僕にも娘が一人いるんですよ」そう語る咲坂に、若干の警戒感を抱く葛原。

 

休みの日にわざわざ何をしに来たのか?「謝りに来ました」誰も傷つけずに桜井奈緒を助けることは出来ない。もし、将来自分の娘が同じ目にあったら・・・咲坂にそう言われ、思わず娘の姿を目で追う葛原。

 

「穏便に済ますことが・・一番じゃないはずだ」娘さんが誇りに思うような・・お父さんになりましょうよ、「お互い!」咲坂の言葉に葛原は・・・

 

そして次の日、いよいよ咲坂と熱海、佳恵の三人が桂総合病院に乗り込んできました。

 

「経過報告は以上です」神宮寺法律事務の奔走の甲斐あって、患者家族の理解も得られ訴訟に発展することは免れたようです。

 

葛原の報告を聞き、何かあったらすぐ騒ぎ出す・・最近の患者は困ったもんだ、と言い放つ桂院長。「ナースがちゃんと対応していれば、こんな大袈裟な事にはならなかったんだよ!」声を荒げる厚木。

 

気まずい沈黙がその場を包みます。桂院長が解散して立ち去ろうとしたとき、「お待ちください!」もう一つ報告がある、と葛原。「先日・・この病院でセクハラ問題が起きました」厚木が驚いたように葛原を振り返ります。

 

沈黙する一同。当事者同士で解決するよう指示したじゃないか!不機嫌になる桂院長。過去に何度も繰り返されてきた、ドクターによるナースへのセクハラ問題。

 

皆に訴える葛原ですが、「もういい!解散だ!」強引に打ち切ろうとする桂院長。厚木が葛原を睨みつけます。「君たちも仕事に戻りなさい!」立ち去ろうとするドクターたちに対し、ナースは誰一人席を離れません。

 

「仕事に戻れ!」苛立つ桂院長。その時、「皆さん!ちょっとお待ちください」咲坂が声を掛けます。セクハラを軽く見る企業なんて今どきあり得ない、当事者同士で解決するよう指示したことを問題視する咲坂。

 

「顧問弁護士としては、聞き捨てなりません」咲坂は全員に席に戻るよう促します。

 

咲坂は葛原に対し、話の続きを促します。「問題が起こるたびに、私は当人から相談を受け、院長に報告いたしました」しかし、問題はいつもうやむやになり、被害を受けたナースは全員退職。

 

こんな体質は改善すべき、ドクターに紳士的振る舞いを求め、立場の弱いナースの味方になり、セクハラには毅然と対応すべき。必死に訴える葛原に対し、苦虫を噛み潰したような表情を見せる桂院長、他人ごとのように知らぬ顔の厚木。

 

「本当に・・本当に、心からお願いします」そう言って桂院長に深々と頭を下げる葛原。事実を確認する咲坂には答えず、桂院長は「この病院の評判を落とすつもりか!」そう一喝し、葛原に首を宣言します。

 

その桂院長をあざ笑う咲坂。あくまでこの病院をよくしたいと思っての問題提起、それを理由に解雇すれば労働法に抵触します。雇われ弁護士に人事に口出しする権利はない!と突っぱねる桂院長。

 

「それがこの病院の利益になるとおっしゃるなら、サポートするのが顧問弁護士の役割と言うものですが・・・」個人的には全く同意できませんね!そう言って弁護士バッチを外す咲坂。

 

それを見て熱海のテンションが上がります。「では、弁護士としてではなく、一人の人間として・・・」そう言って立ち上がろうとした時、それまで隣の席で黙って聞いていた佳恵がスッと立ち上がりました。

 

「ナースの意見も聞いてみませんか?」そう言ってナース達に向き直る佳恵。桂院長を無視して、ずっと黙っているナース達の本心を質します。

 

「私も皆さんも資格を持って働いている女性です」どこに行っても仕事は出来る、こんな病院嫌だと思ったら辞めていい。思わぬ佳恵の暴走にアタフタする咲坂たち。

 

「・・・と、昨日私はナースの皆さん一人一人に伝えました」そして、全員から退職願を預かっていることを明らかにする佳恵。動揺する桂院長。今回の事件も過去の出来事もナース全員が知っています。

 

このままではいけない、問題意識に目覚めたナース達。「患者を放り出して辞めるのか!」高圧的な態度に出る厚木。まさにそれこそが、ナース達を躊躇させていた理由でした。

 

「私達だって、患者さんたちを放り出して辞めたくありません!」一人のナースが立ち上がります。だからどんなに嫌なことがあっても我慢してきたのです。

 

しかし、それでも辞めたいと思うほど、セクハラ問題は深刻なのでした、「まだ分かりませんか?院長・・」ドクターによるセクハラはパワハラでもある。

 

病院内で立場が上のドクターにナースは逆らえない。しかし、本当にドクターが上でナースが下なのか?専門職であるナースを下に見て、パワハラやセクハラをしている人間はとんでもない勘違いをしている。

 

あくまでナースとドクターは対等、ナース全員が辞めたら病院は立ち行かない。「この病院の利益とは何か?今一度考えていただけませんか、院長」そう言って決断を迫る佳恵。この問題はいったん持ち帰って・・歯切れの悪い桂院長に呆れる熱海。

 

佳恵は桂院長に早期の決断を促すため、”判断材料”を提示します。過去にセクハラ被害にあって辞めた女性たちが、桂総合病院を訴訟提起しようと考えている。

 

さすがにギョッとする桂院長と厚木。セクハラ被害者の怒りは加害者が罪を認め、謝罪する事でしか収まらない。被害を受けて何年もたってから裁判になったケースはいくらでもある。改めて病院の利益とは何かと問う佳恵。

 

「大事なのはナースか、それとも厚木先生か・・」指摘を受け、目が泳ぐ厚木。その時、若いドクターが突然立ち上がりました。

 

「厚木先生は・・この病院のなかで最もオペのお上手な先生です」ドクターはとして尊敬している、「しかし・・人間としては・・・」若手の突然の反乱に、怒りを露わにする厚木。

 

「僕は・・厚木先生ではなく、ナースの皆さんを大事にすべきだと思います」言い終わるのと、激昂した厚木が立ち上がるはほとんど同時でした。そして、同意を求められた隣のドクターも「・・・そう思います」厚木から目をそらしながらボソッと言いました。怒り狂う厚木。

 

「持ち帰ってお考えになりますか。院長」改めて佳恵に問われ、ついに桂院長も厚木を切る決断を下すのでした。

 

「出て行かれる前に、桜井さんに謝っておいた方がいいんじゃありませんか?」逃げ出そうとする厚木を佳恵が呼び止めます。

 

訴えてくる相手は一人でも少ない方がいいと思いますよ・・そう言われ、仕方なく戻ると「悪気はなかったんだ、君が嫌だっていうなら仕方がない、謝るよ」苦々しげに吐き捨てると、厚木は出て行ってしまいました。

 

「あんなんじゃ謝ったことになりません」憤るナース。しかし、裁判になればそんな余裕はありません。「何か月か後には、桜井さんに土下座して謝ることになるわ」その言葉を聞き、ようやく納得したナースたち。

 

「グッジョブ!」咲坂が呟き、全てが終わりました。

 

感想

あくまでセクハラ問題の解決を訴え、自分に楯突く事務長・葛原を首にしようとする桂院長。そんな桂院長に対し、咲坂はいつも通り一人の人間として、説得しようとします。

 

弁護士バッチを外す咲坂を、期待を込めた視線で見つめる熱海。普段クールな風を装う熱海も、実は密かにこの展開を楽しみにしている様子。が、しかし、咲坂の言葉を遮り今回は佳恵が語り始めます。

 

中々に意表を突く展開に期待が高まります。ナースを見下し、セクハラを繰り返す傲岸不遜な厚木医師の態度が、余程腹に据えかねたのか、佳恵は桂総合病院のナース全員の辞表を盾に厚木医師の処分を迫ります。

 

セクハラを見逃し続けた罰と言わんばかりに、とんでもない二者択一を迫られた桂院長。結局、若い男性医師の造反もあり、厚木医師を切ることになるのでした。

 

いつも通りのスカッとする展開。しかし、今回の主役は咲坂のお株を奪った佳恵でした。

 

ドクターによるセクハラはパワハラでもある、本当にドクターが上でナースが下なのか、淡々とした語り口で桂院長や厚木医師に迫る佳恵。感情に訴える咲坂に対し、佳恵は理詰めで攻める印象を受けました。

 

両者の性格の違いが表れて中々面白い趣向だったと思いますね。咲坂のことを徐々に認めつつある熱海は、今回の佳恵の独演を聞いてどう思ったでしょうか?咲坂と佳恵のいいとこ取りで、やがて熱海も一人の人間として語る場面が見られるかも・・・

 

それはさて置き、同じ女性として、セクハラ被害を受けるナース達に肩入れするのは分かりますが、咲坂とやり合う場面では公私混同し、破綻した結婚生活の文句を言い始める佳恵。

 

その場では反発する咲坂でしたが、ラストでセクハラチェックシートを書かされている場面では、昔の自分の言動を反省する姿も見せます。

 

みずきが引っ張り出した誕生日のDVDを見たことが、咲坂の心境に一時的にせよ、変化をもたらしたのでしょうか?

 

前回のお話では、家族三人水入らずでボーリングを楽しむシーンがありましたが、その際こっそりと泣いていたみずき。咲坂は直接見ていませんが、みずきの微妙な態度の変化から、何かを感じ取っているのかもしれません。

 

まとめ

セクハラという微妙な問題に、男性陣と女性陣に分かれて対立する神宮寺法律事務所。

 

アジアンの馬場園梓さん演じる城ノ内麻里は、猫田など全く興味はないのに、独身の自分を最初から対象から外してることが気に入らないという、自分勝手ともいえる論理を展開。

 

いかにセクハラが難しい問題か、男女の認識の違いが決定的な要素になってこじれるか、コミカルに描かれていましたね。本題の方の桂総合病院のセクハラ問題では、かなり深刻なトーンだっただけに対照的でした。

 

セクハラ被害を受ける新人ナース・桜井奈緒を演じた逢沢りなさんですが、陰険なセクハラ医師に精神的に追い込まれ、絶望的な表情を見せるシーンがとてもよかったと思います。

 

毎回様々なゲストが登場するグッドパートナー。逢沢りなさんの演技については賛否が分かれるようですが、個人的にはもう一度登場してほしいな、と思いました。

 

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真田丸19話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ『恋路』

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真田丸19話ネタバレ・あらすじ

茶々は「城内を案内して欲しい」と信繁に言う。秀吉が「入ってはならぬ」という部屋に入ると、そこには武具が置かれていた。徳川家康は忠勝に「真田の動きを逐一知りたい、お前の娘をくれ」と言う。忠勝は了承する。

 

家康は、稲姫を信幸のもとへ嫁がせると昌幸に言う。断れない昌幸。

 

「信繁が、茶々を蔵に連れ込んだ」という噂が城内に流れる。信繁は秀吉の前で否定する。配置換えを望むが、秀吉は「もう少し、茶々のそばにいてやってくれ。話し相手になってやって欲しい」と言われる。

 

信繁は、茶々との仲を怪しむ加藤清正の誤解を解くよう三成に相談する。三成は、清正に九州征伐の仕事をさせ、信繁から離れさせる。

 

聚楽第で、茶々は秀吉の前で「蔵ですって。また、2人で行きましょう」と口を滑らせてしまう。秀吉に「また、とは以前にも蔵に行ったのか」と問われ、信繁は認める。

 

その場で秀吉は「誰よりもお前を愛しておる」と茶々に伝え、「この聚楽第で、天下人の妻として暮らしてくれ。そして、死ぬときに茶々は、日ノ本一幸せな女子でしたと言わせてみせる」と告げる。茶々は、秀吉の側室となることを決める。

 

感想

真田丸19話『恋路』では、羽柴秀吉(小日向文世)の茶々(竹内結子)に対する思いが強く描写されていました。

 

天下をほぼ手中に治めていた秀吉に茶々は、何故これほどまでに溺愛されていたのでしょう。

 

茶々は、1569年近江の小谷城で誕生します。父は、北近江の武将・浅井長政、母は織田信長の妹・お市の方、絶世の美女と謳われた人物です。織田信長に反旗を翻した浅井長政は、1573年、信長によって滅ぼされます。

 

この時、兄の万福丸は、捕らえられ、信長の命により秀吉に処刑されます。

 

その後、信長が本能寺の変で明智光秀に打たれると、秀吉を嫌うお市の方は柴田勝家と再婚しますが、賤ヶ岳の戦いで勝家は、秀吉に敗れます。その際、勝家とお市の方は自害。

 

茶々は、秀吉に保護されます。茶々は、三姉妹の中で、お市の方の面影を最も受け継いでいたと言われる程の美貌の持ち主でした。

 

信長を尊敬し、お市の方に憧れていた秀吉は、信長の姪、お市の方の娘の茶々を溺愛していたのでしょう。

 

茶々は「城内を案内して欲しい」と信繁(堺雅人)に言います。信繁は、武具が置かれた蔵の中で茶々から親しい人が次々に秀吉によって殺害されている身の上を明かされます。

 

蔵の中に二人だけで入ったとの情報は、瞬く間に城内に広まります。

 

秀吉から聚楽第の図面を見せられ「ここが茶々のいる場所だ」と言われた際、茶々は「信繁が来ないなら行きません」と言います。

 

好意を抱かれた信繁ですが、ここまで露骨にされると秀吉に誤解されかねません。事実、秀吉に呼ばれ、査問されてしまいます。

 

その際、信繁は事実無根と言い張り、事なきを得ますが、その後、聚楽第で、茶々は秀吉の前で「蔵ですって。また、2人で行きましょう」と口を滑らせてしまいます。

 

秀吉は、その場で茶々に側室になることを求めます。ここで、茶々が断っていたら、信繁の命も絶たれていたかもしれません。茶々を溺愛するあまり、周囲が見えていません。

 

愛は盲目とは、よく言ったものです。豊臣家の没落は、茶々に始まり、茶々の死で豊臣家は終焉します。

 

まとめ

真田丸19話『上洛』では、雷雨の中、茶々は秀吉の正式な側室として迎えられます。三成(山本耕史)は「これで信長公を飲み込み、越えようとしている。

 

これから、殿下はどこへ向かわれるのか」とつぶやきます。豊臣家の衰退を予見していたのかもしれません。

 

一方、茶々は、信繁に秀吉の元へ戻るよう告げ、「私とあなたは、不思議な糸で繋がっていると思います。離れ離れとなっても、また戻ってくる。そして、同じ日に死ぬの」と言います。

 

不幸にもこの予言は的中します。1615年の大坂夏の陣まで残り27年。秀頼の誕生、秀吉の死、関ヶ原の戦い等を三谷幸喜氏がどのように描写していくのか、今後の真田丸から目が離せません。

 

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ラヴソング6話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ

ラヴソング 画像
転用:http://www.fujitv.co.jp/index.html

自分のせいでさくらの夢を台無しにしてしまい、落ち込む空一でしたがネットでさくらの動画を流すことを思いつきます。

 

一方の神代はかつてのマネージャー・弦巻竜介に連絡を取り、さくらが歌ったライブのCDを渡すと、俺と春乃のこと一番分かっていたお前に聞いてほしい、そう言って頭を下げるのでした。

 

そんな中、さくらの動画の再生回数は大台の10,000回を突破。さくらを見捨てたグリスターミュージックの水原を見返してやったと、歓喜する空一に「佐野さんを俺に任せてくれないかな」突然神代が告げるのでした。

 

さて、そんなわけで新展開のラヴソングですが、第6話のキーワードはまさに『ラヴソング』いよいよ物語の核心と言った感じですね。

 

現在大手レコード会社のお偉いさんになっているという弦巻に、デモテープを作るよう求められたのですが、そのお題が『ラヴソング』だったのです。

 

20年ぶりに作曲に挑む神代はすっかり錆びついています。そしてさくらが作詞を手掛けることに。初めての二人の共同作業!?そして新たな劇中歌が・・・

 

ラヴソング6話あらすじ・ネタバレ

「やる気満々ジャン・・わざわざキーボード借りに来るなんて」からかう夏希。人のために作る曲だから、変な曲作るわけにいかない・・誤魔化す様に答える神代。

 

夏希は神代が張り切り過ぎて、さくらを追い詰めないか心配しています。その頃、さくらは空一と真美、野村の四人で食事会の準備中。

 

空一がひそかに期待していたグリスターミュージックの水原の連絡はなく、結局何の役にも立てなかったと、落ち込む空一。

 

二十年のブランクがある神代に曲を作るよう言ってきた弦巻に、無茶だなと感じる夏希。「何言ってんの?俺だよ・・・」神代は自信があるのか、それとも茶化しているのか・・・

 

さくらの部屋ではようやく準備が終わり、食事会が始まろうとしていました。「・・・いただきます」空一がそう言って食事に手を付けようとしたその時、真美がさらくと空一を強引に握手させます。

 

「まずは仲直り」真美の言葉に、キョトンとする空一。既に神代が持ち込んだデモテープ作りの話が進んでいることを知らない真美、いまだにグリスターミュージックの件で空一とさくらの間が気まずいことになっていると思っていたのでした。

 

さくらの手を握ったままだったことに気付き、慌てて手を引っ込める空一。さくらとの間に微妙な空気が流れ・・・

 

食事がすんだあと、野村を送って外に出た真美。空一がさくらのことを好きなのは一目瞭然、付き合いの浅い野村にも伝わります。

 

しかし、さくらが好きなのは神代・・・「恋の一方通行ってやつだ」野村が訳知り顔で語ります。

 

「神代先生は誰が好きなんだろう・・・」さくらの恋の行方が心配なようです。さくらは台所の窓から一人で月を眺めていました。

 

「今度の日曜日、ブルームーンよ」神代の担当患者、湯浅志津子が呟きます。皆が艶っぽく、恋したくなるという言い伝えがあるのです。

 

男に取っちゃありがたいですねえ・・話を合わせる神代。三年に一度しかないと聞き、メモしとかないと・・とおどけて見せます。

 

「広平!」昔のバンド仲間・増村が駆け寄ってきました。曲作りのため、俺の機材を貸してやるよ・・・と申し出る増村に「おー、助かるわ・・頼むよ」素直に応じる神代。

 

その頃、さくらは仕事で車の整備中。ドライバーをマイク代わりに歌っていると、「佐野、この車火曜日仕上がりだかんな・・」背後から同僚が声を掛けてきました。

 

ちょっとばつが悪そうなさくら。さくらが工具を整理していると、客の男性が車の仕上がりについて尋ねてきました。

 

誰かに助けを求めようと辺りを見回しますが、あいにく誰もいません。「あ・・あ・・、か・・」カ行がうまく出てこないさくら。

 

「に・・に・・日曜の次の次の日です」何とか誤魔化すさくらでしたが、客からはクイズかよ!と突っ込まれてしまいます。落ち込むさくら。ふて腐れて車の下に潜り込むと、携帯に神代から連絡が入りました。

 

曲の打ち合わせのために、カフェで神代と待ち合わせするさくら。遅れて入ってきた神代にさくらが手を振り、神代を呼びます。

 

神代が気付いてさらくの席に向かおうとした時、「広平?」支払いを済ませて、出て行こうとしていた女が声を掛けてきました。どうやら昔付き合っていた女性のようです。さくらの表情が曇ります。

 

女性との関係を詮索するさくらに対し、ただの知り合い・・と誤魔化す神代。

 

元カノでしょ・・ズバリ聞いてみますが、神代にはぐらかされます。「佐野さんはさあ、どんな曲がいい?」早速本題に入る神代ですが、さくらは神代の女性のタイプの方が気がかりです。

 

根ほり葉ほり聞き出そうとするさくら、適当に受け流す神代。ただ、マジ惚れした人いますか?と尋ねると、一人だけ・・・神代はさらっと答えました。そうこうしているうちに増村から連絡が入ります。

 

増村から借りた機材を部屋に運び入れる神代。ついでにさくらも上り込みます。ようやく神代の部屋に入れることに、ちょっと嬉しそうなさくら。

 

機材の準備を手伝おうとしますが、ホコリが舞って思わずせき込んでしまいます。増村がさくらの喉を気遣います。

 

「こ・・こ・・これなんですか?」機材を入れた箱の横に、”HARUNO”と書かれているのを見つけたさくら。

 

「広平が組んでたユニット!」増村から教えてもらい、さくらは興味をそそられます。「よーし!じゃあセッティング始めるか!」張り切る増村。

 

曲作りに夢中になっていた神代がふと気づくと、増村の姿が見えません。床に座り込んでいたさくらに尋ねると、先に帰ったとのこと。

 

「佐野さんは?」そう尋ねる神代に、打ち合わせを・・・小さな声で答えます。そんなさくらに、一つ宿題を出そうかな・・そう提案する神代。

 

帰れってことですね・・むくれるさくらに「歌詞書いてみない?」ラヴソングの歌詞をさくらに任せようという神代の提案。冗談?戸惑うさくらに一瞬止めかけますが、神代はやはりさくらに歌詞を任せようと思うのでした。

 

「作詞することになった!」真美に送ったメールに返事が届きました。「すごいじゃん! 作曲:神代広平 作詞:佐野さくら(笑)」メールの返事を見て、思わずにやけるさくら。

 

ご機嫌でバイクを走らせます。一方で二十年ぶりに作曲に取り組む神代は、苦戦しているようです。ラックの中から古いCDを取り出し、じっと見つめますが・・・再びラックに放り込む神代。

 

さくらは仕事の合間にも作詞に取り組んでいます。思いついた言葉をメモ帳に書き留め、間違ったら消し、色々考えを巡らせます。

 

机の上は消しゴムのカスだらけです。同僚の女性たちがお弁当を食べにやって来たため、慌ててメモ帳を隠すさくら。今度はメールを送り始めました。

 

「好きだから」「一緒にいられないと」「とても怖いの」「どうしたらいい?」さくらから立て続けに送られてきたメールに、困惑する神代。

 

「歌詞です」最後に送られてきたメールを見て、神代はようやく事態が呑み込めました。「ちょこちょこ 送らずに できた歌詞を 見せてくれ」神代がよこした返事を見てちょっとムッとしているさくら。

 

「結局あたしを頼るんだから!」作曲がうまくいっていない神代は、夏希を巻き込んで四苦八苦していました。作業が行き詰まり、いったん休憩に入ります。

 

飲み物を取りに行った夏希は床にヘアゴムが落ちていることに気付きました。

 

そのことは敢えて無視して、神代に説教を始める夏希。音楽に向き合えていない、誰かさんと張り合おうとすることばかりで・・・そんな夏希の声をかき消すように、ギターを鳴らす神代。

 

その頃、さくらは布団に潜り込んで、夜遅くまで作詞の没頭しています。神代も少しずつエンジンがかかって来たようです。一晩中詩を考えていたのか、眠そうな目をこすりながら歯を磨いているさくら。

 

ふと思いついてペンを握りしめ、またすぐに考え込んでしまいます。神代も考えが浮かばないのか、部屋の中をぐるぐる歩き回っています。

 

詩を考え続けるさくらはふと、神代が頬の汚れを拭いてくれたことを思い出しました。「あなたの手の感触・・・」いい言葉を思いついた、ちょっと満足げなさくら。

 

仕事中も車の下でメモを片手に頭を悩ませます。一方の神代は完全に行き詰っている様子。さくらは、少しずつメモ用紙に詩を書きためていっています。

 

そして、神代はようやくできた曲をさくらに聞かせてみるのでした。

 

ライブハウス『S』にやって来た神代。そこではかつてのバンドメンバー・星田和夫がドラムを叩いているところでした。酒を卸しに来たものの、マスターの笹が不在で時間を潰していたようです。

 

曲作れたのか?そう尋ねる星田に「まあ、一応な・・・」曖昧な返事を返す神代。曲を聞きたがる星田に、神代は歌詞が出来ていないと言って誤魔化します。

 

作った曲に自信があるときは、すぐに引いて周りに聞かせていた神代。昔を知る星田には、神代が作っている曲に納得していないことはお見通しのようです。

 

納得してないなら粘れ・・そう言って励まそうとする星田に、もうオッサンだから粘るのキツイんだよねえ・・とはぐらかします。「今ここに春乃いたら・・・」そう言いかける星田に、明らかに不快感を示す神代。

 

「・・さくらちゃんと会ってから、お前ちょっと変わったと思ったんだけどな・・・」がっかりした星田は、やっぱり変わってねえや・・と吐き捨てるように言います。

 

人が真面目にぶつかってもすぐにかわす、「お前春乃が居ねえとさあ、やっぱ曲作れねえんだろ」見透かしたような星田の言葉が突き刺さります。神代は何か言いたそうな表情を浮かべますが、そのまま何も言わず『S』を後にしたのでした。

 

夏希のクリニックにやって来たさくら。二人分の飲み物を持ち、書類を小脇に抱えて診察室に入ってきた夏希。

 

テーブルに飲み物を置こうとしたとき、「ヤバい!」書類を落としてしまいました。拾うのを手伝うさくら。

 

ふと夏希がさくらの手首を見ると、そこには神代の部屋で見たヘアゴムが。作詞の進み具合を夏希が訪ねると、さくらは自信が無くまだ神代には見せていないとのこと。

 

「そ・・そ・・そもそも・・期待されてないし」不安を隠しきれないさくら。そんなさくらを文才あるんだから・・と励ます夏希でしたが、さくらの手首に巻かれたヘアゴムが気にかかります。

 

神代が自分の部屋でギターの調整をしていると、さくらからメールが届きました。”歌詞が出来ました。”件名にはそう書かれています。その歌詞を見るや慌ててギターを手に取り、弾き始める神代ですが・・・

 

バイト先で休憩中の空一は、なんだか少しいらいらした様子でさくらにメールを送っています。

 

デモテープのレコーディングが終わったら、お疲れパーティーしよーぜ!そう誘うのですが・・・その頃、さくらは神代の部屋でデモを聞いていました。空一のメールは無視されたようです。

 

「あ・・あ・・あれ?こ・・この前の曲じゃない」驚くさくら。昨日さくらが送ってきた歌詞を見て、新しく作った・・神代は静かに言います。

 

「ひ・・閃いちゃったんですね!」やや興奮気味のさくらは新しい曲が気に入ったようです。「本当?・・・本当に?」何故か少し強い口調で確認する神代。

 

さくらは興奮してそんなことは気にも留めていません。さくらが曲を気に入ったことを確認した神代は、さくらにメロディ譜を渡します。

 

神代の指導を受けながらメロディ譜に歌詞を書き込んでいくさくら。なかなか捗らず、頭を抱えています。

 

その頃バイトが一段落した空一がメールをチェックすると、自分が送ったメールは既読になっているものの、さくらからの返事は届いていませんでした。

 

空一がイライラしていると、涼子からのメールが届きました。「暇だったら連絡して」メールを見つめる空一の後ろからは、ラジオの音声が。「今夜は何か起こりそう・・そんな予感がします」そして空一は・・・

 

「良い歌詞だよ」さくらがメモを見て悩んでいる隣で、呑気にカップめんを啜りながら神代が話しかけます。しかしさくらは納得していません。

 

響きがしっくりこない・・・不満を漏らすさくらに、初めてなんだから・・そう言って妥協を促す神代。神代の本心は、どうやら明日の締め切りが気になっているようです。

 

その態度がさくらには気に入りません。自分にとって、言葉は普通の人より大事なもの。だから最後まで拘りたい。そう訴えるさくらに、黙り込む神代。

 

「このままじゃ駄目だ!」気まずい沈黙を打ち破るように、テーブルをバンッと叩いて立ち上がるさくら。気分転換に散歩に行こうと神代を誘います。

 

ライブハウス『S』で弦巻と食事をしている夏希。弦巻がまだ独身であることを確認し、「・・・だってよ」夏希をからかうマスターの笹。イラッとした夏希に笹はそそくさと退散します。

 

二十代の頃、付き合っていたことがある夏希と弦巻、「四十代の夏希も・・俺好きだよ」弦巻に告白され、照れて誤魔化す夏希。

 

その頃、真美が部屋で一人で居るところへ、空一が訪ねてきました。「神代先生とまだ何かやってるみたい」さくらのことを訪ねる空一に、真美が答えます。

 

さくらが居ないと聞くと空一はさっさと帰っていきました。その頃さくらと神代は夜の街をぶらぶらと歩いていました。『S』では夏希に酔いが回って来たようです。

 

「つまんない曲に仕上げてたら、バッサリ切ってやって!」明日、デモテープを神代の部屋に取りに行くという弦巻に、夏希が言い放ちます。

 

弦巻に言われるのが一番傷つかない・・・どこかで神代を気遣う夏希の様子に、「まだ好きなんだ・・広平さんのこと」弦巻が訪ねます。慌てて誤魔化そうとする夏希に、弦巻がさらに迫りますが・・・

 

さくらと神代は小さな横丁を探検中。余程珍しいのか、はしゃいているさくらを神代はやや持て余し気味。その頃空一は涼子と待ち合わせをしていました。

 

空一が掛かってきた電話に出ると、横断歩道を挟んだ道の反対側で手を振る涼子の姿が。さくらと神代はレコード店に入り、古い曲を聞いています。そして空一は、涼子と共にホテルへ。

 

「早く脱げよ」ベッドの上で躊躇う涼子を空一が軽く小突いています。「凄い怖い目してる」涼子の呟きにハッとする空一。慌てて顔を逸らした空一にキスをする涼子。好きにしていいよ・・言いながら服を脱ぎ始めます。

 

「優しいんだね・・・」その言葉に背中を押されるように、涼子をベッドに押し倒す空一。

 

その頃、夏希は部屋に弦巻を連れ込んでいました。暗い部屋の中で夏希にキスをする弦巻。夏希からもキスを迫りますが、弦巻が上着を脱ぐと、「あっ・・ちょっと待って!」慌てたように、カステラ食べよう・・と言い出します。

 

勢いをそがれた弦巻は、とりあえず一旦引き下がるのでした。

 

夜の散歩を続けるさくらと神代は、何かの撮影に行き当たったようです。取りあえず側のベンチに腰を下ろし、見学することに。

 

「か・・か・・火曜日って言いたいのに、違う言葉で誤魔化したり・・・」さくらが自分の”言葉”に対する想いを話し始めます。「あ・・あ・・ありがとうを、どうもって、い・・言っちゃったり」バイクよりオートバイと言う響きが好きなのに、バイクと言ってしまう。好きな人をデートに誘う時に、私のオートバイ乗る?とさらっと言えたらいいのに。

 

「で・・で・・でも、歌う時は違う」言いたいことがそのまま言える。まるで魔法みたい。夢の中のようにすらすら言葉が出てくる。歌っている時は自分のことが好きになれる。

 

ずっと黙って聞いている神代。チラッと隣の神代を見て、さくらは締め切りのことがふと気にかかります。「もう・・・締め切りのことはいいよ」納得いくまで作詞していい曲にしよう、そう言って急かしたことを詫びる神代。

 

「だ・・だ・・大丈夫です。ま・・間に合わせます」そう言って立ち上がると、軽く伸びをして月を見上げるさくら。

 

「あー、つ・・月綺麗ですね・・」神代も月を見上げます。「つ・・つ・・月がき・・綺麗ですね」夏目漱石が”I LOVE YOU”をそう訳したと教えるさくら。

 

ちょっとオーバーに驚いて見せた後、神代は「なら・・佐野さんはどう訳すの?」そう尋ねます。さくらはちょっと悩んで、「す・・好きなもんは好き」そう答え、神代と目が合うと慌てて俯きます。

 

そのまんまの訳が「・・佐野さんらしいけど」そう言ってさくらを見つめる神代は。その後神代の部屋に戻り、さくらは詩を完成させるべく、最後の追い込みに掛かります。

 

「さくらちゃんのこと好きなんでしょ?」ベッドの上で、空一の髪をなでながら涼子が訪ねます。

 

それには答えず、空一は「帰らなくていいんすか?」逆に涼子に訪ねます。何・・いまさら・・・惚ける涼子に子供のことを訪ねた空一。分かれた旦那に連れて行かれちゃった・・・涼子は寂しそうに答えるのでした。そんな涼子に空一は・・・

 

「・・・先生・・出来ました」ボーっとしている神代の目の前で、完成した歌詞を書いたノート振って見せるさくら。

 

ようやく気付いた神代は、ノートに目を通します。黙って歌詞を読んでいた神代でしたが、突然ノートをテーブルに置くと、ギターを弾き始めます。「・・・いいんじゃない!」神代も納得する歌詞が出来たようです。

 

「佐野さくらの・・記念すべき初めてのレコーディング、準備はいい?」神代に聞かれ、小さく息をして頷くさくら。さくらの歌と神代のギターを同時に録音する、一発録りです。

 

小さく頷くさくらと神代。緊張気味のさくら、神代はリラックスさせようと一緒に深呼吸をします。「じゃあ、やろうか!」いよいよレコーディングの始まりです。

 

「好きよ 好きよ 好きよ♪こんな歌が出来たの♪」さくらが静かに歌い始めました。続いて神代がギターを奏でます。

 

時折、さくらは神代に視線を送り、神代もさくらを見つめ、呼吸を合わせるようにギターを弾いています。

 

「・・言葉じゃ物足りないから・・」自分の想いを綴った曲を歌い終わり、テンションの上がったさくらは、神代にハイタッチを要求します。敢えて高く上げた神代の手に、飛びつくようにハイタッチするさくら。

 

ようやく終了したレコーディング。疲れ果てた神代はそのままベッドで眠ってしまいます。神代を起こさないようそっと近づいたさくらは、ベッドの空いたスペースに静かに横になります。

 

時折腕を絡ませようとして、寝返りを打つ神代にビクッとなるさくら。神代に触れないよう、そっと近づきます。そのうちさくらも眠ってしまいました。

 

神代は玄関から聞こえたチャイムの音を聞き、ふと目を覚まします。隣でさくらが眠っているのに気づき、驚く神代でしたが、繰り返し聞こえるチャイムの音に、少し慌ててさくらにタオルケットを一枚掛け、フラフラと玄関に向かって歩いていきました。

 

「おはよう!」玄関を開けるとそこには、夏希が差し入れを掲げて待っていました。徹夜で作曲をしていた様子の神代を見て、「青春っぽいね」とからかう夏希。

 

ちゃんと曲出来たの?神代をからかいながら部屋の中を見回すと、ベッドで眠るさくらの姿が目に飛び込んできました。言葉を失う夏希。

 

「・・なんだ・・心配し過ぎちゃった」涙がこぼれかける夏希でしたが、神代は悪びれる風もなく、「バテちゃって・・寝てんだよ・・さっきまでやってたから」呑気に説明しています。

 

夏希は差し入れを袋から取り出し、あれこれ説明は初めます。そこで初めて神代は夏希が泣いていることに気付くのでした。しかし、その理由がイマイチ分かってない様子。

 

とその時、再び玄関でチャイムが鳴りました。弦巻がデモテープを受け取るために尋ねてきました。「が・・が・・頑張ったから、き・・聞いてください」ようやくさくらも起きてきました。

 

さくらと顔を合わせ、デモテープを受け取った弦巻が帰ろうとすると、夏希も泣いている顔を隠す様に、一緒に神代の部屋から逃げ出す様に出て行くのでした。

 

車に夏希を乗せた弦巻はデモテープを聞いてみることに。曲が流れ始めると、夏希の様子が急におかしくなりました。突然車を飛び出し、走り出す夏希。

 

神代はさくらを送り出すと椅子にもたれ掛り、コーヒーを啜っています。その頃、自分の部屋に戻った夏希は古いCDを引っ張り出してきました。”1995新曲 HARUNO 作曲 神代広平”CDにはそう書かれています。

 

「ラララ ラララ ラララ ♪」古いCDから流れてきたメロディは、たった今弦巻の車で聞いたものと同じメロディでした。古いCDの詰まった箱をぶちまける夏希。

 

さくらがレコーディングしたばかりの曲はかつて、神代が春乃のために作った曲だったのでした。絶句する夏希。何も知らないさくらはオートバイを飛ばしながら「月が綺麗ですね!月が綺麗ですね!」嬉しそうに絶叫しています。

 

そして神代はラックの奥に仕舞い込んだ古いCDを取り出し、暗い表情のまま、再び仕舞い込むのでした。

 

感想

「神代先生は誰が好きなんだろう・・・」真美がふと口にした疑問。一方でさらくに宿題を出した神代、「歌詞書いてみない?ラヴソング・・」果たして、神代の本心はどこにあるのでしょうか?

 

これは果たして共同作業なのか、それともただの分業なのか?神代に魅かれるさくらはがむしゃらに初めての作詞に挑みます。頭をよぎるのは神代とのささやかな思い出。

 

頬の汚れを神代に拭ってもらったことを思い出し、懸命に詩を考えるさくらの姿は、神代へのひた向きな思いが感じられましたね。

 

対して大人の男性としての優しさは見せつつ、どこか素っ気ない神代。レコーディングで精根使い果たし、自分のベッドで並んで眠るさくらをみても動じることもなく、平気で部屋に夏希を入れ、ベッドの上のさくらを見せてしまう。さくらに対しても夏希に対してもなんとも思っていないかのようです。

 

神代への思いがなかなか報われないさくら。そんなさくらに思いを寄せる空一は、さらに悶々とした日々を過ごしています。

 

グリスターミュージックの水原を見返してやったつもりでいたものの、結局相手にされず、どうすればいいのかも分からない。

 

さくらに再びチャンスをくれたのは神代でした。自分では神代に敵わない・・・そんな敗北感を味わったのではないでしょうか。

 

さくらにメールを送ってみたり、不器用なアプローチを続ける空一でしたが、さくらは曲作りのため神代の元にいます。そしてさらなる敗北感に苛まれた空一は、涼子に誘われるまま当然のようにホテルへ。

 

涼子を乱暴に押し倒すものの、空一がさくらを好きなことは涼子もお見通しです。結局、空一はより一層の敗北感を味わっただけだったのでした。

 

神代になかなか思いが伝わらないさくらと、もがき続けてなお敗北感を味わう空一。そんな若者二人の姿がなんとも痛々しく、切なくなりますね。

 

真美はそんな二人を心配しているようですが、真美自身も結婚と出産を控え、ナーバスになっています。手に余る問題を抱えながら、懸命に生きる若者たちと、その周りのどこか冷めた風でもある大人たち。

 

微妙な距離感で展開される物語がもどかしくもあり、この先が楽しみでもありますね。

 

まとめ

神代が作曲した『ラヴソング』は果たして、誰のための曲なのか。デモテープを聞いた夏希は、その曲がかつて姉・春乃のために書かれた曲のアレンジだと気付きます。

 

春乃のために作った曲を引っ張り出してきた、神代の真意はどこにあるのでしょうか。神代はさくらに何を求めているのか?単なる苦し紛れで、古い曲を引っ張り出してきただけなのでしょうか?

 

何れにせよ、神代の行動は夏希を傷つけることに。曲だけでなく、神代のベッドで眠るさくらを見て、ショックを受けた様子の夏希。

 

やけを起こして暴走してしまうのか、さくらとの女の友情はどうなってしまうのか、夏希にアプローチしている弦巻に身も心も委ねてしまうのか。夏希が今後の波乱要因になるのかもしれません。

 

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グッドパートナー4話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ

グッドパートナー 画像
転用:http://mantan-web.jp/

好調を続けるグッドパートナーですが、主演の竹野内豊さんや松雪泰子さん以外にも個性豊かな俳優陣が脇を固め、ドラマを盛り上げてくれています。

 

ミュージカル界のプリンス・山崎育三郎さん演じるレッドこと赤星元松雪さんが演じる夏目佳恵に振り回されつつ、自らの平穏な日常のため佳恵とクライアントをくっつけようと画策する、強かな一面を見せます。

 

そして、個性派俳優・大倉孝二さん演じる九十九治。十年連続で司法試験に失敗し、弁護士に対して非常に強いコンプレックスを持つ、面倒な性格のパラリーガル。

 

第四話では、急病で入院した赤星に代わって九十九が佳恵のサポートに付き、意外な優秀さを発揮し赤星を焦らせるという展開に。

 

竹野内さん演じる咲坂健人がクライアントの御家騒動に巻き込まれ、何とか騒動を収めようと奮戦する脇で、赤星と九十九がどんな鞘当てを繰り広げるのかも楽しみですね。

 

グッドパートナー4話あらすじ・ネタバレ

神宮寺法律事務所のクライアント・鳥飼シューズ。咲坂と熱海は、社長の孝太郎から父親でもある会長・健三の解任の相談を受けていました。

 

一方その頃健三は、旧知の神宮寺一彦に息子を解任し自分が社長に復帰したいと、話を持ちかけていたのです。まさに典型的お家騒動。きちんと手入れすれば二十年履けると評判の鳥飼のビジネスシューズ。

 

半面、値段は七万以上でデザインも保守的。事業の多角化は当然と考える息子・孝太郎に対し、バブルの頃に本業以外に手を出し、潰れた会社を数多く見てきた父・健三は、孝太郎の考えが理解できません。

 

長年付き合いのある健三と、幼いころから知る孝太郎の板挟みになった神宮寺は、咲坂に二人を何とか仲直りさせるよう命じるのですが・・・

 

いつかは世代交代が必要なことは自明、解任すれば孝太郎が経営者失格と宣言するようなもの、と考える咲坂は一体どうするのでしょうか?

 

夏目佳恵はアソシエイトの赤星に仕事のやり直しを命じます。何だか腰が痛いと訴える赤星に対し、「家事を手伝うと約束しておきながら、仕事が忙しいんだよ俺は」あれと同じ、と取り合いません。

 

「ああ言えばこう言うんだな・・お前は」うちにいたよそう言う女が、と口答えする熱海に説教する咲坂。そして仕事を渋る赤星に、うちにいたのよそう言う男が、と嫌味を言う佳恵。

 

互いに相手の言葉が耳に入り、一触即発の二人。と、その時突然赤星が腰を押さえ倒れ込みました。

 

「尿管結石・・でした」ベッドの上に横たわった赤星が説明します。「メチャメチャ痛いやつじゃない」驚く佳恵。

 

結石自体はすぐに出たものの、痛みで腰を捻ったはずみに持病尾野ヘルニアが悪化し、入院する羽目になった赤星に些か呆れ気味の佳恵は、見舞いもそこそこにさっさと帰ってしまいました。

 

「・・見たかったな尿管結石でのた打ち回ってる弁護士」差し入れのシュークリームを頬張りながら、パラリーガルの九十九治が呟くと、猫田のアソシエイト・城ノ内麻里が可笑しそうに笑います。

 

そこへ、所長の神宮司が九十九を呼びに来ました。入院中の赤星に代わって、佳恵をサポートするよう命じる神宮寺。佳恵は早速、赤星に任せていた事業再生計画案のチェックを頼みます。

 

会長の健三の元を訪れた咲坂は、神宮寺の命に従って和解案を示します。新会社を設立しカフェなどの新規事業を移し、本体の鳥飼シューズは本業に専念する。

 

新会社の株式は鳥飼シューズが全て持ち、孝太郎が新会社と鳥飼シューズの社長を兼任。「話にならん!」孝太郎を解任したい健三は和解案を一蹴。

 

「靴を作りたくて鳥飼シューズに入ったものが喫茶店に回されて納得出来ますか?」専務らに同意を求める健三に対し、居並ぶ役員たちは口々に同意します。どこか冷めた目で見る熱海。

 

健三に断られた咲坂ですが、その足で孝太郎の元にも和解案の説明に向かいます。

 

孝太郎を鳥飼シューズの実質的なトップとする代わり、健三にも代表権を与える。形の上では共同経営とする、咲坂の説明に「あり得ません!」とこちらも取りつく島もありません。

 

「今までのものは・・ぶっ壊さなきゃいけないんだ」そう力を込める孝太郎は、神宮寺法律事務所はオヤジの味方かと迫ります。「来月の取締役会で動議を出し、来月の株主総会でオヤジを解任します」孝太郎の宣言に、弱り果てる咲坂。

 

「七十過ぎのお爺ちゃんは引退して、息子に任せればいいんだって」いたって無責任な熱海に、ムッとする咲坂の目には、真面目に靴作りに勤しむ社員たちの姿が映ります。

 

「私も和解は難しいと思います」既に権力争いに発展したこのお家騒動に、匙を投げる佳恵。猫田は、会社の主導権を握っている方に付くべきと訴えます。

 

現時点で取締役会を押さえている孝太郎がクライアントであり、健三に対し引導を渡すことが咲坂の役目・・佳恵の考えは正論ですが、簡単ではありません。

 

最初から孝太郎が健三に相談していれば・・そう嘆く神宮寺に対し、二人のコミュニケーション不足を指摘する咲坂。

 

このままでは、混乱に乗じてどこかの会社に買収でもされかねない、猫田の考えを聞き、神宮司は和解を諦め孝太郎の意向に従うよう咲坂に命じます。

 

その一方、入院中の赤星に代わって、九十九がサポートについている佳恵の仕事の進捗状況もチェック。意外に優秀でクライアントの相談内容を要領よく整理して、テキパキと仕事をこなす九十九。

 

「もしかしたら赤星君より使えるかも・・・」笑って答える佳恵。神宮司も一安心です。

 

「嬉しいよ・・茂木ちゃんがお見舞いに来てくれるなんて・・」ベッドの上で満足げな赤星ですが、一緒に熱海も来たことには些か不満の様子。

 

自分が居ないと佳恵は仕事にならない、と思い込んでいる赤星。「全然大丈夫ですよ。九十九さんが完璧にサポートしてますから」熱海の言葉に、活き活きしてますよね・・と同調する茂木さとみ。

 

その頃佳恵はクライアントの岸田からデートの誘いを受けていました。仕事が忙しく、休日返上で事務所に出て来ていた佳恵は誘いを断りますが、「手が空いたらこちらから連絡します」とまんざらでもないようです。

 

「出来ましたよ先生!」九十九も付き合って休日出勤です。張り切って次から次へと仕事をこなそうとしますが、「それは弁護士の仕事でしょ・・パラリーガルには出来ない」佳恵から指摘され、現実に引き戻される九十九でした。

 

とその時、入院中の赤星から佳恵の携帯に電話が。

 

「・・僕がいなくて、先生が困ってるんじゃないかなって・・・」必要とされたい赤星、「・・・別に困ってないから大丈夫」いいから早くヘルニア直しなさい、とさっさと電話を切ってしまう佳恵。

 

そこへ、みずきを連れた咲坂が事務所やって来ました。「ママ!」佳恵の姿を見て駆け寄るみずき。

 

鳥飼の件をもう少し粘ってみようと思った咲坂でしたが、暇だというみずきに自分の職場を見学させようと連れてきたのでした。

 

そこへ、丁度仕事を引き上げて帰ろうとしていた九十九が、部屋に入ってきました。みずきに気付いて話しかける九十九。「司法試験に十回落ちた人!」僕のこと覚えている?そう尋ねる九十九に容赦ないみずき。

 

「人生七転び八起・・でも十回転んだら起き上がれませんでした!!」自嘲気味に絶叫して九十九は帰っていきました。

 

妙にテンションの高い九十九に引き気味の咲坂、「ここじゃママね、鬼だから・・」佳恵が休日に九十九を呼び出したのだろう、とみずきに吹き込みます。ムッとする佳恵。

 

「喧嘩しないの!」両親の間をを取り成そうとするみずき。心配する娘に、喧嘩してない・・いつものこと・・と誤魔化す二人。「じゃあ、離婚しなくてもよかったじゃん」みずきの言葉に沈黙する元夫婦。

 

「ねえ、仕事終わったら遊びに行こう!三人で!」ちょっと楽しそうなみずき、困惑する二人でしたが・・・

 

ボーリングにやって来た咲坂、佳恵、みずきの三人。「頑張ってママ!」みずきの声援が飛びます。「一番と三番の間を狙え!」茶々を入れる咲坂にちょっとイラつく佳恵。

 

「集中!集中!」みずきに声を掛けられ、気を取り直した佳恵がピンを真っ直ぐ見据えて、ボールを振りぬきます。「お願い!」祈るような思いで佳恵が見守る中、ボールがピンをなぎ倒します。

 

「倒れろ!」咲坂の叫びに応えるように最後の一本が倒れ、”STRIKE”の文字が画面に踊り、大喜びの佳恵。テンションが上がったみずきが駆け寄り佳恵とハイタッチ。

 

そのまま佳恵と咲さもハイタッチを交わし、傍目には普通に仲の良い家族にしか見えません。

 

はしゃいでいる両親を交互に見るみずき。「御手洗い行ってくる」そう言い残してみずきが行ってしまうと、佳恵が小さくため息を漏らします。

 

「ああ・・疲れたね」咲坂も棚にもたれ掛り、一息入れます。みずきの楽しい気分を台無しにしないよう、些か芝居が過ぎたようです。

 

「・・今日は特別だよ」咲坂の言葉に佳恵も仕方なく同意。その頃、みずきはひとり鏡の前で泣いていました。”今日は特別”ということはみずきにも分かっています。

 

「お待たせ!」両親の前に再び戻ってきたみずきは、もう泣いていませんでした。

 

「もう決めましたから」咲坂の携帯に社長の孝太郎から連絡が入りました。

 

「待ってください!社長・・・」用件だけ告げて一方的に電話を切る孝太郎。思わずため息をつく咲坂、遅れて出勤してきた熱海が声を掛けます。

 

「どうしました?」明らかに不機嫌な様子の咲坂に、熱海が訪ねると「解任された」ぶっきら棒な答えが返ってきました。

 

解任?鳥飼の会長か?それとも社長か?驚いた熱海が矢継ぎ早に質問すると、「俺だ!!」一言怒鳴っていってしまう咲坂。

 

「はあっ!?」意味が分からない熱海。神宮寺法律事務所には、早速お家騒動を嗅ぎ付けたマスコミからの取材申し込みが。「ノーコメント!」ぴしゃりとして電話を切る神宮寺。

 

しかし熱海は気楽なもの。解任された以上もう無関係。そもそも仲直りさせることは困難な情勢で、手を引けてよかったと言わんばかり。

 

対して咲坂は、愛着のある会社が危機を迎えているにも関わらず、見ているしかない状況が悔しくて堪らないようです。

 

三十年来の付き合いのある健三会長をサポートしましょう、と神宮寺に提案する咲坂。しかしそれでは利益相反に問われかねない・・・全員から反対されてしまいます。

 

対して咲坂は、正式な会長の代理人に誰か別の弁護士を紹介し、自分たちは参謀役として関わる、ギリギリのところを突く案を考えます。

 

果たして咲坂に秘策があるのか、佳恵は首にされてテンパっているだけと見ていますが・・・会長と対立する息子を、あらゆる手段で社長の座から引き摺り下ろす、そう宣言するのでした。

 

「社長の取締役責任を問える業務上のミスを探してください」全ての事案について訴訟を起こす、横領や背任に問える事案ならベスト、孝太郎社長を刑事告訴できる。

 

突然乗り込んできて、刺激的な言葉を並べる咲坂に、健三会長以下の役員たちも動揺を隠せません。

 

さらには孝太郎社長の妻に勤務実態が無いにも関わらず、少ないくない役員報酬が支払われている点を指摘し、マスコミに公表するよう促します。

 

一般投資家の3分の1を味方に付ければ勝てる、記者発表を行いこちらの正当性をアピールする。「・・・分かった」健三会長も覚悟を決めたのか、ようやく頷きます。

 

「鳥飼孝太郎をこの会社からたたき出してやりましょう」健三会長を真っ直ぐ見据える咲坂。会長はやはりまだ迷いがあるようです。

 

会長室を出る咲坂と熱海。「そこまでやらなきゃいけないんですか?親子ですよ」熱海は今回の咲坂のやり方に納得していない様子。

 

「これがビジネスロイヤーの仕事だ」淡々としている咲坂。と、廊下の反対側から孝太郎社長が一人の男を伴い、歩いてきます。

 

「紹介しますよ・・新しい顧問の野上先生です」余裕の表情で咲坂の後任を紹介する孝太郎。「優秀な先生を見つけられましたね」どうやら咲坂と野上は司法修習所の同期のようです。

 

「絶対に負けませんから」咲坂に宣言し、去って行く孝太郎社長。「同期で一番の切れ者だ」野上が本当に優秀なのか疑う熱海に、咲坂が言い放ちます。

 

咲坂は、夜遅くまで自分のオフィスで作戦を練っています。その様子を隣の自分のオフィスから見守る佳恵。

 

「まだ仕事終わらないの?」コーヒーで一服している咲坂に佳恵が話しかけます。熱海はすでに帰らせ一人で残業中です。

 

何せ残業が続くとすぐ辞めると言い出す世代、咲坂は熱海をまだあまり評価していません。

 

「あなたらしくない言い方だったわね・・・」息子を引き摺り下ろすという言い方がずっと引っ掛かっていた佳恵。

 

他人同士の争いならば妥協点を見つけられたかもしれない、しかし、骨肉の争いとなると勝つか負けるかしかない。

 

そう語る咲坂に、やりきれない思いの佳恵。「みずきもこんな気持ちだったのかな?」今更ながら家族でいがみ合っていた過去を思い返す佳恵に、「お疲れ様」それだけ言い残して咲坂は自分のオフィスに引っ込んでいきました。

 

と、そこへ佳恵の携帯に入院中の赤星から電話が。「僕がいなくて本当に大丈夫なんですか?」九十九が活躍していると知り、気が気でない赤星。

 

「本当に大丈夫だから」ウンザリしたように一言だけ返し、電話を切る佳恵。オフィスでコーヒーを啜りながら、みずきの写真を見つめる咲坂は・・・

 

「・・・記者発表のリハーサルをすることになった」翌日、事務所の皆に告げる咲坂。「みんなには記者役をやってもらいたい」これが質問?疑問を持つ佳恵。

 

咲坂は、佳恵には厳しめの質問を割り振りました。「僕のもきついんだけど・・・」嫌がる猫田。「質問て言うより・・・」何か言いたそうな熱海を無視し、健三会長の言い分を存分に引き出してやってくれ、皆にそう告げる咲坂。

 

「記者発表!?」健三会長がマスコミにFAXを流したと聞き、驚く孝太郎社長。鳥飼シューズの社員がリハーサル会場の準備を終え、咲坂たち神宮寺法律事務所の面々が待つところへ、健三会長がやって来ました。

 

佳恵や熱海、猫田たちが緊張してリハーサルの開始に備えるなか、神宮司は最後列から見守ります。「これは、本番通りのリハーサルです」株主と世間を味方に付けるための大事な記者発表です、咲坂の言葉に頷く健三会長。

 

野上弁護士と共にリハーサル会場へ向かう孝太郎社長。止めようとする社員を押しのけ、会場へ急ぎます。

 

「本日は、鳥飼シューズの経営に関して・・マスコミの皆さんに、株主の皆さんにお伝えしたいことがあります」いよいよリハーサルが始まりました。

 

収益悪化の原因が孝太郎社長にある、と発言する健三会長。会場の外で聞き耳を立てる孝太郎社長はいきり立ちますが、「言い分を聞いてあげましょう」野上弁護士に押し止められます。

 

健三会長の話が続く中、九十九に質問するよう目で合図する咲坂。「健三会長は息子さんに社長の資質があると判断して・・・」震えながら質問する九十九。

 

いずれ会社を継がせるつもりで勉強させていた・・健三会長の答えを遮るように、今度は秘書の朝丘理恵子が会長の任命責任を問います。

 

戸惑う健三会長に応えるよう促す咲坂。任命責任を否定した健三会長は、新社長が本業をおろそかにするとは考えていなかったと釈明します。

 

「異業種への業務拡大は珍しい事ではないのでは?」城ノ内の質問に戸惑う健三会長。創業以来愚直に靴作りに励みブランドを確立した、そう答える健三会長。

 

靴の会社がカフェを出したっていいと思います、若者は気にしない、即座に熱海が切り返します。「・・・そうだよ」会場の外で孝太郎社長が呟きます。

 

「私を糾弾するのかね!」方向性の見えないリハーサルに、ついに健三会長の我慢が限界に達しました。

 

「こんなことで感情的になっていてはいけませんよ」あくまで冷静な咲坂。ひとまず席に付き、リハーサルの続きを行う健三会長はあくまで解任の正当性をアピールします。

 

しかし、シューズ部門の売上減少は健三が社長を務めていた時代から始まっています。その対策のための社長交代だったのでは?猫田が確信に迫る質問をぶつけます。

 

「私は・・私が言いたいのは・・・あいつはこの会社をぶっ壊すと言ったんです」自分や社員たちが、血の滲む思いで育ててきた鳥飼シューズを、簡単にぶっ壊すと言った息子への不満を吐露する健三会長。じっと会長を見つめる社員たち、会場の外では息子の孝太郎が黙って聞いています。

 

創業者であり、父でもある自分を、会社から追い出そうとしている息子への怒りを露わにする健三会長。

 

「あなたも孝太郎社長を解任しようとしてらっしゃいますよね」この泥仕合の責任は息子だけにあるのか?佳恵が淡々と質問します。佳恵は咲坂が用意したペーパーを椅子に置き、更に続けます。

 

新社長の経営方針を知らなかった、ということは親子でコミュニケーションを取らなかったということ。であれば何故、息子を社長にしたのか?

 

佳恵に問われた健三会長は小さく息をつき、「親が・・息子に会社を継いでほしいと思うのは当然でしょう」本心を明かします。

 

父の言葉を意外そうに受け止める孝太郎。言わなくても親の苦労を見て、分かってくれていると思っていた。それが健三会長の本心でした。

 

「もしかしたらもっと会社のことをよく分かっていて、能力もある社員の方もいたかもしれないのに・・世襲は当然のこととお考えになっていた訳ですね」だとしたら会長にも罪がある、糾弾するような佳恵の言葉に、眉をしかめる健三会長。「鳥飼親子が・・二人で会社を潰そうとしている、という認識はおありですか」健三会長が佳恵を睨みつけます。

 

「こんな記者発表があるか!こんなもん!!」怒りに我を忘れる健三会長。

 

「そうです会長」こんなことをやってしまったら、もう終わりです、会長をたしなめる咲坂。

 

会長と社長のどちらが勝っても、企業イメージは地に落ち不安定企業のレッテルを張られ、株価も下がる、下手をすれば倒産するかもしれない。

 

誰も得しない、一番の被害者は社員とその家族、リハーサルに付き合っている役員たちも本心では嫌々なのではないか、畳み掛ける咲坂。「これは君が仕組んだ芝居なのか?」ようやく、このリハーサルの意味を悟った健三会長。「ふざけるな!!」お前は顧問を首になった、ただの弁護士だぞ!怒鳴り散らす健三会長。

 

「分かりました、では・・」弁護士バッチに手を掛ける咲坂。熱海が期待と不安の入り混じった目で見つめます。

 

「・・弁護士としてではなく、一人の人間として・・言わせて下さい」バッチを外し。ゆっくりと健三会長に近づいてゆく咲坂。

 

「やっぱり・・これは親子喧嘩ですよ、お父さん」父親は息子を認めようとせず、息子は父を受け入れない。二人で腹を割って話し合ったことが無いからこんなことになったのではないか。

 

死ぬまで親子が決裂したままでいいのか?会社を巻き込み、社員を巻き込み、子供を捨てて、親を捨てて、そこまでして争う価値が何処にあるのか?「そんな会社の作った靴を履きたい人がいるんでしょうか?」黙り込む健三会長、扉に寄りかかったまま俯く孝太郎社長。

 

「止めましょう会長!こんなこと誰も望んでいません!」泣きながら訴える専務。この会社を愛している、会長と社長の喧嘩など見たくない、もう止めてください、口々に訴える社員たち。

 

社員たちの思わぬ造反に、険しい表情のまま椅子にどっかりと座りこむ健三会長。

 

その時、孝太郎社長がリハーサル会場に入ってきました。「仰る通りです先生、僕は親父とろくに喋ったことが無い」息子の言葉に目を伏せる健三。

 

父の様には出来ないと分かっていた孝太郎は、会社を継ぐことがプレッシャーでした。「鳥飼シューズをぶっ壊す」そう言ったものの、自分のやり方が正しいか分からない。

 

親父と同じにはやらない、その意地だけでやっている、そう告白する孝太郎。「でも、鳥飼シューズはやっぱり・・親父の会社だよ」そう言った孝太郎は咲坂のそばまで歩み寄り、和解案の受け入れを伝えます。健三会長にも代表権を持ってもらい、共同経営にすることを了承したのでした。

 

「孝太郎さんはああ仰ってますよ、健三さん」神宮司が声を掛けます。「健三さんが決めてはいかがですか」創業者であり、父でもあるあなたが・・と決断を促す神宮司。

 

「お恥ずかしい、息子の本音を始めて聞きました」お前にも意地があったのか・・息子に向かって呟くと、自ら引退を宣言する健三会長。息子に託した以上、親は信じてやらないといけない。

 

改めて息子に会社を託し、社員たちに息子を支えてくれるよう頼むと、健三会長は咲坂に対し、明日の記者発表の取りやめを求めるのでした。「グッジョブ!」独り言のように呟く神宮寺。

 

感想

長年の付き合いのあるクライアント・鳥飼シューズで勃発したお家騒動。

 

父である会長・健三と息子の社長・孝太郎は互いに相手を解任すると息巻いています。

 

コミュニケーション不足から確執を深めるこの親子を見て、咲坂と佳恵はかつての自分たちの姿と重ねているようです。

 

一人の人間として、健三会長を説得する咲坂。そして今回は佳恵も、親子喧嘩で会社をつぶそうとしている両者を見て、思うところがあったようです。

 

咲坂がたまたまみずきを事務所に連れてきたことで、親子三人でボーリングの出かけることになり、嬉しそうにはしゃぐ娘の姿が佳恵の目に焼き付いていたのかもしれません。

 

ところで、みずき役の松風理咲さんですが、堀北真希さんの妹分として注目されている期待の新人。ドラマの中では小学六年生の設定ながら、実際には十五歳の高校一年生だそうです。

 

この年頃でこの年齢差だと、かなりやりにくい面もあると思いますが、ごく自然な演技だと思います。離婚した両親の間で揺れる女の子の気持ちを、うまく表現して咲坂と佳恵を繋げる役回りを好演されていますね。

 

今後益々みずきの活躍に期待したいと思います。

 

ところで、現実にもしばしば報じられる企業のお家騒動ですが、今回の鳥飼シューズに具体的なモデルはあったのでしょうか?

 

記憶に新しいところでは、某家具販売会社のお家騒動がありますが・・・いずれにせよ、会社を私物化した挙句親子喧嘩でイメージを落とし、社員に迷惑を掛けるなんてどうしようもないですよね。

 

ドラマの中では咲坂がズバリそのことを指摘し、健三会長も素直に反省していましたが、現実にはそんな勇気のある弁護士はいないし、経営者の方も厳しい指摘を受け止めるだけの度量が無いかもしれません。

 

だからこそ、ドラマの中で咲坂が一人の人間として切々と訴えるシーンが、胸に迫るものがあるのでしょうね。

 

まとめ

今回描かれていたのは、家族の問題だったのではないでしょうか。

 

記者発表のリハーサルで、佳恵が鳥飼親子のコミュニケーション不足を指摘するシーンでは、佳恵や咲坂が娘のみずきとのコミュニケーションが足りなかったことを、反省しているようにも見えました。

 

”法務&ホームドラマ”が徐々に軌道に乗りつつあるようで、これからの展開が益々楽しみになってきました。

 

みずき役の松風理咲さんのみならず、家庭教師の島谷涼子役の宮崎香蓮さんや、ベトナム人家政婦のグエン役の上地春奈さんも物語を引っ掻き回してくれそうで、”ホームドラマ”の部分にもっと光が当たったら面白そうだと思うのですが。

 

今はみずきのよき相談役の島谷涼子ですが、咲坂に出会ったことで自分の中の”オジサン好き”が目を覚まし、今後に期待が持てます。グエンは底抜けに明るいキャラですが、別な一面も見せてほしいですね。

 

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真田丸18話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ『上洛』

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真田丸18話ネタバレ・あらすじ

信繁からの文に対しても、昌幸は「上洛はせん」と頑な態度を変えない。

 

そんな昌幸のところへ、直江兼続が訪れ「一刻も早く上洛せよ」と圧力をかける。そんな中、母とりから「ウソでもいいから頭を下げなさい。

 

秀吉に陰りが見えたら、寝首をかけばよろしい」と言われ、上洛を決意する。上洛した昌幸一行はぞんざいに扱われる。信繁は、茶々に取り次いでもらい、秀吉に直談判する。

 

功を奏し、昌幸らは秀吉との謁見が叶う。だが、そこで「徳川の与力となれ」と、実質、徳川家康の臣下となるよう命じられる。落胆する昌幸。

 

そんな中、信繁は記憶の戻らない松を昌幸等に引き合わせる。松の記憶が蘇り、家族との再会を果たす。

 

昌幸等は、家康のいる駿府城を尋ね、屈辱的にも「家康の与力としてお力添えいたす」と言い、頭を下げる。

 

感想

真田丸18話『上洛』では、上洛か否かで葛藤する真田昌幸(草刈正雄)の姿が印象的でした。

 

真田の周囲の大名は、北条以外のほとんどの大名が羽柴秀吉(小日向文世)に従っている状況でした。

 

ここで秀吉に逆らえば、長宗我部家、島津家、北条家のように攻め込まれていたでしょう。秀吉の圧倒的な力の前に戦って死ぬか、頭を下げて大名となるかの選択を迫られます。

 

事実、北条氏政は最後まで秀吉に従わず、滅びています。一度決断を間違えれば、滅びる戦国時代。己のプライドを捨て、頭を下げなければならないことを理解している昌幸ですが、決断を下せず苦悩します。

 

そんな昌幸を動かしたのが、上洛を求める息子信繁(堺雅人)からの文でも、上杉家家臣の直江兼続(村上新悟)の上洛を促す説得でもなく、母とり(草笛光子)の言葉でした。

 

とりは「嘘でもいいから頭を下げなさい。真田はこうやって生き延びてきた。下手に出て牙を隠して爪を隠して、秀吉に陰りが見えたら、この先秀吉の勢いに陰りが出てきたら寝首をかけばよろしい、卑怯者で何が悪い」と昌幸に言い聞かせます。

 

この言葉で昌幸は秀吉に臣従することを決断します。これまでの昌幸は、自分を曲げて、秀吉に臣従し、もしその決断が間違っていたら自分には時間がないと考え、焦燥感から決断できなかったのかもしれません。

 

上洛した昌幸は、大坂でも苦渋をなめることになります。三成(山本耕史)には、昌幸の用意した献上品に「総じて色味が悪すぎる」などとケチをつけられ、大坂城では、秀吉ではなく秀次に拝謁するのみでした。

 

そこで、信繁は、秀吉に直談判し、何とか秀吉との謁見が叶いますが、秀吉からは、「徳川の与力となれ」と、実質、徳川家康(内野聖陽)の臣下となるよう命じられます。

 

これを受け、昌幸は、信繁等に「儂はどこで間違えた。ここまで死力を尽くして戦ってきた。その挙句、辿り着いたのは、秀吉の家来となった家康のそれまた家来。

 

こんなことがあるか」と信繁等に呟きます。この呟きは、武田信玄と言う名将に仕えた昌幸の誇り高き男の呟きであり、真田丸18話『上洛』の最も印象的な場面でした。

 

まとめ

真田丸18話『上洛』では、真田昌幸の苦悩以外にも信繁の言動にも驚かされました。

 

信繁は、秀吉に直談判した際、「遅れた父にも落ち度はあります。だが父にも誇りがあります。お目通りが叶わなければ出仕したことにはなりませぬ。父は帰り次第戦支度をするつもりです。真田を敵に回すのは得策ではございませぬぞ。

 

伊達、北条と手を組み、徳川を味方に引き入れ、いずれは強大な敵となって殿下の御前に立ちはだかるはず。」と言ってのけます。

 

秀吉は「儂を恫喝しておるのか」と言い返しますが、信繁は「恫喝しております」と返答します。この発言は、下手をすれば首が飛んでしまいます。

 

これが秀吉ではなく信長であれば、間違いなく首が飛んでいたでしょう。しかしながら、さすがは信繁。秀吉の人間性を熟知しています。

 

人ったらしと言われた秀吉ですが、信繁も相当の人ったらしです。人に好かれることは乱世を生き抜く上で、必須の武器だったのではないでしょうか。

 

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ドラマ ラヴソング

ラヴソング5話ネタバレ・あらすじ・感想まとめ

ラヴソング 画像
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前回のラストで見せた、空一の強引なキスが反響を呼んでいるラヴソング。

 

自分の起こした暴力事件が原因で、さくらのスカウト話がダメになり責任を感じる空一に対して、無理に明るく振る舞うさくら。

 

空一の涙を笑いながら拭ったさくらに、突然のキス。

 

これまでの秘めた思いをついに表に出した空一と、徐々にさくらが気になり始めた?神代がいよいよぶつかることになるのでしょうか。

 

空一がさくらに負い目を感じているように、神代もまた自らの過去の因縁がさくらの夢を奪ったのではないかと、もやもやした気持ちを抱えている様子。

 

第五話ではどうやらそんな二人がさくらのために協力するようなのですが・・・果たしてうまくいくのでしょうか?これから本格的な三角関係に突入する前の、一時的な”嵐の前の静けさ”なのかもしれません。

 

ラヴソング5話あらすじ・ネタバレ

大手レコード会社からのスカウトが自分のせいで台無しになり、落ち込む空一。

 

「そ・・空一は、や・・や・・優しすぎなんだよ」強がるさくらが空一の涙を拭った次の瞬間、思わずさくらにキスをした空一。

 

反射的に空一を突き飛ばすさくら。俺がお前を歌わせてやる、真剣な表情で迫る空一でしたが、「よ・・よ・・酔ってんのか」さくらは取り合おうとせず、空一を部屋の外に押し出すのでした。

 

翌日、神代の元に工場長の滝川が社員のアンケート書類を持ってきました。

 

「・・私の話、聞いてもらえませんか」神代にアンケートを渡すとおもむろに切り出す滝川。

 

「花でも送ってみてはいかがですが?」奥様の機嫌も直りますよ、滝川のネクタイを見て夫婦喧嘩だなと悟る神代。

 

感心して仕事に戻る滝川は、「今度社内広報誌の取材受けるんです、佐野が」思い出したようにそれだけ告げていきました。

 

「ちゃんと話したい」さくらが仕事をさぼりながら空一からのメールを見ていると、スマホに神代からの着信が。

 

さくらが医務室を訪ねると、神代は社内広報誌の取材の件を切り出します。「凄いね・・」そう言って褒める神代でしたが、順番だから・・さくらは浮かない表情で答えます。

 

そんなさくらに先日のライブのCDを渡す神代。「歌、すっごいよかったよ!」励ます神代に対し、曖昧な返事のまま部屋を出て行くさくら。

 

神代がさくらの後を追い、今回は色々残念だったね・・きっとまたチャンスはある、そう声を掛けます。

 

「だからまた・・一緒に練習して、一緒にライブやんない?」神代の言葉に嬉しそうにはにかむさくらでした。

 

「いや、つまんねえな・・お前がしゃべんねえと」さくらをオープンカフェに呼び出した空一。

 

「友達のままでいいよ」そうすれば今まで通り喧嘩したり、笑ったり出来る。だから・・という空一に頷くさくら。

 

ただ、さくらの夢を台無しにした罪滅ぼしに協力させろ、じゃないと一生結婚出来ない!そう言っておどける空一。

 

さくらは歌とギターの練習を続ける、自分はオーディションを見つけておく、そんな風に話を進めていく空一でしたが、「あ・・あ・・明後日さあ、れ・・れ・・練習することになったよ、か・・神代先生と」さくらの言葉に空一は黙り込みます。

 

一緒に来るか?慌てて付け足したさくらに「俺に気使わなくいいんだからな」平気なふりをする空一に、時間があったら来てそう言って気まずい雰囲気を誤魔化そうとするさくらでした。

 

「あたしのせいでごめんなさい・・」空一を呼び出し、謝る渡辺涼子。

 

涼子さんのせいじゃないから、そう言って気遣う空一に「彼女さんにも伝えておいてね」涼子は尚も、先日の暴力事件のことを気に病んでいます。

 

空一はそんな涼子の怪我を心配しますが、「聞かないんだ・・何であんなとこで働いていたか」涼子はいっそ非難してくれた方が楽なのかもしれません。

 

「みんな色々あるっしょ・・」空一はそれだけ言って走り去って行きました。

 

ライブハウス『S』でさくらにギターの弾き方を指導する神代。しかし、基礎練習ばかりのメニューにさくらは飽きてしまいました。

 

「・・教え方下手っぴだね」マスターの笹にちくりと言われ、ちょっとムッとする神代。

 

分かったよ・・・神代もこれではさくらのモチベーションが上がらないと思ったのか、どんな曲が弾いてみたいか尋ねます。

 

「カラータイマー点滅中・・」中々曲を決められないさくらにしびれを切らした神代ですが、さくらにはウルトラマンのネタが通じません。

 

「さくらは女だから知らないだけっすよ」解説しようとした神代の背後から、そう声を掛けて空一が『S』に入ってきました。テーブルの上に差し入れを置き、二人に練習の続きを促す空一。

 

ところがさくらにはやりたい曲が無いらしい・・そう聞いた空一は曲をリクエスト。スマホでさくらの練習風景を撮影していた空一は突然、「俺、良いこと思いついちった!」と声を上げます。

 

その頃、婚約者の野村健太とと食事にきていたさくらの親友・真美。「母さんがさあ、おくるみ・・ブルーが良いか、ピンクがいいか迷ってる」何の気なしに話しかける野村。

 

「教えたくない・・お義母さんに」真美にしてみれば、お腹が目立つ前に式を上げろと言ってきた野村の母親が、口出しすることが気に入らない様子。

 

「どうしてそういう風に取るかな・・」真美の態度にむしろ野村の方が不機嫌になります。何でわかんないかな・・苛立っている野村を見て「・・・ごめんなさい」俯く真美。

 

神代は空一の提案で、さくらのギターの弾き語りを撮影するために、さくらの部屋へとやってきました。

 

ライブハウスの方が雰囲気があって・・今更ながら提案する神代に、「分かってねえなあ・・こういうのは女の子の部屋って決まってんの!」再生回数上げなきゃ意味なんだから、とネット事情に疎い四十四歳にレクチャーする空一。

 

撮影準備を整え、さくらにスタンバイを指示し、神代にも声を掛けます。普通にさくらの隣に腰掛け、ギターを弾こうとする神代でしたが、「何映ろうとしてんすか!」突っ込む空一。

 

”女の子の部屋”で”一人でギターの弾き語り”をするさくらを撮りたい空一でしたが、中々意図を理解しない神代に少々苛立ち気味。

 

「先生は・・さくらのカウンセラーなんですか?」ようやく撮影も終わり、神代と並んで帰る空一は思い切って訪ねます。厳密に言うと違う、担当してる訳じゃない、神代からそう言われ「じゃ、普通の男女と変わんないっすね」ぼそりと漏らす空一。

 

カウンセラーなら患者に手を出してはいけない、神代がさくらのカウンセラーなら何も出来ないと思ていた空一は、少々不安になっています。

 

「・・何か・・ありましたね」空一の様子から、臨床心理士としての勘を働かせる神代。「さくらとキスしました」しばしの沈黙の後、ばつが悪そうに告げる空一。

 

「青春だね!」驚いているのか、それともからかっているのか、ぽつりと呟いた神代。

 

「ただ今・・」さくらがカップ麺を食べようとしていると、真美が帰ってきました。「あれ?お泊りじゃなかったの?」驚くさくら。体調でも悪いのかと気遣いますが、「ううん・・」軽く伸びをして返事する真美。

 

しかし、いかにも元気がありません。

 

その頃、神代はかつて一緒にプロデビューしたパートナー・宍戸春乃を思い出していました。

 

「春乃はねえ・・あなたに同情して音楽を止めたのよ」グリスターミュージックの桑名喜和子に突き付けられた言葉が頭をよぎる神代。

 

「所詮・・春乃も大した女じゃなかったってことね」遠くを見るような目で、ギターを弾く神代は・・・

 

翌日、社内広報誌の取材を受けるさくら。言葉に詰まりながらも明るい表情で、精一杯自分の仕事について話します。

 

慌てて工具を落としたりしながらも、めげずに頑張るさくらを工場長の滝川が見守ります。「こんにちは」滝川に声を掛ける神代。

 

「気になります?佐野のこと・・」神代のところに行きだしてさくらが変わった、そう話す滝川。神代は失敗しつつも諦めず頑張るさくらを見守ります。

 

さくらはバイクで空一の元へと向かいます。その頃空一はさくらを宣伝するチラシをコピー機で大量に印刷していました。

 

QRコード付きのチラシには、ギターを抱えるさくらの写真が。突然、コンコンと窓ガラスをノックする音が響き、びっくりしてひっくり返る空一。

 

「今の顔・・うける」笑いながらさくらが入ってきました。「早く終わらせなきゃ、やべえから!」どうやら無許可でコピー機を使っているようです。

 

警備員の巡回に気付き、一緒に作業していた涼子が上手く誤魔化してくれます。「この間はごめんなさいね・・大丈夫だった?」そう言ってさくらの怪我を気遣う涼子。

 

「俺、再生回数一万目指す!」軽く宣言する空一に、さくらは本気にしていない様子。

 

「・・笹やん、弦巻って憶えてる?」かつてのマネージャー、ポチャ巻こと弦巻竜介。その連絡先を笹に尋ねる神代。

 

「この間のライブのCDだけどさあ、いくらでも必要なら焼いてやるからな・・」With神代広平の名前入りで、からかっているのか本気なのか、そんな話を持ちかける笹に「そこ要らないよ」にべもない神代。

 

「広平さん?」ポチャ巻ことかつてのマネージャー、弦巻竜介を待つ神代に見知らぬ男が話しかけてきました。

 

一瞬戸惑う神代ですが、その男こそかつてとは比べ物にならない程痩せた弦巻でした。夏希の話題で盛り上がる弦巻。余程忙しいのか、席に着くなり要件を訪ねる弦巻。

 

「チョット見てほしい子がいるんだよ」神代が切り出すと、ウンザリしたように「昔の知り合いが連絡よこす時って、いつもそれなんですよ」そう答える弦巻。

 

既に現場を離れ若手に任せている、つまり力になれないということです。それでも諦めずCDをテーブルの上に置く神代。

 

俺と春乃のこと一番分かっていたお前に聞いてほしい、そう言って頭を下げる神代を見て、弦巻も仕方なくCDを受け取ります。

 

バイト中にスマホでさくらの動画の再生回数をチェックする空一。再生回数1,026回。順調に伸びていることを確認し、思わずガッツポーズをする空一。

 

バイト先の仲間にQRコード付きのチラシを配り、アピールに余念がありません。『S』でも自分の作ったチラシを自慢しています。

 

さらには街で通行人にも配り歩きます。そこへ涼子に聞いたさくらがやって来ました。

 

こんなとこまで来ていたのか・・・やや呆れ気味のさくらでしたが、通行人がさくらに気付くと空一はアピールチャンスとばかりに一緒に写真を撮ってあげます。

 

翌日、さくらが弁当を食べているところへ神代がやって来ました。さくらの指先を見て、ギターだこが出来ていることに気付く神代。

 

「この間、トップレコードの人に会ったんだ・・」突然の神代の言葉に驚くさくら。神代は弦巻にライブのCDを渡したことを告げます。

 

「佐野さん、今度またライブやろうよ」弦巻にさくらの歌を聞かせたい神代は、「俺も一緒にやるから」そう言って説得します。

 

嬉しそうにはにかみ、小さく頷くさくらを残し、神代は去って行きました。その様子を見ていた女子社員にからかわれますが、さくらは音楽療法と誤魔化すのでした。

 

「え!再生してよ!」夏希に動画のことを教えるさくらでしたが、恥ずかしいから私が帰ってから・・そう言って椅子に腰かけます。

 

動画の撮影のことや、社内報の取材の件、神代からライブに誘われたことなど取り留めもなく話すさくら。

 

「色々頑張ってるね!」そう言って励ます夏希でしたが、「み・・み・・みんな変!」さくらはどこか浮かない様子。

 

皆が自分に期待を寄せる、その初めての経験に疲れたというさくら。歌もギターもやりたいと思っていたけど、本当はやりたい振りしていただけかも。

 

さくらは自分の気持ちが分からなくなっていました。弾きたい曲を聞かれても答えられない、夢や将来のことなど恵まれた人間の見るもの。

 

親のいない自分はその日のことで精一杯で考えたこともない。弱音を吐き続けるさくら。

 

逃げ出したい、そう呟いたさくらに「何から一番逃げ出したいかな・・みんなからの期待?」静かに尋ねる夏希。逃げちゃいけないことはさくらも分かっています。

 

そんなさくらに、「一個ずつ考えよう」そう言って励ます夏希でした。

 

「遅いんですけど!」神代が『S』に入って来るや、先に席についていた夏希が声を張り上げます。

 

飲みに付き合ってくれる男もいないの?軽口を叩く神代に向かって、夏希がさらに迫ります。

 

「広兄ってさあ、今ミュージシャンだっけ?臨床心理士辞めたんだっけ?」神代がさくらを焦らせすぎているように感じた夏希。

 

「ギター教えてるだけなんですけどね」惚ける神代でしたが、夢中になり過ぎ傲慢になっていないか夏希は心配しています。

 

「もしかしてそっちが陽性転移?」神代の言っていることが言い訳がましく聞こえたのか、夏希はズバリ聞いてみました。

 

「空一くんと張り合ってたりして」尚も惚ける神代に探りを入れますが、「昔の自分と張り合ってたりして」あくまで惚ける神代にけむに巻かれます。

 

さくらと真美は、今日で店を辞める真美が職場に持っていくお土産のクッキーを作っています。

 

「お店今日で最後だと思うと何だかなあ」真美のボヤキに、寂しい?と尋ねるさくら。

 

いざとなると自分の居場所が無くなるみたいで怖い、真美の答えに戸惑いながら、「これからは野村さんが真美の居場所じゃん」さくらには真美の不安が分かりません。

 

「私を捨てた女と、この子に同じことしちゃうかも」親に捨てられた過去を引きずり、自分に自信が持てない真美。

 

「さくらは可愛がってもらったことあるかもしれないけど、私は捨てられたの」さくらが大丈夫だよ!と言ったことに引っ掛かったようです。

 

突然子供が嫌になってしまうかも・・・逃げたい!頭を抱える真美。さくらに不安をぶちまけ、自己嫌悪に陥る真美。そしてさくらは・・・

 

神代が自室でさくらの動画を見ていると、そのさくらが突然やって来ました。

 

「曲が見つかりました、引きたい曲」そう言って強引に部屋に上り込もうとするさくら。

 

「今日じゃないとダメなんです!意味が無いんです!」拒む神代に強く迫ります。さくらの真剣な表情を見て根負けした神代、「・・・何の曲?」

 

神代をバイクの後ろに乗せ、夜の公園に向かうさくら。「ねえ、どうして今日じゃなきゃダメなの?」信号で止まったところで神代が訪ねます。

 

「きょ・・今日じゃないとダメなんです・・ぜ・・絶対に」さくらの言い方に納得するしかない神代。

 

その頃真美は、店の同僚に手作りのクッキーを渡そうとしていました。「あのこれ・・今日で最後だから・・」真美の言葉を途中で遮り、二人の同僚はトイレと称して控室から出て行ってしまいました。

 

一人残された真美はメモだけ残して店を去るのでした。さくらと神代は夜の公園でギターの練習に打ち込んでいます。夜の街を一人さまよう真美。

 

神代とさくらは次第に練習に熱が入ってきました。その後、自分の部屋に戻った神代は弦巻の名刺を取り出し、メールを打ち始めました。そして携帯を手に取り、弦巻に電話を掛けます。

 

真美が部屋に戻ると、さくらが起きて待っていました。「に・・二年間、ど・・どうもお疲れ様でした」床に正座し、オーバーに労うさくら。

 

定年退職した夫に妻がするように、さくらの説明に苦笑いする真美。「まさかそれ言うために起きてたの?」やや棘があるようにも聞こえます。

 

「ど・・どうだった」クッキーの評判を訪ねるさくらですが、真美はそれには答えず「何だかんだ引き留められちゃってさあ・・」と適当に誤魔化します。

 

真美は昔から人気者だから・・さくらが独り言のように呟くと、「・・んな訳ないじゃん」ぶっきら棒に答える真美。

 

「お!何か弾いてくれるわけ?」振り返った真美はさくらが床に譜面を並べていることに気付きました。

 

真美にサプライズしたいから・・そう言って何を引くのか教えないさくら。「じゃあ今弾いて!」今弾いてくれたらメッチャ驚くから!あたしのために今弾け!隣の薄暗い部屋から、強い口調で求める真美。

 

「い・・嫌じゃ」冗談と受け止め、軽く流すさくらでしたが、「今がいいよ!」涙声で叫ぶ真美に驚き、思わず振り向きます。戸惑いつつさくらは、さわりだけと断ってたどたどしく曲を弾き始めました。

 

「終わらない歌を歌おう♪くそったれの世界のため♪」さくらの歌を聞き、学生時代を思い返す真美。さくらの隣に座り、時々クスッと笑いながら曲を聞いて言います。

 

「へたくそ!」泣き笑いしながら、さくらをからかう真美。いつもご飯を作ってくれたり、誕生日にケーキを作ってくれたり、悲しい時にいつも一緒に居てくれた・・真美に感謝の言葉を述べるさくら。

 

真美のお腹に手を当て、「この子、真美に会いたんじゃって」そう言って親友を励まします。「け・・結婚式のスピーチ・・わ・・私がやるから」決意を固めたさくら。「頼むけえね!」さくらに信頼を寄せる真美。

 

感極まったのか、さくらをギュッと抱きしめ、一緒に声を合わせて歌い始める真美でした。

 

次の日、改めてさくらの動画の再生回数をチェックする空一。再生回数は・・・10,003回!ついに大台突破です。「おっしゃー!!!」拳を突き上げる空一、突然の大声にびっくりして書類を落とす涼子。

 

「やってやりましたー!かんぱーい!」誰よりもはしゃいで、乾杯の音頭を取る空一。『S』にはさくらと夏希、笹や他の面々も集って祝勝会が開かれています。

 

有言実行だね・・一万回って凄えな!口々に賞賛する一同。「何とかミュージックの水原に、メール送りつけてやったよ!」得意気に語る空一に、驚くさくら。

 

返事はまだ来ていないものの、無視できないはず。そこへ遅れてやって来た神代。「佐野さん・・新しい曲を作る」開口一番宣言する神代。

 

その曲をさくらに歌ってほしい、来週の月曜日までにデモを作る。どうやら弦巻が既に動いている様子。ポチャ巻こと弦巻は今やトップレコードの要職にいます。

 

急な展開に驚きながらも、二つ返事のさくら。改めて乾杯が行われます。そんな中、神代は空一に告げました。「空一くん、佐野さんを俺に任せてくれないかな」突然の宣言に驚く空一。二人を交互に見比べるさくらと夏希は・・・

 

感想

空一、さらに動く。そして神代も・・・今回のお話では、さくらのために必死で足掻く空一の姿が印象的でしたね。

 

前回のラストでさくらへの想いが溢れ、思わずキスしてしまったものの、改めてそこまで踏み込んでいく勇気がなかったのかもしれません。

 

笑ったり、喧嘩したりできる友達のままの関係に戻ろうとします。その上でさくらの夢をかなえるために、ネットに動画を公開することに。

 

現実に何の力もない一個人が出来ることとしては、それぐらいしかないと言えるかもしれませんが、さくらを見限った大手レコード会社への反発もあるのかもしれません。

 

暴力事件の原因とも言える渡辺涼子も巻き込んで、チラシを作って配ったりとにかく必死で挽回を図る空一ですが、少々周りが見えていないようでもあります。

 

さくらの傷を気にする様子も見られた涼子ですが、どんな立ち位置で二人の若者に接しているのでしょうか?

 

繰り返し空一を誘惑するシーンが描かれていましたが、所詮はちょっとからかってみただけ・・・なのかもしれません。

 

そんな空一を巻き込んでしまったことに、どれ程の後悔を感じているのか分かりませんが、後悔を引きずりながらさくらと空一の関係をかき回す・・・そんな展開もあるかもしれません。

 

そして、さくらの親友・中村真美。いきなり婚約者の野村との気持ちのすれ違いが描かれ、暗い雰囲気が漂います。

 

野村の両親が色々と口出ししてくることを変に邪推する真美に、逆に苛立つ野村。これまで真美に振り回される様子が描かれてきた野村ですが、ついに堪忍袋の緒が切れてしまったのでしょうか。

 

野村との関係がぎくしゃくし、バイト先のキャバクラでも馴染めていない様子の真美は、自分の居場所が無くなりそうになっていることに怯え、親友のさくらに不安をぶつけ自己嫌悪に陥るのでした。

 

さくらからは姉のように慕われているものの、本当は弱い自分を誰かに受け止めてほしいという思いが、痛いほど伝わってきました。

 

そんな思いが通じたのか、さくらは夜中に神代のもとに押しかけ真美のために曲を教えてもらうことに。

 

”THE BLUE HEARTS”の『終わらない歌』を真美のために歌うさくらの姿は、親友を思う女の子の気持ちをとてもよく表現できていたと思いました。

 

まとめ

「空一くん、佐野さんを俺に任せてくれないかな」ラストシーンでの宣戦布告!?神代が空一に告げた言葉に意味は、果たしてなんだったのでしょうか?

 

純粋にさくらの夢を応援するためなのか、それとも神代もまた、さくらに対して気持ちが変化しつつあるのか。臨床心理士としての一線を踏み越えているかのような、神代の態度を「もしかしてそっちが陽性転移?」と夏希が批判しますが、そう言われて改めて意識しだしたのかもしれません。

 

昔の自分と張り合ってたりして・・という神代のセリフがいかにも意味深ですが、やはりそこにチラつくのはかつてのパートナー・春乃の存在。

 

「所詮・・・春乃も大した女じゃなかったってことね・・」グリスターミュージックの桑名喜和子に突き付けられた、冷たい言葉が頭から離れない神代は、さくらを自分のために利用しようとしているのかもしれません。

 

少なくとも現時点で完全には否定できない事だと思います。そこからさらに神代の気持ちがどう変化していくのか、春乃の影を振り払い目の前のさくらに向き合う時、神代は過去と決別出来るのかもしれません。

 

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ドラマ 99.9刑事専門弁護士

99.94話ネタバレ・あらすじ・感想!板尾創路の演技評価は?

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ドラマ「99.9刑事専門弁護士」3話の視聴率が16.2%でしたね!

 

2話の視聴率19.1%よりかは少し下がってしまいましたが、いずれにしろ絶好調のスタートを切っているのは間違いありませんね。

 

ドラマが作品として秀逸であることはもちろん、毎回異なるゲストが犯人役、被害者役、として出演される点も新しい視聴者を獲得すること、そして、既存の視聴者に期待をしてもらうためにしっかりと機能していますね。

 

そういったさまざまな細かい配慮がされていることもあってか、ドラマ「99.9刑事専門弁護士」の視聴率は高い数字をキープしているのではないでしょうか。

 

そんな話題作であるドラマ「99.9刑事専門弁護士」4話のネタバレ・あらすじと感想、板尾創路さんの演技の評価情報をまとめてみました!

 

ドラマ「99.9刑事専門弁護士」をより一層楽しみたい方は最後まで集中して読みすすめてください。

 

99.94話ネタバレ・あらすじ・感想

ドラマ「99.9刑事専門弁護士」4話のゲストは、誰もが知っているお笑い芸人板尾創路さんでしたね。

 

板尾創路さんといえば、さまざまなドラマや映画に出演されていることもあり、演技にも重厚感があって見ごたえがありましたよね^^

 

その独特な世界観から繰り出される、なんとも言えない演技に定評があるのがうなづける作品になっていたと思います。

 

ただ、わいせつな行為をしたということで容疑をかけられて容疑者として警察に捕まってしまうところは、やはり、イメージ通りですね。

 

壇蜜さんと板尾創路さんが共演した作品なんかもそうでしたし、菜々緒さんと板尾創路さんが共演したドラマ「サイレーン」でもそうでしたが、何かと変態役として出演することが多く、それがはまり役として活躍されているところがすごいですよね。

 

さて、

 

今回のドラマ「99.9刑事専門弁護士」では、板尾創路さんが無実の罪で容疑をかけられてしまったわけなのですが、事件の真相を暴露してしまうと、板尾演じる菊池は、勤めている会社である太陽光発電で世界的な発明をしたことにより、会社に100億の利益をもたらした研究者として重宝されていました。

 

しかし、そんな菊池に対して、海外から引き抜きのオファーがあり、菊池を失ってしまっては、会社の経営が立ち行かなくなると思った社長・鵜堂 (升毅)は、井原宏子 (ハマカワフミエ) とその彼氏に菊池を陥れて社長である鵜堂に頭が上がらないようにすることを画策します。

 

そこで描いた画というのが、菊池を井原宏子がバーに誘い、睡眠薬を飲ませて強制わいせつ罪を受けたと告訴すること。

 

記憶も証拠もない菊池は、そこで反論することはできず、会社のためにも1000万円という金額で示談をしました。

 

しかし、その事件の犯人が自分であると認めたことによって、会社の部下からは白い目で見られ、家族からも冷たい扱いを受けるはめになってしまいます。

 

そんな現状から抜け出すために菊池がとった行動は、自分を追いつめた井原宏子を詐欺罪で告訴することでした。

 

井原宏子の身辺を調査することによって、その裏に自分が勤めている社長がいたことを知り、最終的には社長を告訴することによって、自分の無実の罪を晴らしたという流れですね。

 

自分の力だけでは会社をどうすることもできなかった社長が、自分の身を守るためだけに社員を追いつめ、コントロールしようとするための茶番劇だったわけですね。

 

いやー末恐ろしい話です。

 

そもそも、社長としての器がある人間がこんなおかしなことをするはずがないのですが、やはり、大きな会社で部下や取引先、家族といった守らなければいけないものをたくさん抱えた人というのは、こういった無謀なことを思いついて実行してしまうものなのでしょうか、、、

 

人間の底を見たような気がしましたね。

 

板尾さんの演技の評価としては、ベテランであることもあり、落ち着いていてとても見やすかったですね^^

 

最初は犯罪者としてとても寂しい扱いをされていましたが、最後に家族から暖かく迎えられていたときの笑顔がなんとも忘れられない感覚でした^^

 

ゲストとしてちょい役での出演ではありましたが、板尾さんは主演よりもこういった出演の仕方の方が才能を発揮できるのかもしれませんね。

 

今後はどのような作品に出演されるかはわかりませんが、板尾さんが表現する独特の世界観をまた別の機会に見ることができるのが楽しみです!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

ドラマ「99.9刑事専門弁護士」4話の内容についてまとめてみましたが参考になりましたか?

 

5話のゲストでは、あのイケメン俳優千葉雄大さんが容疑者として出演されますが、いったいどのような演技をされるのか、そして、視聴率はどこまで飛躍していくのか、、、

 

楽しみなところです!

 

来週のドラマ「99.9刑事専門弁護士」4話も見逃せませんね!!

 

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99.9最終回ネタバレ予想!結末のゲストは二宮和也?

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ドラマ「99.9刑事専門弁護士」の最終回を大胆予想していきたいと思います!

 

おそらく、今シーズン最大のヒット作品として突っ走り、視聴率だけではなく、ドラマの作品としてクオリティの高さも評価され、映画化もされるのではないかと思われます。

 

主演キャストであれだけの役者さんたちを揃えたことも素晴らしいことなのですが、やはり作品というのは、主役だけではなく、さまざまなキャストがそれぞれの役割をきっちりを果たし、バランスをとることが大切です。

 

そういった意味で考えても、今回の作品は素晴らしいバランス感がとれていてよかったですね^^

 

そして、何気にドラマ「99.9刑事専門弁護士」の初回放送から最終回につながるであろう伏線の存在が明らかになっていることから、最終回の展開の予想はなんとなくできてしまった視聴者の方も多いのではないかと思います。

 

そして、この記事を読んでいるあなたはドラマ「99.9刑事専門弁護士」の最終回がどのような展開になるのか、、、

 

その結末が気になってしょうがないのではないでしょうか。

 

ということで、今回はドラマ「99.9刑事専門弁護士」の最終回ネタバレ予想をしていきたいと思います。

 

ドラマ「99.9刑事専門弁護士」のことをもっと詳しく知りたい方は、最後まで集中して読みすすめてください。

 

99.9最終回ネタバレ予想!

では、ドラマ「99.9刑事専門弁護士」の最終回ネタバレ予想の結論からお話ししていきましょう。

 

いままでまったく明かされることがなかった主演を務めている深山大翔(松本潤)の生い立ちの秘密が少しずつ明らかになっていき、なぜ、深山大翔が弁護士になったのか、そして、大友修一(奥田瑛二)を敵対視している理由と関係性の秘密が紐解かれながら、最終回ですべての伏線が明かされる。

 

といった流れになるのではないかと思いますね。

 

ドラマ「99.9刑事専門弁護士」初回放送での深山大翔のゆったりとした演技の仕方に最初は違和感を感じましたが、自分軸でマイペースに事件の解決をしていく深山大翔の姿勢は、周囲の弁護士とパラリーガルチームの皆さんのこともどんどん自分のペースに巻き込んでいました。

 

初回放送でドラマ「99.9刑事専門弁護士」の世界観が作り上げられ、その魅力的な作風に視聴者を引き込んでいくことに成功したと思います。

 

毎回ゲストとなる俳優さんや女優さんが出演されていることもあり、新しいゲストが出演されるごとに新しい視聴者を獲得していくのが狙いになっていそうですね。

 

ということは、最終回にもゲストで出演する方がいらっしゃるのではないかと予想できますが、その方というのはいったい誰なのでしょうか?

 

私の予想としては、同じジャニーズJr.の二宮和也さんなのではないかなと思います。

 

二宮和也さんは、ご年配の方向けの歴史あるドラマや作品に出演している傾向がありますので、最終回で二宮和也さんが出演していただくことによって、大きな視聴率アップが期待できます。

 

また、東京地方検察庁の検事正である大友修一が班目法律事務所の刑事専門弁護士深山大翔とどのような戦いを繰り広げるのかが気になるところです。

 

おそらく、血のつながっていない親子であるという流れか、深山大翔の両親を追い込んだ検事である、復習の相手である、といった形で対立するかもしれませんね。

 

なんにせよ、この二人の対立がどのようにドラマ「99.9刑事専門弁護士」の展開に影響を与えていくのか、、、

 

ここを読み解いていくのが楽しみですね^^

 

おそらく、大友修一の部下である丸川貴久(青木崇高)との対決も途中でありそうですね。

 

具体的な展開がどのように発展していくかはドラマ「99.9刑事専門弁護士」を見ながら考察をしていく必要があると思います。

 

ただ、毎回視聴率が上がっていることで絶好調であると囁かれていることもあり、これから最終回に向けてどのような演出をしていくのか、制作側はかなり考えていると思いますね。

 

おそらく、これだけの視聴率を獲得することができていることもあり、制作費用はかなりかけることができると思いますので、どのような作品を作り込んでくるのか、、、

 

楽しみです^^

 

最終回の視聴率を予想としては、視聴率28%くらいになるのではないかなと思います。

 

現在はネット環境が整っていることもあり、リアルタイムでドラマを見ることができなかった場合でも、ネットで再放送を見ることができるという恵まれた時代です。

 

そういった背景もあり、ドラマの視聴率が落ちていると思いますが、最近のドラマの傾向を見ていても、視聴率で28%なんて数字を出すことができたら、かなりすごいですよね!

 

半沢直樹ほどの視聴率は獲得できないかもしれませんが、これからどれだけののびしろを見せてくれるのか、注目ですね!!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

ドラマ「99.9刑事専門弁護士」の最終回ネタバレ予想について考察した内容をまとめてみましたが、参考になりましたか?

 

ドラマはまだ始まったばかりということもあり、今後どのような展開になっていくのか、わからない部分がありますが、最終回にどうなっていくのか、その結末を予想するのっておもしろいですよね。

 

どのような展開になるかはドラマを見続けなければわからないことですが、ドラマを見がながら展開を予想するという楽しみ方は、結構おすすめです。

 

とくに、ドラマのなかで敷かれている伏線の意図を読み解くのがおもしろいですよね。

 

ドラマの構想を立てた脚本家の裏を読めたら、かなりすごいことなので、ぜひ、あなたも実践してみてはいかがでしょうか。

 

意外にはまってしまうかもしれませんよ^^

 

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99.9評価と視聴率が高い3つの理由とは?

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ドラマ「99.9刑事専門弁護士」の評価と視聴率が異常に高いことが業界で話題になっていますね。

 

もともと広告宣伝にかなりの力を入れていたこともあり、放送前の春休みから松本潤さんが主演を務めていたドラマ「花より団子」ドラマ「花より団子2」が放送されていましたからね。

 

また、各メディアでにも露出することによって、ドラマの存在を多くの人たちに認知してもらったことが視聴率が伸びた大きな理由だと思います。

 

しかし、いくら広告をかけたとしても中身のない作品であった場合は、視聴率が毎回落ちてしまうものですが、ドラマ「99.9刑事専門弁護士」の場合は、毎回の放送毎に視聴率が上がっていますね。

 

おそらく、ドラマという作品の素晴らしさに対して、共鳴した視聴者の方々がうなぎのぼりで増えていったのだと思います。

 

その理由として考えられる立役者3名について今回はご紹介していきたいと思います。

 

ドラマ「99.9刑事専門弁護士」の評価と視聴率が高い理由をもっと詳しく知りたい方は、最後まで集中して読みすすめてください。

 

理由1:松本潤主演であること

前述しましたが、春休みに放送されたいたドラマ「花より団子」ドラマ「花より団子2」による広告効果からの松本潤さんの敏腕弁護士としての演技力が素晴らしいです。

 

久々にドラマ出演を果たしたこともあり、どのような評価をされるか心配でしたら、耳をしきりに触って思考をするという、一風変わった弁護士の松本潤さんの演出の仕方は興味深いものがありましたね。

 

水曜日に放送されているドラマ「世界一難しい恋」で主演を大野智さんが務めていますが、こちらの視聴率も高い数字を出しています。

 

やはり、ジャニーズJr.主演のドラマには、大きなバックアップが控えているのでしょう。

 

しかし、松本潤さんに関してはその影響力と演技力が掛け算方式で倍増しているので、大きな評価と視聴率獲得につながっているんだと思います。

 

理由2:榮倉奈々の美貌とギャグセンス

榮倉奈々さんが演じている立花彩乃は、自分が敏腕弁護士であると思っているけど、まだまだ実務経験が足りずに深山の足手まといとなり、いつもからかわれているという立ち位置ですね。

 

ただ、この少し抜けている感じがかわいいといいますか、榮倉奈々さんの気取らない性格がもろに出ているところだと思いますので、こういったところに魅力を感じている方は多いのではないでしょうか。

 

とくに、プ女子ことプロセス女子として、ときどきプロレス技を繰り出したり、ギャグとして使ってくるところが、また愛嬌があっていいですよね。

 

美貌とギャグセンスというあえて反対にあるものを融合したキャラクターとして、異色な魅力を感じますね^^

 

理由3:香川照之の存在感

やっぱり、香川照之さんの存在感は圧倒的ですよね。

 

数々のドラマや映画でも圧倒的な演技力を武器にして期待以上の注目を集めており、香川照之さんが出演しているからドラマ「99.9刑事専門弁護士」を見ているという視聴者の方がたくさんいるのではないでしょうか。

 

歌舞伎役者であることもあり、表情を巧みに使った表現力には定評がありますよね。

 

今回も破天荒なキャラクターを演じるかと思いきや、いまのところ、そこまで派手なことをすることもなく妻役の佐田由紀子(映美くらら)に尻にしかれている姿には、なんだか親近感が湧いてきてしまったりするくらいです^^

 

おそらく、ドラマ「99.9刑事専門弁護士」の後半戦から大きな敵との戦いをする際に香川照之さんの本領発揮といった具合になるのではないかと思いますね。

 

まだまだドラマも始まったばかりですから、1話1話を大切に視聴しながら、今後の展開を予想していきたいところです!

 

まとめ

先日、女優の井上真央さんが所属事務所から独立したことが1つの話題になっていました。

 

花より団子シリーズで松本潤さんと井上真央さんが共演をしていたこともあり、お二人が近々結婚するのではないかという話になっていました。

 

この放送によって、大衆はかなりの反応をしていましたが、もしこれがドラマ「99.9刑事専門弁護士」のプロモーションのために行われた1つの演出だとしたら、、、

 

プロデューサーはかなりの策士ですね^^

 

このままお二人が結婚するような流れになったとしたら、ドラマ「99.9刑事専門弁護士」の視聴率はとんでもない数字になることは間違いないでしょう。

 

ただ、ジャニーズJr.が結婚をしてしまうということは、商品価値を落としてしまう結果を引き起こしてしまう可能性がありますので、松本潤さんにとってだけではなく、ジャニーズ事務所にとてもリスクの高い選択となることは間違いないと思います。

 

そう考えると、結婚することはまずありえないのではないかなと思います。

 

一応、お二人が結婚することについて考察した記事を過去に作成したことがありますので気になるのであれば、こちらから確認しておいてください。

 

→ 松潤と井上真央結婚!引退する理由はパニック障害?原因はなにか

 

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ドラマ 99.9刑事専門弁護士

99.9榮倉奈々衣装レース・ブラウス・バック・パンツ・パンプス

榮倉奈々 画像
転用:https://fashionnetcom.wordpress.com/

ドラマ「99.9刑事専門弁護士」の視聴率は今シーズンのドラマのなかでトップを独走されていますね。

 

大御所俳優が主演を務めているドラマを抑えているだけではなく、作品全体としての完成度も高く、すでに映画化が検討されているほどの作品です。

 

主演である松本潤さん演じる深山という弁護士は、いままでにない新感覚のキャラクターとして多くの視聴者から「さすが!松潤!!」と高評価をいただいているみたいです。

 

また、弁護士のパートナーとしてタッグを組んでいる佐田篤弘弁護士を演じている香川照之さんとの相性も抜群ですからね^^

 

そんななか、この存在感しかない2人に負けず劣らずの立ち位置で演技をしている立花彩乃を演じる榮倉奈々さんの人気もすごいですよね!

 

今回は、そんな榮倉奈々さんがドラマ「99.9刑事専門弁護士」で着用されている衣装についてまとめてみました!

 

とっても素敵な衣装なので、キャリアウーマンとしてこれからバリバリに仕事をされたいという方、榮倉奈々さんのようなスタイルに憧れている方、春先、秋口に着用できるかわいい衣装を探している方は、最後にとって、魅力的な衣装が満載になっています。

 

ぜひ、最後まで集中して読みすすめてください。

 

ADOREダークカラーコードレースワンピース

 

99.9 榮倉奈々 衣装 画像
転用:http://flagshop.jp/fs/shop/g/g2421171436FS/

 

こちらのワンピースは、榮倉奈々さんがドラマ「99.9刑事専門弁護士」のなかでジャケットのなかに着用していた衣装ですね。

 

黒は大人っぽさのある重厚感を演出するのにもってこいのアイテムですので、白いジャケットのなかに着用するのがおすすめです!

 

仕事で女性の魅力を引き立たせる衣装の着こなしをぜひ実践してみてください^^

 

詳細はこちらから

ANAYI(アナイ)クレープジョーゼットレースボウタイブラウス

 

99.9 榮倉奈々 衣装 画像
転用:http://www.magaseek.com/product/detail/id_001747669?cid=mgsafvc

 

こちらの商品は肩の部分が少し透けており、女性の艶やかさを表現されているブラウスです。

 

キッチリと着こなしながらもエレガントな雰囲気を醸し出すことができるこちらのブラウスは、ビジネスシーンだけではなく、パーティーなどの社交場でも活用することができる使いやすさがいいですね!

 

ジャケットを羽織ってもカッコよく着こなせるはずです。

 

詳細はこちらから

 

ADOREアソートブラウス バイカラーブラウス

 

99.9 榮倉奈々 衣装 画像
転用:http://www.adore2005.com/clothing/blouse-shirt/5316110312.html

 

こちらは白のブラウスですね。

 

ところどころに黒のカラーを入れることによってアクセントになっています。

 

真っ白ではなく、あえてこのようなデザインにすることによって、高級感のあるブラウスとして大人の風格を演出することができますね。

 

ワンランク上のビジネスファッションを目指されている女性の方におすすめの1品です。

 

詳細はこちらから

 

ADOREライトジョーゼットパンツ

 

99.9 榮倉奈々 衣装 画像
転用:http://flagshop.jp/mirabella/shop/g/g2421151038MR/

 

こちらのアイテムは、シンプルに見えるなかに裾の折り返しがデザインされているカッコいいパンツですね。

 

女性のパンツといえば、ぴっちりとしたものが代表的なイメージではありますが、いままでとはまったく違うデザインであるところに新しさを感じますね!

 

ただ、足の長い女性でないと、履きこなすのは難しそうなのが難点ですね。

 

詳細はこちらから

 

フラットパンプス

 

99.9 榮倉奈々 衣装 画像
転用:http://www.rakuten.co.jp/

 

動きやすさを重視しているのか、はたまた立花彩乃を演じているときの榮倉奈々さんはプ女子ことプロレス女子なので、どこでもプロレス技をかけることができるようにしているのか、理由はわかりませんが、ドラマ「99.9刑事専門弁護士」のなかではヒールよりもぺったんこのパンプスを履いているシーンが多いです。

 

FABIO RUSCONI ファビオルスコーニパイソン型押し×ヌバック ポインテッドトゥ フラットヒールパンプス《メール便不可》【AS】【SH】(61FA-1715)(2016171)

 

]MICHAEL KORS 腕時計 KEMPTON MK2484 レディース

 

99.9 榮倉奈々 衣装 画像
転用:http://www.amazon.co.jp/

 

こちらの時計は、ドラマ「99.9刑事専門弁護士」のなかで榮倉奈々さんが着用していたものです。

 

弁護士という設定なのですが、何気に3万円以下で手に入る時計を衣装として着用しているところに親近感が湧いてきたりしますよね。

 

まだ、駆け出しの弁護士としてスキルと実績を積んでいるというのがよくわかります。

 

こちらの時計は、マイケルコースというのですが、世界中のセレブリティから人気を得ているアイテムでもありますので、おすすめです!とくにリーズナブルな金額設定というのがいいですよね^^

 

[マイケルコース]MICHAEL KORS 腕時計 KEMPTON MK2484 レディース 【正規輸入品】

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

ドラマ「99.9刑事専門弁護士」で立花彩乃さんを演じている榮倉奈々さんの衣装についてまとめてきましたが、参考になりましたか。

 

ドラマ「99.9刑事専門弁護士」開始から毎週視聴率が上昇しており、まさに、うなぎのぼり状態ということで話題を集めていますが、その1つの要因として榮倉奈々さんが出演していることも挙げられるでしょう。

 

事実、去年放送されていたドラマ「遺産相続」に関しても榮倉奈々さんが出演したことによって視聴率が伸びたと言われているくらいですからね^^

 

そんな若手女優として注目株の榮倉奈々さんが今後ドラマ「99.9刑事専門弁護士」でどのような演技を見せてくれるのか、そして、どのような美しく、艶やかな衣装を披露してくれるのか、、、

 

楽しみですよね^^今後の榮倉奈々さんの衣装に期待大です!!

 

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